【9日目(6/22(日))旭川〜函館】

◆本日のテーマ◆北の大地の厳しさと優しさを胸に涙の別れが


<札幌の街と仲間たち>
<自然の力に驚嘆する>
<とうとう別れの時が>


<札幌の街と仲間たち>
今日で北海道ともお別れだ。なんか寂しいなあ。でも今日は北海道在住のサモ仲間と会えるのが、とても楽しみだ。
8:08、宿を出発、道央道に向かう。
道道212号を真っ直ぐ西へ行き、旭川市街へ。市街を貫く四条通りを抜け、8:43、旭川鷹栖ICに入る。
札幌方向は結構車が走っている。道東自動車道とはえらい違いだ。
でも、東名や関越道なんかと比べたらスカスカでゆったり走れるけどね。

砂川SAでトイレ休憩。
植え込みに羊の親子(作り物)がいた。ベルは興味津々。作り物でもお尻の匂いから嗅ぐんだなあ。
でも、動かないので面白くないようだ。すぐに飽きてしまい、草むらに顔を突っ込んでいた。

君たち、なんで固まってるの? 動かないからつまんないや。
君たち、なんで固まってるの? 動かないからつまんないや。


9:57、札幌ICに到着。さすがに大都会だ。車が多い。今までのように○○kmで飛ばすわけにはいかない。
羊ケ丘公園の入り口のローソンでいったん待ち合わせ。迎えに来てもらい、グリーンドーム(の横の芝生広場)へ。
もう、みんな集まってくれている。ベルクは久しぶりのサモ友達に大興奮だ。

集まってくれたサモをはぐはぐしたり、偶然居合わせた地元北海道のTV局の取材を受けたり、楽しい時間をすごした。

集まってくれた仲間たち
集まってくれた仲間たち


TV取材も受けた
TV取材も受けた


オフ会の詳しい内容はこちら

しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、すぐに出発の時間に。名残惜しいが、行かなくてはならない。
12:12、みんなに見送られて出発。また来るよ〜。

今日はフェリーに乗るために、夜までには函館に着いている必要がある。
でも、せっかく来たんだから札幌市内を一応観光して行こう、ということで、大通り公園方面へ。

まずは、ラビの旅行前からのリクエストであった、雪印パーラーへ。
(もちろんベルクは車で留守番) アイスとパフェを食べた。さすがにおいしいなあ。(いけね、写真を撮り忘れた)

ラビ念願の雪印パーラー
ラビ念願の雪印パーラー


次は時計台とテレビ塔だ。大通り公園近くの駐車場に車を停め、ビル街を歩く。
ベルクは、草むらが無いので少々ご不満の様子。

コンクリートばっかりでつまんない。
コンクリートばっかりでつまんない。


13:22、時計台に到着。まあ、ここは何回か来たことがあるが、いつ来ても観光客がいっぱいだ。
しかも、ビル街の真ん中にあり、正面は車がたくさん通る道路に面しているので、結構写真が撮りづらい。
タイミングを見計らってベルクを座らせ、下からあおって素早く写真を撮る。少し傾いてしまったが、まあいいか。

でへ、これ時計台。
でへ、これ時計台。


次は大通り公園のテレビ塔前へ。
日曜日ということもあって、観光客や買い物の人たちで賑わっている。
ちょうど花壇の前のいいポジションが空いていたので、そそくさと写真を撮る。
もしかして、芝生は立ち入り禁止だったのかなあ。ホントに知らなかったんだよ。

ふ〜、あれがテレビ塔だよ。
ふ〜、あれがテレビ塔だよ。
でも暑いなあ。


大通り公園で(124KB)

今日も相変わらず暑い。特にコンクリートは照り返しが強く、ベルクはもっと暑いだろう。
と、いうことで、この辺で退散すべく駐車場へ。

あ〜、冷た〜い水が飲みたいなあ。
あ〜、
冷た〜い水が飲みたいなあ。


13:55、出発。途中でガソリンを給油し、国道230号を中山峠へ。


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<自然の力に驚嘆する>
中山峠への国道は追い越し禁止区間が延々と続く。そういう時に限って前にトロい車がいるんだよなあ。
イライラしながらも、どうしようもないのでジッと耐え、15:48、洞爺湖を望むサイロ展望台へ到着。
ふ〜、疲れた。
洞爺湖はちょっと霞んでいるが、いい景色だ。
対岸に昭和新山が見える。その右側には、有珠山がまだ噴煙を上げている。

サイロ展望台
サイロ展望台


洞爺湖のパノラマ画像はこちら(174KB)

16:00、展望台を出発。湖畔に向かう。
ここでお土産などを買い、湖畔の広場で少し休憩した後、有珠山へ。

洞爺湖畔 へへ、ちょっと眩しいなあ。
洞爺湖畔 へへ、ちょっと眩しいなあ。


有珠山は2000年に噴火し、地元の洞爺湖温泉が大変な被害を受けたのは、ご存知の通り。
あれから3年が経ち、そのときの噴火口の辺りが西山火口散策路として整備され、誰でも気軽に行けるようになっている。
しかも無料というのが嬉しい。駐車場は有料(300円)だけどね。

有珠山西山火口散策路 陥没した道路
有珠山西山火口散策路 陥没した道路、では無くて、
もともと下り坂だったのが
向こう側が隆起してしまったもの。


地面が隆起して道路がガタガタになったり、お菓子工場がメチャクチャになったりした跡がそのまま残されている。
火口からは噴煙(水蒸気か?)がいまだに立ち昇っているし、自然の力のもの凄さに圧倒されるばかりだ。

隆起してガタガタになった道路 西山火口第一展望台
隆起してガタガタになった道路 西山火口第一展望台
噴煙が今も噴き出している

西山火口第二展望台(78KB)



メチャクチャになった工場跡
メチャクチャになった工場跡

工場跡の大きな画像(80KB)



折れた電柱
折れた電柱
向こうにポツンと白いのがベルク


しかし、散策路入り口横の売店の一つが、○山○春の歌を大音量で流していたのは興ざめだった。
○山○春がどうだとかいうのではなく、この場にそぐわないじゃないか。
あ〜あ、これで一気に、ただの観光地になり下がってしまった。
しかも、なんで○山○春なんだ?足寄町ならいざ知らず、虻田町に何かゆかりがあるのだろうか。
よく考えて欲しいものだ。


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<とうとう別れの時が>
16:47、出発。
いまだに復旧工事の続く道を通り、海沿いの国道37号へ出る。
そして、洞爺虻田ICから道央道に入り、国縫ICへ。
18:24、国縫ICを下り、北海道初日とは逆に左に海を見ながら南下する。

ちょうど、夕日が山の向こう側に沈んでいく。こういう景色は、きれいだがやっぱり寂しいもんだ。

北海道最後の夕日が沈んでいく。。。。
北海道最後の夕日が沈んでいく。。。。


すっかり暗くなった国道5号を爆走し、20:00、函館駅前に到着。
お土産を買おうとしたが、この時間になるとどこも閉まっている。困った。
うろうろ探し回ったところ、函館国際ホテルの前の海産物屋がまだ開いていた。助かった。
ここは23時までやっているとのこと。夜遅くにお土産のカニを買いたくなったらここに来るといい。

ということで、あとは夕食と風呂だ。
いろいろ考えたが、結局、北海道初日に行った、日帰り温泉施設「しんわ湯」へ。
ここは、レストランも併設されているので、とても便利。
また、営業時間も24時まで(チェックインは23時まで。レストランも23時まで)開いているので、
今回のように夜中のフェリーの場合も使える。

帰りのフェリーは、3:00発。行きに乗った便の折り返しに乗ることになる。
早めにフェリーターミナルに行き、乗船手続きをして待っていると、2時前に“びなす”が入ってきた。
行きに乗ったのと同じ船だ。なんか懐かしいなあ。

これから乗るフェリー
これから乗るフェリー
行きと同じ“びなす”だ。


行きと同じで上層のカーデッキへ。今回は大きなキャンピングカーが一緒だ。

船首から乗り込む フェリーの中。
船首から乗り込む フェリーの中。


行きと同じようにベルクを車に残し、船室へ。
定刻どおりに船は出港した。窓から見える北海道が遠ざかっていく。あ〜あ、本当にさよならだ。
しかし、あまり感傷に浸ってもいられない。明日のために寝ておかないと。

明日は青森から岩手へと山岳ドライブだ。


【本日の走行距離:478.4km】
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