【3日目(8/10(日))十勝清水〜旭川】

◆本日のテーマ◆広大な牧場の道と原生林の道。牛には会いたい、クマには遭いたくない


<台風一過>
<風を切る>
<ありゃ通行止め!?>
<雨の峡谷>


<台風一過>

昨日は雨の中を長時間運転したので、疲れて早々と寝てしまった。
朝、ベルクの散歩のために外に出ると、いい天気!
台風はもう通り過ぎてしまったようだ。やったね。
少し風が強いが、真っ青な空がまぶしい。
宿の前の広い草原をぐるっと一回りする。
昨日の豪雨で水たまりになっている所もあるが、牧草が生えているので汚れることが無いのが嬉しい。

宿の前の草原 宿をバックに
宿の前の草原 宿をバックに


いい天気
いい天気だね。気持ちいいなあ。


宿を8:40出発。今回の旅行では4日後にまたここに戻ってくる予定だ。
次は必ず露天風呂に入るぞと心に誓う。

十勝清水ICから道東自動車道に乗る。
ICの係員の方に聞くと日勝峠が通行止めになっているとのこと。
どうりで峠方面から車が全然来ないわけだ。
昨日のうちに通過して良かったなあ。
また、昨日はフェリーも欠航になったようだ。
お盆の時期で満員でなければ、ちょうど欠航になった頃の便を予約しただろうから、運が良かった。

青空の道東自動車道を快走し、9:02、音更帯広ICに到着。
国道241号、道道133号を通り、前回行きそびれた、十勝牧場の展望台を目指す。
途中、例の白樺並木を通る。やっぱり“北海道”という雰囲気がするなあ。
白樺並木を抜け、牧場の中を、馬を見ながら案内板に従ってしばらく走る。
道は未舗装だが、幅も広く快適な道だ。

馬も気持ちよさそう 快適な道
馬も気持ちよさそう 展望台に向かう快適な道


9:20、小高い丘にある展望台に到着。まだ時間が早いのか、誰もいない。
少し風が強いが、青空と雄大な景色がとっても気持ちいい。昨日の豪雨がうそのようだ。
十勝の山並みを眺め、草原を渡る風に吹かれて、あたりをしばらくうろうろする。

まだ誰もいない えへ、気持ちいいなあ
まだ誰もいない えへ、気持ちいいなあ


十勝牧場展望台のパノラマ画像はこちら(422KB)


9:39、展望台を出発。音更町のソフトクリーム屋に向かう。


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<風を切る>

ちょっと風が強いので、ベルクにゴーグルをつけさせてみる。
ベルクは窓から顔を出して風を受けるのが好きなのだが、ゴミや砂が目に入るとやばいなあと
いつも思っていたのだ。
そこで、春に湘南に行ったときに購入したままになっていた犬用のゴーグルをつけさせたのである。
つけた瞬間ベルクは固まっていたが、やっぱり嫌がって前足で外そうとする。
「こら」と言って止めさせると、あきらめたのかそのまま窓から顔を出した。
そこでしばらく走ることにした。

気分はライダー?
気分はライダー?


最初は調子が良かったのだが、ゴーグルがベルクの顔の形に合わないのか、段々とずれてくる。
結局、十勝牧場を出たところで外してしまった。
まあ、徐々に慣らせていけばいいだろう。

ふ〜。こっちのほうが見やすいよ はれれ、ほかひいなあ。
ふ〜。こっちのほうが見やすいよ はれれ、ほかひいなあ。


9:55、音更町のソフトクリームHOUSEに到着。なんか派手なお店だ。

ソフトクリームHOUSE
ソフトクリームHOUSE

物欲しそうなベルクを車に残し、ソフトクリームを食べる。
まあ、それなりの味かなあ、おいしいけどね。
10:06、出発。ナイタイ高原牧場を目指す。

国道241号を北上し、上士幌町で左折し道道806号に入る。
途中、道路工事中で迂回。昨日の豪雨の影響なのか。
迂回路を通り、道が山裾を登り始めると、両側に牧場が広がってくる。
有名な観光スポットなので、道の先の方には結構車が走っているのが見えるが、豆粒のようだ。
しかし、広いなあ。

この先は牧場だ 山裾の牧場を貫く道
この先は牧場だ 山裾の牧場を貫く道


気持ちのいいアップダウンが続く牧場の中の道をしばらく行き、最後の坂を上りきると
雄大な景色の展望台に到着。11:00。
すごい眺めだ

この坂を上りきると 雄大な景色の展望台
この坂を上りきると。。。。 雄大な景色の展望台


気持ちいいなあ
ふぇ〜気持ちいいなあ


台風一過で、雲は多めだが空気が澄んで、十勝平野の雄大な眺めがすばらしい。
ここは結構有名な観光スポットなので、観光客の車が多い。観光バスも来ている。

ナイタイ高原牧場からのパノラマ画像はこちら(177KB)


広くて気持ちがいいんだけど、ベルクは離せないし、お昼に近い時間になるとさすがに日差しが暑い。
なので、しばらくあたりを散策し、写真を撮ったら出発することにする。

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<ありゃ通行止め!?>

11:18、出発。この後は、牧場の脇から林道に入り、道道85号の鹿幌峠に抜ける予定だ。
いったん来た道を引き返す。途中で牛の群れが道端でのんびりと休息中のところにぶつかった。
ベルクは興味津々だが、意外にもふがふが言うことはなく、じっと見ていた。

休息中
休息中。。。。。


そして展望台への入り口まで降りて、来た道と反対側の山の中へ。
牧場の建物の脇を抜ると、この先は鹿幌峠峠への不二川迂回林道だ。
さあ、行くぞっと気合を入れたところが、なんと通行止めの看板が!
昨日の豪雨で通行止めになっているらしい。なんだよう。

通行止めの看板
通行止めの看板


まあ、危険なのなら仕方が無い。しかしどうしようか?
しばしの思案の末、この後通る予定の糠平湖の湖畔に林道があったことを思い出す。
とりあえず糠平湖まで行ってみるか。

ということで、上士幌町まで戻り、国道273号をさらに北上し、糠平湖へ。
この林道は、糠平ダムの堤防脇から湖畔に沿って半周するもので、途中でJRの廃線跡が望めたりして結構有名なのだ。

ダムに到着し、林道入り口前まで来ると通行止めの標識などは何も無い。
よかった、行けるかな?
そのとき、向こうから車が1台向かってくる。もしや、と思い、一応確認しておくことにする。
「すいません、この先通り抜けられますか?」
「いやあ、だめだね。途中のがけ崩れで通れないよ」
なんと!ここでも台風の爪あとが。

しょうがないので写真だけ撮って、諦めることにする。

糠平ダムから
糠平ダムから


今日はどこも通行止めだ。素直に国道を通って旭川まで行くかなあ。
でも、時間が余ってしまうぞ、ということで、途中の銀泉台に行ってみることにする。
国道273号をさらに北上する。
原生林の中を貫く高速道路のような道を突き進み、12:55、三国峠に到着。

三国峠
三国峠
ふぁ〜、眠いねえ


ふ〜、小休止だ。

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<雨の峡谷>

13:08、三国峠を出発。トンネルを抜けると曇っていて、青空は見えない。
十勝側と違って、峠の西側は曇りだ。山の上の方は雨が降っている様子。

大雪湖の脇で国道273号から道道212号に左折。銀泉台を目指す。
ここは秋の紅葉が見事な場所で、よく写真でも紹介されるところだ。

ところが、左折して道道に入ったとたんに雨が降ってきた。
しかも、雲というか霧も出てきた。こりゃ上に行っても何も見えないかなあ。

道は、道道といえども、未舗装路と舗装路が交互に現れ、道幅が狭いところや見通しの悪いカーブ
などが所々にあるような山道である。
ま、普通のセダンでも特に問題は無いだろうがね。

未舗装路 舗装路
未舗装路 舗装路


13:47、銀泉台に到着。やっぱり雲で何も見えない。

ここは大雪山赤岳の登山口になるので、みやげ物屋や食堂を兼ねた山小屋が営業中だった。
家族連れの車もちらほらといたが、みんな寒そうにしていたなあ。
(霧雨が降っていて、半袖じゃ我慢できないほど)

銀泉台
銀泉台。何も見えない。


来た証拠に看板の写真だけ撮って、すぐ出発。

国道273号まで戻り、大雪ダムのところで国道39号とぶつかり、左折し層雲峡へ向かう。
前回は時間が無くて、大函と銀河・流星の滝をちらっと見ただけなので、今回は遊歩道を
歩いてみる予定なのだ。

14:23、層雲峡の駐車場に到着。
夏休みなので銀河・流星の滝の周辺は混雑していたが、奥の遊歩道入り口付近はガラガラだった。
ただ、弱い雨が降っているのが残念だなあ。でも片道2km程なので、傘を持って出発。

遊歩道を歩き始めてしばらく行くと、左手の山の斜面になにやら茶色い物体を発見。
よく見るとシカだ。
写真を撮ろうと思ったが、遠くて、木の陰にいるので暗くてうまく撮れない。
なんとかシカの形が分かる程度の写真しか撮れなかった。

ベルクはといえば、地面の匂いばっかり嗅いでいるので、全然気が付かない。まったく。
でも気が付いたらダッシュして大変だ、ということで足早に先を急ぐ。

層雲峡の遊歩道 シカがこっちを見ている
層雲峡の遊歩道 シカがこっちを見ている



天城岩の所まで来ると、通行止めになっている。
本来なら小函と呼ばれる名勝まで行けるのだが、崩落(今回の台風とは関係ない)のため、
途中までしか行けないとのこと。
なんだ、これからがいいところ(だと思われる)なのに。
しょうがないので写真を撮って引き返す。

天城岩 偉そうなベルク
天城岩 ふん、こんなもんか。
(偉そうなベルク)


帰り道に山の斜面をみると、さっきのシカがまだいた。よっぽどヒマなのか。うらやましいなあ。

駐車場まで戻り、銀河・流星の滝が一度に見れるという、双瀑台に登ることにする。
駐車場の横にかなり急な階段が上に続いている。いやな予感。

双爆台への登り道
双爆台への登り道


急な階段を登ること20分、やっとこさ双瀑台へ到着。ふ〜、疲れた。
ここからだと、確かに銀河の滝と流星の滝が一度に見れる。なかなか趣のある眺めだ。
でも、遠くに眺めるので、迫力という点ではイマイチ。
やっぱり、滝は飛沫を浴びるくらい近くによって見たいものだ。

前回の旅行記でもちらっと書いたが、どちらの滝も、もっとず〜っと近寄って見てみたい。
迫力が違うだろうなあ。
ここまで観光地化されてるんだから、いまさら自然破壊もないもんだと思うがねえ。

右が流星の滝、左が銀河の滝 でへ、来たかいがあったね
右が流星の滝、左が銀河の滝 でへ、来たかいがあったね。


今登った道を降りて(登りより下りのほうが足元に気を使う)駐車場に戻る。

16:10、層雲峡を出発。

国道39号を旭川方面に進み、途中の愛別町で道道140号に左折。
そのまま旭川市街をパスして、旭山公園の手前を通り、道道940号で東川町へ。
そして17:23、今日の宿、ミルキアンドサリハウスに到着。

この宿には広い芝生のドッグランがあるのだが、ベルクは結構疲れているみたいで、あまり
走り回らなかった。

しかし、今日は結構のんびり走ったなあ。いいことだ。


明日は今が見ごろのひまわり畑を見に行く予定だ。きれいだろうなあ。


【本日の走行距離:326.9km】


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