【4日目(8/11(月))旭川〜旭川】

◆本日のテーマ◆滝の飛沫を浴び、ひまわり畑でホンワカする


<滝の飛沫を浴びる>
<橋が落ちる?>
<真っ黄色!>
<5万km突破!>


<滝の飛沫を浴びる>

今日は、走行距離も少なく、のんびりドライブの予定だ。
当初は北竜町のひまわり畑を見た後、日本海まで足を伸ばす予定を立てたのだが、北海道では
早朝出発ばかりなので、たまにはゆっくり朝食を食べたいというラビの意見で、日本海まで
出るのはやめにしたのである。
ということで朝食をのんびり食べ、9:30、宿を出発。道道212号〜213号を天人峡へ向かう。

10:02、天人峡へ到着。
天人峡温泉街の手前の公共駐車場に車を止め、遊歩道を歩いて行く。
10分ほどで羽衣の滝へ。なかなか素晴らしい滝だ。
二段になって落ちていて、羽衣の様に優美な姿を見ることができる。
滝に向かって左側を少し登ったところに見晴台があるが、滝壺の近くからも全景を見ることができる。
どちらから見た滝がいいかは好みの問題だと思うが、私は滝壺の近くから見た方が好きだなあ。

羽衣の滝へ向かう道 羽衣の滝
羽衣の滝へ向かう遊歩道 でへっ


羽衣の滝の大きな画像はこちら(571KB)


次に、この奥にある敷島の滝を見に行く。
羽衣の滝の脇から遊歩道が延びているのだが、人が一人やっと通れるくらいの山道になっている。
しかも“この先は道幅がせまく所々足場が悪いところがありますので注意してください”との注意看板が。
「ふ〜ん、そうなんだ」と軽く考えて先に進んだのだが、これがとんでもない道だったのである。

先に進んですぐ現れたのは、錆び付いて今にも手すりがもげそうな橋(というか渡り廊下みたいなもの)。
足早に渡り、その先は川沿いを行くのだが、足元がぐちょぐちょで大きな水たまりとかがあり「ベルクが
汚れちゃうなあ、車に乗せる前に洗わないと(この時はまだ汚れを気にする余裕があった)」などと思いながら進んでいく。

細い山道 錆びて落ちそうな橋 大きな水たまり
細い山道を奥へと向かう 錆び付いた橋を渡る・・・・ 足元には大きな水たまりが・・・・


どんどん進んでいくと、さらにもの凄いことになっていく。
急な登りや下りは当たり前、足元がちゃんと階段状になっていなくて崩れそうだったり、ついには本当に崩れて
道が無くなっていて(ロープで簡単に仕切ってあった)急ごしらえの迂回路ができていたり、こりゃちゃんとした
トレッキングの装備が必要なんじゃないの?っていう道が続く。
しかも極めつけは、いきなり急な階段(のような崖のような道)が川の方にくいっと曲がり、大岩ごろごろの
川原を歩かされるのである。
いつもは温厚な私なのだが、「これのどこが“遊歩道”じゃい!」と叫びたくなるような道であった。
という感じで、わずか7〜800mなのにえらく時間がかかって、やっと着いた。

道が崩れている これが道か?
道が一部崩れている! こんなの遊歩道と言えるか?



やっと着いた
ふ〜、やっと着いたよ


滝のすぐ近くまで行けそうなので、最後の一踏ん張りと、ごろごろした岩を乗り越えて行く。
目の前で見ると、今回の大雨の影響もあるのだろうか、水量が多くものすごい迫力だ。
飛沫を全身に浴びると、途中の山道の苦労が報われる感じだ。

敷島の滝の前で
敷島の滝。
水量が多くすごい迫力!


敷島の滝の大きな画像はこちら(144KB)


滝の飛沫とマイナスイオンをたっぷり吸収したところで、引き返すことにする。
帰り道も同じ苦労をし、やっとの事で駐車場まで戻る。
ベルクの汚れを洗い(と言ってもあまりきれいにならない)、11:35、出発。


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<橋が落ちる?>

道道213号〜212号を旭川方面へ戻る。
旭川市街は道道294号〜90号と迂回して、国道12号に左折し、神居古潭へ向かう。
12:44、神居古潭に到着。
ここは上川盆地を流れてきた石狩川が急に幅が狭まり急流になるところで、昔は難所の一つだったという。
また、トンネルができて廃止になってしまった旧函館本線の神居古潭駅が保存されている。

真っ白な神居大橋 石狩川の眺め
真っ白な神居大橋 橋の上から石狩川を臨む


駐車場から真っ白な神居大橋を渡り、向こう岸の旧神居古潭駅へ。
この橋は床が木製で、いい味を出しているのだが、たもとには“一度に100人以上渡れません”の看板が。
じゃあ、101人乗ったら橋が落ちてしまうのか?
なんかそう言われると、かえって怖くなってしまう。おそるおそる渡りきった。

100人以上渡れません
100人以上渡れませんだって


向こう岸には、川沿いの急斜面にへばりつくように建てられた神居古潭駅が保存されていて、
さらに線路の跡はサイクリングロードとして整備されている。
ここら辺はトンネルが多く、サイクリングしたら気持ちいいだろうなあ。
さらにホームの横にはD51やC62などの“名”機関車があった。
この場所を、この機関車が走っていたのだろうか。
ベルクはこの大きな黒い物体が何物なのか確かめようと、しきりに匂いを嗅いでいた。

ホームで汽車を待つベルク この大きくて黒いのは何?
ホームで汽車を待つベルク この大きくて黒いのは何?


こんなのが走ってたんだってさ
こんなのが走ってたんだってさ


また、駅舎の横には動輪がモニュメントとして保存されていた。

ばぁ
ばぁ


しばらくぶらぶらし、また神居大橋をこわごわと渡り、駐車場に戻る。
さて、13:09、ひまわり畑に向けて出発だ。

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<真っ黄色!>

国道12号をすぐに道道57号に右折。
さらに道道47号〜94号と進み、国道275号を右折し13:49、北竜町ひまわりの里に到着。
夏休みだけあって、家族連れでいっぱいだ。

見事なひまわり畑
見事なひまわり畑


盛りをちょっと過ぎているため、頭が重くなっているのか下を向いている花が多かったのが残念だが、
しかし、これだけひまわりが咲きそろうと見事の一言だ。
看板では、例のごとくベルクの前足掛けポーズで写真を撮る。
すると、ここでも“かわいい”の声が。
本人はいい気になって尻尾をふりふりして愛想を振りまいているが、ご褒美を上げるのはこっちだぞ。
まったく。

でへ、きれいだね
でへ、ひまわりってきれいだね


ひまわり畑のパノラマ画像はこちら(284KB)


広大なひまわり畑の中に迷路を作ってあったりして、家族連れには楽しそうなところだが、ベルク連れなので
取りあえずぐるっと一周する。結構、距離があったなあ。
また、畑の下の方に、世界のいろいろな種類のひまわりが育てられていた。
紅いのやらオレンジ色のやら、ダリアみたいなのだとか、見たこともないのがいっぱいあった。

でへ、でへ、いろんな種類があるよ
でへ、でへ、いろんな種類があるよ


今日は曇り空なのだが、これだけ歩くと冷たいものが欲しくなる。
ということで、駐車場横の地元の物産売り場で、ひまわりソフトクリームなるものをゲット。
ひまわりの種を細かく砕いた物を入れてあるらしい。
確かにナッツ系の味がしたが“ひまわり!”とは言われてみないと分からないなあ。

ひまわりソフト
ひまわりソフト
おいしそうだなあ。ゴクリ。


ひまわりソフトクリームなるものも食べたし、一応満足して、14:43、出発。
この後は芦別、美瑛を通って返る予定だ。

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<5万km突破!>

国道275号を滝川方面に進む。途中、道の駅「田園の里うりゅう」でトイレタイム。
道道279号に左折し、滝川から道道564号と国道38号で芦別方面へ。
15:55、芦別でガソリン給油。
さらに国道38号を富良野方面へ向かい、途中の滝里湖の脇からショートカットし、中富良野町へ。

富良野・美瑛は前回一通り回っているし、この時期は道路も施設も大混雑だろうということで、パスすることにした。
そこで裏道の道道759号〜581号〜70号を通り、国道237号に出た。
国道はやっぱり混雑していたので、道道213号に右折し、北美瑛駅の脇を通り、東神楽町を目指す。
東神楽町の東神楽森林公園には、日帰り温泉施設の「森のゆ花神楽」があり、宿に帰る前に
露天風呂でも入っていこうということになったのである。

17:09、花かぐらの湯に到着。旭岳を望む絶景の露天風呂を堪能する。
その間ベルクは車で留守番だがしょうがない。ま、お風呂(シャンプー)は嫌いだからいいでしょ。

18:03、宿に到着。今日は楽だったなあ、と思ってトリップメーターを見ると、なんと50,009kmに
なっているではないか!
50,000kmで写真を撮ろうと思っていたのにぃ!不覚だ。
まあ、2年半で50,000kmとは良く走った方だろう。大きな故障もなく良く走ったものだ。
特に前回と今回の北海道旅行で9,000km以上!普通の人の1年分は走る事になる。
大したもんだ、と一人で納得する。

5万km突破!
5万km突破!


今日は走行距離が250kmもいかなかったので、楽だったなあ。
しかし、300km以下だと短く感じられてしまうのが恐ろしい。東京じゃ考えられないぞ。


明日は今回の旅のメインイベント、知床のカムイワッカ湯の滝に行く予定。


【本日の走行距離:247.1km】


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