【8日目(6/21(土))旭川〜旭川】

◆本日のテーマ◆山と丘と渓谷が織り成す自然のハーモニーにベルクは?


<丘を越えあの山を目指して>
<北の国から、から>
<見晴るかす大平野>
<湖と樹海と峡谷と>


<丘を越えあの山を目指して>
今日泊まったのは、この旅行で唯一ドッグランのある宿。せっかくなので、朝一でベルクを遊ばせる。
広い芝生のドッグラン。気持ちよさそうに走り回ったのもつかの間、一人ではつまらないらしく、柵際でうろうろ。
そのとき、宿のワンコ達が出てきてごあいさつ。
ベルクはゴールデンの女の子が気に入ったらしく、しきりに誘っていた。
後で聞いたら、ベルクが追い回していたのは、一番若い子だったらしい。さすがというか何というか。。。。

あ、誰かいる。 こんちは。 僕とちょっと遊ばない?
あ、誰かいる。 こんちは。 ねえ君、僕とちょっと遊ばない?
あなた、お金持ち?
。。。。。


ドッグランの大きな画像(137KB)

8:16、宿を出発。美瑛に向かう。道道294号から道道37号、そして旭川空港の脇を通り、美瑛町へ。
さすがに、延々と連なる緑の丘の景色は素晴らしい。
まだ大雪山の上の方は雲がかかりよく見えないが、それでも充分我々の目を楽しませてくれる。
最初に、セブンスターの木へ。8:49、到着。
ん〜、まあどうってことのない木だなあ。それでもレンタカーの観光客がちらほら来る。
まあ、我々もおなじだけどね。

セブンスターの木
セブンスターの木


次に、ケンとメリーの木へ。9:00、到着。
ここはすぐ横にレストハウスがあって、大雪山をバックにした一番いいアングルを塞いでいる。
それだけ観光客が多いということか。
しかたが無いので、そこをはずして写真を撮る。

ケンとメリーの木
ケンとメリーの木


ケンとメリーの木の大きな画像(57KB)

しかし、レンタカーで回る観光客が多いらしく、分岐には必ず案内板がある。便利だなあ。
まあ、道に迷われて、レンタカーでうろうろされるのも困るのだろう。

9:24、マイルドセブンの丘に到着。ここは、他と違い観光地化してなくて、畑の中にポツリとあった。
いい雰囲気だ。

マイルドセブンの丘
マイルドセブンの丘


マイルドセブンの丘の大きな画像(64KB)

まだいろんな名前の付いた木がいっぱいあるが、きりが無いのでここら辺で終わりにする。

美瑛の丘めぐりとか言って自転車で回る人もいるようだが、自転車にはキツイ坂道ばかりなので、大変だろう。
よくガイドブックに、爽やかな風に吹かれて美瑛の丘をサイクリング、なんて載っているが、
シャツの背中は汗でびっしょり、日焼けで腕は土方焼け、翌日は筋肉痛で階段降りられず、
なんてのが目に見えるようだ。
陸上部かスケート部の合宿でない限り、素直に観光バスかレンタカーで回ったほうがいいと思うがね。

9:27、美瑛を後にし、十勝岳の望岳台へ向かう。

道道996号を十勝岳に向かって一直線に上る途中、白金不動の滝に寄る。
滝自体は水量も多く、なかなか渋い滝である。
ただ、道路から50mくらい森の中に入った所にあり、その名の通りお不動さんが側に祭られていて、
滝のまわりに立ててある赤いのぼりがちょっと不気味。

そのすぐ下流がちょっとした渓流になっていたが、流れが結構速く、ベルクはおっかなびっくりだった。

白金不動の滝
白金不動の滝


渓流で遊ぶベルク(150KB)

10:14、望岳台に到着。やっぱり何も見えない。
雲はすこしづつ晴れてきていたのだが、さすがにこの高さまでくると雲の中だ。
しょうがないので、写真だけ撮って辺りをうろうろするが、景色が見えないと、岩のごろごろしたただの荒地である。
つまんない。

望岳台。雲で何も見えない。 大雪山の案内板。晴れていればなあ。
望岳台。雲で何も見えない。 大雪山の案内板。晴れていればなあ。


10:25、出発。十勝岳温泉方面へ。
途中で、吹上露天の湯という露天風呂に寄ってみた。
別に温泉に入るのが目的では無く、ドラマ北の国から、で有名になったので、どんなものかと
見てみたかったのである。ミーハーだ。
結構広くて、気持ちがよさそうな露天風呂だ。女性も、水着を着て入っている。
7〜8人入っていたが、余裕の広さだ。今度は入ってみたいなあ。
※入っていらっしゃる方がいたので、写真は撮っていません。※

道道291号を富良野方面へ一直線に下る。
とりあえず、富良野のラベンダーといえばココでしょう、ということで、ファーム富田に向かう。
途中でガソリンを給油し、11:17、ファーム富田に到着。
しっかし、すごい人出だ。
観光バスが何十台と並び、レンタカーがひっきりなしに入ってきて、な、な、何なんだよ、ココは、って感じ。
きっとこの日、北海道で一番人口密度が高かったのはココだろう。
恐るべしファーム富田。

あまりの人出に、犬連れは大丈夫なのかと弱気になる。入り口の従業員の方に聞くと、特に制限はなしとのこと。
勇んで中に入るが、人の邪魔にならないように、人に尻尾を踏まれないように、歩くのにとても気を使った。

ファーム富田のラベンダー畑。 ポピーの畑もありました。
ファーム富田のラベンダー畑。 ポピーの畑もありました。


このころになると、日差しが出てきて暑いくらいだった。ベルクにはちょっと可哀想だったかな。
そこで、日陰で休憩。飼い主だけラベンダーソフトクリームを堪能する。
ベルクはとっても欲しそうな顔をしていたが、人間用のものをあげるわけにはいかない。我慢してくれ。

ラベンダーソフトクリーム。
ラベンダーソフトクリーム。ほ、欲しいなあ。


さらに、十勝岳もよく見えるようになった。

ラベンダーと十勝岳をバックに(96KB)

11:59、人込みを逃げて麓郷の森へ。

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<北の国から、から>
私はTVドラマを見ない人なので、北の国から、も見たことが無い。
まあ、富良野を舞台にしたドラマだということぐらいは知っているし、ロケに使用した建物が残っていて
観光ポイントになっているというのも知っている。
で、行ってみることにした。ミーハーなのだ。

道道705号〜道道298号〜道道253号と乗り継ぎ、案内標識の通りに進む。
結構、遠いなあ。飛ばさないと時間が足りなくなるぞ。
と、だいぶ進み、麓郷の集落を左折すると、すぐ側にそれらしい場所が。観光客で賑わっている。12:40到着。
今年(2003年)、最終回に使った建物らしい。
近くまで行くには入場料を取るということなので、柵の外から眺めることにした。

拾ってきた家
拾ってきた家


また、すぐ横の売店の壁に、手書きのロケマップが貼られていた。
他の建物は、もう少し上にあるのかあ。
北の国からのロケマップ(55KB)

もう少し山に向かい、12:54、石の家の駐車場に到着。
ここは少し歩いた展望台のようなところから眺めるらしい。
そこで、森の中を5分ほど歩いて展望台へ。そういえば見たことある建物が遠くに。

五郎の石の家はこちら。 この階段を上ると、、、、 あ、見えた。
五郎の石の家はこちら。 この階段を上ると、、、、 あ、見えた。


次はメインの麓郷の森だ。どんどん行かないと今日は時間が無い。

13:13、麓郷の森に到着。ここも人が沢山いる。観光バスもね。

麓郷の森の入り口
麓郷の森の入り口


入り口にあった木製のマップ(72KB)

でも、ここは全体が森の中なので、ベルクも少しは涼しいかな。
森の中に、ロケに使った建物がいろいろ残っていて、それらを小径がつないでいるという、なかなかいい雰囲気のところだ。
まあ、私には猫に小判、馬の耳に念仏、というところか。
見ても、ふ〜ん、と言うだけだ。

丸太小屋 風力発電のある家
丸太小屋 風力発電のある家


とにかく人が多くて、のんびり見学できない。ゆったりと森の中を散策できたらいいと思うのだが。
レストハウスもあったのだが、早々に退散する。


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<見晴るかす大平野>
13:27、麓郷の森を出発し、帯広方面へ。目指すは十勝岳の向こう側の、然別湖、糠平湖である。
道道253号から国道38号に出て、狩勝峠方面へ。
国道38号は、旭川〜帯広間のメイン国道なのだが、3日目に走った国道274号の日勝峠よりは
全然トラックなどの大型車が少なく、まあまあ走りやすい。

14:15、狩勝峠に到着。十勝平野がよく見える。素晴らしい景色だ。

狩勝峠
狩勝峠


狩勝峠からのパノラマ画像(193KB)

狩勝峠を下り、道道718号〜道道593号〜道道85号と裏道を進み、然別湖へ。
15:10、途中の扇が原展望台に寄る。
ん〜、ココも絶景だ。ここからは十勝平野が180度見渡せるということでその名が付いたとのこと。
交通量も少なく、のんびり景色を堪能できる。
そして、道路沿いに駐車場と展望台があるのだが、その駐車場をキタキツネがうろうろしている。
ベルクが気が付いていたら大騒ぎだろうが、疲れて車の中で爆睡中。よかったあ。

扇が原展望台 展望台にいたキタキツネ
扇が原展望台 展望台にいたキタキツネ


扇が原展望台からのパノラマ画像(198KB)

景色を眺めていると、遠くからドーン、ドーンという音が響いてくる。陸上自衛隊の然別演習場だ。
今年(2003年)の3月、84ミリ無反動砲の実弾射撃訓練中に、実弾一発が着弾地を外れ行方不明に
なるという事件があったところだ。
まさか、こんな展望台の所まで弾が届くとは思えないが、音だけでも結構圧迫するものがあった。
しっかりしてくれ陸上自衛隊よ。

15:14、扇が原展望台を出発。白樺峠を越え、然別湖畔へ。


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<湖と樹海と峡谷と>
15:22、然別湖畔に到着。
何かイベントをやっているらしく、学生が沢山いたので水際まで降りるのは止めにした。
看板の前で写真を撮っただけで、時間も無いので先を急ぐ。

然別湖
然別湖


ここから先の、然別湖畔を通り幌鹿峠を越えて糠平湖までの道道85号は、地図上に“道幅狭く見通し悪い”と
注意書きがあったり、湖畔の道路わきに“この先道幅狭い。通行注意”とあったり、どんな悪路かと緊張していたが、
何のことは無い、1.5車線で全線きれいに舗装された快適な山道だった。
本州だったらこういうのを“狭い”とは言わない。確かにカーブで見通しが悪い所はあるが、慎重に運転すれば問題なし。

然別湖畔の道路
然別湖畔の道路


北海道と本州との道に対する感じ方の違いには、この後三国峠への国道でも思い知ることになるのである。

15:59、糠平湖畔に到着。
湖畔のキャンプ場脇の看板で写真を撮り、ベルクを水遊びさせるために湖岸へ。

糠平湖
糠平湖


糠平湖の大きな画像(88KB)

この季節は水が少ない時期なのだろうか。随分下のほうに湖面がある感じがした。
湖岸を下って水際までくると、昔生えていた木の名残だろうか、水面にチョコッと顔を出した物がある。
ベルクがそれに興味津々。恐る恐る正体を確かめに水に入る。
へっぴり腰で匂いを確かめ、生き物でないことを確認すると、さっさと背を向けて別の方に興味が移ってしまったようだ。

あれは何だ? チェ、ただの木だったよ。
あれは何だ? チェ、ただの木だったよ。


しばらく水遊びした後、16:13、出発。

国道273号を北上する。
この道はまるで高速道路のような道である。

まるで高速道路のような国道 三国峠
まるで高速道路だ。 三国峠


樹海が広がる三国峠からの眺め(59KB)

その後層雲峡により宿に戻った。

層雲峡・大函
層雲峡・大函


大函の大きな画像(140KB)


旧道のトンネル。なんか不気味。 入り口近くのお地蔵さんが余計に怖い。
旧道のトンネル。なんか不気味。 入り口近くのお地蔵さんが余計に怖い。



流星の滝。写真だと小っちゃく見える。 銀河の滝。近くまで行ければなあ。
流星の滝。写真だと小っちゃく見える。 銀河の滝。近くまで行ければなあ。




明日はいよいよ北海道最後の日。さみしいなあ。



【本日の走行距離:396.2km】
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