【3日目(5/1(土))ニセコ〜旭川】


<今日はいい天気!>
<遭難?>
<滝めぐりのはずが。。。>
<まったり>


<今日はいい天気!>

昨晩は夕食にワインなんぞを飲んでしまったものだから、早めに寝てしまった。
起きてみると、朝からいい天気だ。 \(^o^)/
今日は、支笏湖畔を通って旭川まで移動する予定である。
途中、いくつかの滝を見に行く予定で、昨日の賀老の滝の分まで飛沫を浴びてこよう。

いつもの通りに朝食前にベルクの散歩に出る。
ん〜、天気が良くて、清々しくて気持ちいい。
ニセコひらふスキー場がよく見えるが、上の方はまだまだ雪がいっぱいで充分滑れそうだ。
羊蹄山もきれいに裾野まで見える。
ベルクは地面の匂いばかり嗅いでたけど。。。。

後ろの雪山はニセコひらふスキー場 (逆光だけど)羊蹄山が素晴らしい
後ろの雪山は
ニセコひらふスキー場
(逆光だけど)
羊蹄山が素晴らしい

9:05、宿を出発。
道道343号から倶知安町で国道5号を左折、さらに国道276号に右折し、京極町方面へ。
途中、朝日に輝く羊蹄山が素晴らしかった。

まだ雪を被った羊蹄山 国道276号
まだ雪を被った羊蹄山 国道276号を快走

国道276号を東に向かい、京極町、喜茂別町、大滝村と通過して行く。
この道は交通量が多い。トラックの後ろになるといらいらするが、しょうがない。
特に上り坂では速度がガクッと落ちて、排気ガスまみれになってしまう。
登坂車線があれば追い越せるのになあ。何とかして欲しいもんだ。
ようやく美笛峠のトンネルだ。
これを抜けたら、本日の第一の目的地である美笛の滝も近い。

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<遭難?>

美笛峠のトンネルを抜け、支笏湖に向かって坂を下っていく。
快適な高速コーナーが続き、かなりのハイスピードだ。

支笏湖に向かう下り坂の途中に、美笛の滝の入り口がある。
峠方面から来ると左側にあり、鋭角に戻るような形でカーブを切る必要があるのだ。
去年、入り口の位置は確認してあったので通り過ぎないように注意していたのだが、
あまりにハイスピードなのでやっぱり通り過ぎてしまった。おっとっと。(^。^;

美笛の滝入り口の看板
美笛の滝入り口の看板


看板に従い左折すると、道はダートになる。
ダートとは言っても、道幅が広く路面もよく整備されていて、見通しもよく走りやすい。
「なんだ、雪も無くて楽勝じゃん」などと話していたのだが。。。。。。

しばらく行くと行き止まりに。
駐車場からは少し歩くという情報だったので、ここまでは予想の範囲である。
10:30、どん詰まりに車を停める。

しかし、先の方にはやはり雪が積もっているのが見えたので、
「ここから歩きかぁ、念のため長靴に履き替えていこうかね」と靴を履き替えた。
この後すぐに、長靴を持ってきて良かったぁと思い知ることになるのである。

美笛の滝へ続く道 ここから先は歩き
美笛の滝へ続く道 ここから先は歩き


100m程歩くと、美笛の滝こっちの看板が。
しかし、矢印で示された方向はまだ残雪がタップリで、遊歩道なんて
どこにあるのか分からない状況だ。
本当に滝まで行けるのか?不安がよぎる。

美笛の滝こっち
美笛の滝こっち?
雪で道がよく分からない


しかし、よく見ると人の足跡がたくさん付いている。
これを辿っていけば大丈夫だろう(たぶん。。。。。(^。^;)

ということで残雪の中を歩き出す。
結構踏み固められていて、思ったより歩きやすい。
しかし、ベルクは久し振りの雪に楽しそうだ。
右へ左へ走り回り、引っ張りまくる。
こっちは雪で足元がおぼつかないのに、引っ張るのはやめてくれぇ〜。

少し行くと小川を渡る。
いかにも「取りあえず渡れればいいでしょ」的な橋があるだけ。
で、渡った先には雪の壁が。。。。。。どっちに行けばいいんだ?

小川を渡る 雪の壁が
すぐに小川を渡る。
すぐ向こうには雪の壁が。
壁の下からは雪解け水が
勢いよく流れ出している


よく見ると、その雪の壁をよじ登った先に足跡が点々と続いている。
ほんの2、3日前に付けられたらしい。
しょうがない、跡を辿って行ってみるか。

先程の小川の手前までは結構人が来るらしく、雪が踏み固められていたのだが、
ここから先はその足跡(たぶん2人連れ)だけ。
なので、ズボズボ埋まって歩きづらいことこの上ない。
それでも、長靴なのでまだ大丈夫だ。
普通の靴なら先程の小川を渡ったところで引き返すしかなかっただろう。
森の中をずんずん進んでいく。

滝が近づくにつれ、道がどんどん判りづらくなってくる。
特に左右の山肌が近くなり谷のようになってくると、道とは言えない雪の斜面を、
足跡だけを頼りに進まなくてはならなくなる。
また、雪解けのため、表面は平らだけど中が空洞になっているところがあり、
そういう所をうっかり踏み抜くと太ももまでズッポリ入ってしまう。
そろそろやばいかなあ。

こんな状態 どこが道だか判らない
こんな状態 どこが道だか判らない


と、なんとかすすんで行くと、遠くに滝が見えてきた。
あ、あれが美笛の滝か。もうすぐだ。

あともう少しで滝壺だというところで、にっちもさっちも行かなくなってしまった。
辿ってきた足跡も無くなり、人の歩けそうな所が無い。
川の向こう岸に行こうにしたが、雪解け水で水量が増えてごうごうと音を立てて流れている。
万が一流されたりしたらやばくて渡れない。
しょうがないので、ここら辺で写真だけ撮って撤収することにしよう。

向こうに小さく見えるのが美笛の滝 木の間から望む
向こうに小さく
見えるのが美笛の滝
木の間からかろうじて
見える


今度は、来た道を自分達の分も加わった足跡を辿って引き返し、車の所まで戻る。
ふ〜、疲れた。

と、車が1台やって来てカップルが降りてくる。フツーに“ドライブでデート”という格好だ。
男の方が「やっぱり長靴が必要ですか?」と聞くので「絶対必要です」と答えておいた。(^。^;
二人は取りあえず行けるところまで行こうと歩いていったが、すぐに戻ってきたなあ。

しばらくしてさらに3台車が来て、若者やカップルが降りて来たが、やはり同じ様なフツーの格好である。
滝の方に歩いていったが、先程のカップルと同様にすぐ戻ってきた。
そりゃそうだろう。あの雪じゃあねえ。

そばを流れる川でベルクを洗って、11:32、出発。

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<滝めぐりのはずが。。。>

再び国道まで戻り左折し先へ進む。
支笏湖畔まで出ると、向こう側に恵庭岳がきれいに見えた。

支笏湖。向こうは恵庭岳
支笏湖畔で。
向こう側には恵庭岳


国道453号に左折し、湖の対岸を行く。
今日は天気が良くて気持ちがいいなあ。
湖の北側で道は湖畔を離れ山の中へ。
次の目的地の国営滝野すずらん丘陵公園に向かう。

山を越えて国道453号から道道341号に右折し、12:42、公園入り口の駐車場に到着。
さっそくアシリベツの滝に向かって遊歩道を歩き始める。

今日は天気も良く、GWの土曜日ということもあって駐車場はほとんど満車だ。
園内の案内図を見るともっと奥にも駐車場があり、その近くには有料の“カントリーガーデン”や
“子供の谷”もあるらしい。
しかし、滝を見るだけなら無料だ(駐車場代はかかるけど)。バンザイ。

小川に沿ってきれいな芝生と遊歩道 広くてよく整備してある
アシリベツの滝に向かう
きれいな芝生の土手
広くてよく整備してあるなあ


遊歩道を行くこと15分ほどでアシリベツの滝に到着。
公園の奥のどん詰まりにあるのだが、結構人が来ている。有名だもんね。

雪解け水を集めて大迫力 看板の横で
雪解け水で水量が増して
いるのか写真よりも
迫力がある
看板の横でポーズ


滝の横のベンチにワンコ連れが来ていたのでご挨拶。

やあ、こんにちは
やあ、こんにちは!


アシリベツの滝から少し戻り、不老の滝方面に行こうとするとなにやら赤く目立つ看板が。
なんだありゃ?

近づいてみると、工事中で不老の滝には行けない、だと。(−o−;)
なんだよう、そんなことはHPのどこにも書いてなかったぞ。
工事中ならしょうがないけど、それほど険しい山道なのか?
またしょうもない遊歩道の拡幅工事なんかをやってるのかなあ。
まさか国営公園だから全てをバリアフリーにするとかなんとか、、、、

工事中の看板
工事中だってさ


しょうがないから、もう一つの鱒見の滝に行こうかね。
たしか駐車場の向こう側だったな、と来た道を戻り出す。

しか〜し、戻る途中で地図を確認すると、鱒見の滝までずいぶん距離がありそうだ。
これから駐車場まで戻って、さらに片道2km(往復4km!!)は歩かなくては
ならないようだ。
それを聞いて「往復4km?やめようよ」とラビが言い出した。
しかも、今日は天気がいい分、気温もそれなりである。
ベルクも結構ばててきた様だ。私も異論はない。

こうして軟弱者の我が家の鱒見の滝見学は中止が即決したのである(^。^;)
そうと決まったら、そこら辺でちょっと休もう。

芝生の中のベンチがちょうど空いていたので、一休み。
すると、そばの売店にソフトクリームの看板が!
(売店のそばのベンチまでわざわざ移動したという話もあるが。。。。)
こりゃ、食べないと。

と、いうわけでソフトクリームを食べることに。
ベルクには水筒の水だ。
かわいそうだけど人間の食べ物を上げるわけにはいけない。許せ。

なになに? ちぇ、くれないのか
なになに?くれるの? ちぇ、くれないのか


少し休憩し、駐車場まで戻る。
と、駐車場の隅に、なにやらリヤカーが並んでいる。
なんだこりゃ?

説明板を読んでみると、途中にあったBBQ広場までの荷物の運搬に、このリヤカーを使うらしい。
おもしろい。
そういえば家族連れや若者達が、えっちらおっちらリヤカーを押していたなあ。
ということは食材や道具は持ち込み可なのか。

ずらりと並んだリヤカー
ずらりとならんだリヤカー
よりどりみどり?

リヤカーの説明板はこちら(67.6KB)

車に戻り、13:50。出発。


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<まったり>

予定では、この後は野幌森林公園に行く予定だったのだが、ベルクもかなり
ばててきているようなので、やめにした。
森の中の遊歩道を結構歩くことが予想されたからである。

で、このまま今日の宿に直行しても良かったのだが、それもつまらないので、
近くに(途中に)あるドッグカフェに寄ることにした。

公園を出ると道道341号を札幌方面へ。
14:09、お店に到着。“インディアンボーイズ ケネル”というお店だ。

ドッグカフェの店内
インディアンボーイズ ケネルの店内


お店ではベルクもおとなしい。
そんなに疲れてるのかなあ。床にアゴを付けて、ずいぶんまったりしている。

ここで、昨日ラビがサボった日記のアップなどやった。
PCのバッテリー切れでコンセントをお借りしたのだが、快くカウンター内部の
コンセントを使わせてくれた。
お店のスタッフとも話がはずみ、結局1時間以上もうだうだしてしまった。

15:18、お店を出発。
近くのセルフスタンドでガソリンを給油し、15:50に札幌南ICより道央道に入る。

旭川まで、休憩も取らず一直線。1時間少々で着いてしまった。
16:55、旭川鷹栖ICに到着。
そして、旭川市街を通過し、東川町の本日の宿泊先のペンションに17:48到着。ふ〜。

車での移動が結構長かったので、ベルクをドッグランで走らせる。
最後の力を振り絞って走り回っていた。

今日は夕焼けにほんのり赤く染まった大雪山旭岳がきれいに見える。
いつ見ても素晴らしい眺めだなあ。

ドッグランで最後の大はしゃぎ 雪を被った大雪山旭岳
ドッグランで
最後の大はしゃぎ
雪を被った大雪山旭岳


明日は日本海の雄大な景色を見に行くのだ。



【本日の走行距離:318.1km】
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