【6日目(5/4(火))ニセコ〜鹿部】


<でかい顔!>
<噴煙に巻かれる>
<緑の芝生で遊ぶ>
<原野に建つ灯台>


<でかい顔!>

今朝もまだ雨。しかし、予報では昼頃には天気も回復してくるようだ。
ベルクは昨日のオフ会の疲れがまだ残っているのか、朝食の間もおとなしかった。
いいことだ。

8:55、宿を出発。

宿のある別荘地から道道に出たとき、でっかいゴムボートを数隻載せたトレーラを
索引した車が、我々と同じ方向に通過していった。
その後ろには客をたくさん乗せたマイクロバスもついている。
あの格好からすると、ラフティングのツアーだ。

ニセコにはここ数年で、ラフティングやトレッキングのツアーを行う業者が増えてきている。
その中の一つだろう。
しかし、この雨降りの中ラフティングかあ。寒いし、よくやるなあ。スタッフも大変だ。
宿では暖房を入れていたというのに。ぶるぶる。

そのツアーのマイクロバスの後ろを行く。
道道343号から道道631号に左折。前のツアーも同じ方向に曲がる。
JRひらふ駅の手前で尻別川を渡るのだが、その橋のたもとから河原に降りていった。
なるほど、ここからスタートするのか。まあ事故の無いようにがんばってくれい。

ひらふ駅の横を通過し、国道5号に出て右折。洞爺湖を目指す。
道の駅ニセコビュープラザの角で道道66号に左折する。
羊蹄山の南側を東に向かう。
3日前に北側を通ったときとは全然違い、羊蹄山は見えない。残念だなあ。

真狩村を通過し、留寿都で国道230号を右折。
しばらく行き、また道道66号に左折して洞爺湖畔へと下っていく。
9:47、洞爺湖畔に到着。雨だなあ。

雨の洞爺湖畔にて
雨の洞爺湖畔にて


洞爺湖畔にはあちこちに彫刻が点在しており、面白いものも多いので、
ガイドブックに載っていたものを探し出して写真を撮ってみた。

でかい顔の彫刻 ライオンの彫刻
でかい顔の彫刻
ちょっと不気味
ライオンの彫刻
何これ?


へへ、似てる?
へへ、似てる?


雨が降っているのですぐに車に戻り、10:29、出発。
洞爺湖畔の温泉街を通り抜け、登別方面へ向かう。


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<噴煙に巻かれる>

これからオロフレ峠を越えて登別温泉の地獄谷に向かう予定だ。
と、その前に、昭和新山に寄っていこうかと道道703号に左折する。
10:42、昭和新山の駐車場に到着。
(だいぶ小雨になったけど)まだ雨が降っているし、ベルク連れで歩いて見て回るのも
億劫だなあ。
なにより駐車場が有料だということが決定的だ。パス!
また今度、天気のいい時にでもだね。

昭和新山
昭和新山
噴煙を上げている


国道453号へ入り、道道2号へ右折。オロフレ峠へ向かう。
雨はほとんど気にならないくらいになってきたが、標高が上るにつれガスが出てきた。
こりゃ、峠では何も見えないかなあ。

オロフレ峠へ向かう道
オロフレ峠へ向かう道
ガスで何も見えない


オロフレ峠へは途中で旧道へ右折する。
新道は峠の下をトンネルで通過してしまうのである。

11:21、オロフレ峠に到着。予想通り、ガスで何も見えない。
峠は広い駐車場になっているのだが、他に車は1台もいなかった。
この天候なら当たり前かなあ。

旧道のオロフレ峠
旧道のオロフレ峠
何も見えない(−。−;


写真だけ撮って、すぐ出発。

新道まで戻り、峠の下のトンネルを抜け登別温泉へ下ってゆく。
峠の登別側はもう雨も上がって、薄日が差している。
ふ〜、よかった。

11:54、登別地獄谷の駐車場に到着。
GWのせいか、ほぼ満車状態。やっぱり有名観光地だなあ。

遊歩道からは、噴煙なのか、蒸気なのかが立ち込めていてよく見えない。
とりあえず看板の前で写真を撮っておこう。
観光客が多く、ベルクはキョロキョロして落ち着きが無い。おい、前を向けよ。

少し奥の方に行くと、さあっとガスが晴れて全体が見渡せた。
やっぱりこの荒涼とした眺めはすごいなあ。

登別地獄谷 地獄谷の風景
登別地獄谷
どこ見てるんだよ?
地獄谷の風景


地獄谷のパノラマ画像はこちら(143KB)

“地獄”に関連したいろいろな名前がついている。
下(というか底)を流れる小さな小川は“三途の川”というらしい。

この下“三途の川”だって
この下“三途の川”だって。
それなあに?


犬連れだとあまり噴気孔の近くには行けないので、近くにある大湯沼へ。
ここは、湧き出した温泉が大きな沼になっているところだ。
ただ、地獄谷に比べてこっちはあまり観光客がいない。
大型観光バスが入れないということもあるのだろうが、乗用車も少ない。
まあ、あまり興味のあるものじゃないけどねえ。
湧き立つ湯気で沼自体が全然見えない。すぐそこにあるはずなのになあ。

大湯沼
大湯沼
すぐそこが沼なのに。。。


12:44、出発。
道道2号に戻り、12:56、登別東ICから道央道に乗る。
終点の国縫ICまで行くのだ。

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<緑の芝生で遊ぶ>

室蘭ICを過ぎた所にある有珠山SAからの眺めがいい、ということで寄ることにした。
13:17、有珠山SA着。
ん〜、うわさどおりの素晴らしい景色だ。
道央道が高台を走っているため、噴煙を上げる有珠山と昭和新山と海を一度に見渡せる。
天気もだいぶ回復してきて、時々薄日が差すこともあるくらいだ。
あの雨上がりの清々しさが充満しているようで、とても気持ちいい。

有珠山SA
有珠山SA
眺めがいいね


有珠山SAからのパノラマ画像はこちら(151KB)

ベルクは昨日のオフ会の疲れがまだ取れていないのか、今日は車に乗ると
すぐに寝る体勢になる。
立っていても顔は前を向いているのに、まぶたが下がってくるらしい。
横になって寝ればいいのに。。。。。。

眠い。。。。。
眠い。。。。。


14:18、国縫IC到着。国道5号に出る。
函館方面に向かうのだが、反対車線の室蘭・札幌方面は車が多い。
GWもあと1日なので、Uターンラッシュというところか。
町々の信号を先頭に渋滞が伸びている。
ここら辺はエスケープルートが無く一本道だから大変だなあ。

14:48、ハーベスタ八雲に到着。
ここはあのフライドチキンのケンタッキーの直営農場で、レストランや
芝生広場がある。
存在は前から知っていたのだが、犬連れではレストランにも入れない
ということでパスしていたのだ。
今回は、特に雰囲気や景色が素晴らしいとの情報だったので、立ち寄る
ことにしたのである。

ここも駐車場が満杯だ。人気があるんだなあ。
もちろんレストランは犬連れ不可(確認はしなかったけど)なので、周りの
広い芝生(牧草地?)を散歩する。
テイクアウトコーナーがあったので、ここでフライドチキンを買って外の
ベンチで食べてもいいかな、とは思ったのだが、この時間帯に食べてしまうと
夕食が入らなくなってしまうので、泣く泣く我慢した。
その替わりに、出店でソフトクリームを売っていたのでそれで我慢する。ふ〜。

ハーベスタ八雲 白樺林がきれいだね
ハーベスタ八雲 白樺林がきれいだね
向こうに海が見える


レストラン
レストラン


15:14、出発。
駐車場を出て国道までの道の景色が、いい雰囲気。
両側が白樺並木で真っ直ぐな道の向こうには噴火湾が広がる。
もう少し日が差していたら、もっといい眺めなんだろうけどねえ。残念だ。

国道へ続く道
国道へ続く道
白樺並木の向こうに海が見える




<原野に建つ灯台>

国道5号に戻り函館方面へ。相変わらず反対車線はノロノロ運転が続いている。
しかし、反対方向とはいえノロノロ状態の車列の横をすいすい抜けていくのは
気持ちのいいものである。(^。^;)

15:50、森にてガソリン給油。
ここは、前回も立ち寄った所だ。多分北海道で一番安いんじゃなかろうか。

森町で国道278号に左折。砂崎に向かう。
砂崎は駒ヶ岳の北側で、ちょこんと突き出た形の岬であるが、北海道の他の岬の
ように断崖絶壁が連なるような所ではない。
海沿いに原野が広がり、その砂浜の一番奥に小さな灯台が立っているのだ。
その茫漠とした雰囲気がよろしい、とどこかのHPに書いてあった。

国道278号から案内標識に従って、少し戻る形で左手前に入っていく。
するとすぐに右側に、海の方向に入っていく道がある。
(この道の手前に標識が無い!。ここにこそ標識を目立つように設置して
くれないかなあ。少しうろうろしてしまったぞ)
この道を数百m行くと舗装が途切れ、でこぼこのダートになる。

砂崎灯台への道
砂崎灯台への道
何も無い原野を行く


大きな穴や水たまりをよけてしばらく行くと、遠くに赤白の灯台が見えてきた。
16:18、砂崎灯台着。

灯台が見えてきた
灯台が見えてきた


ここは市販のガイドブックにはあまり(全然?)出ていないので、観光客は
ほとんどいない。
先に来ていた八戸ナンバーの2台が去ったあとは、聞こえるのは風の吹きすさぶ音と
波の打ち寄せる音だけ。
ん〜、この何も無いところがまたいい雰囲気だ。

砂崎灯台
砂崎灯台
周りには何も無い


この茫漠たる雰囲気を堪能して出発しようとしたら、若い女性が来て「砂にはまって
車が立ち往生してしまったので、押してくれませんか」と言う。
私は、若い女性のお願いならなんでも大歓迎である。(^。^;)
そういえば、灯台からさらに50mほど奥に黒っぽい乗用車が停まっていたなあ。
てっきり、地元のカップルが海を見に来ていたのかと思っていた。

で、行ってみると、ありゃ〜、何度か無断な努力をしたらしくタイヤが完全に
砂に埋もれている。
地元の、犬の散歩に来たおじさんにも押してもらったがダメだったみたい。

とりあえずタイヤの前後を少し掘り下げて、おじさんとラビと3人で、せ〜の、
っと押すが、脱出するどころか事態は悪くなるばかり。
スポーティーなタイヤなので溝が狭く、そこに砂が詰まって完全にスリックタイヤ
状態になってしまっているのだ。
こりゃ3人程度じゃ無理だわな。

何かタイヤにかませるものがあればいいんだが。。。。
と見ると、すぐそこの浜辺に、流れ着いた流木や板切れがいっぱいあるではないか。
そうだ、これだよ、とおじさんと適当な板切れを拾い集める。
そして、タイヤの前に(FFなので前輪の前に)板をかませて、トライする。
せ〜の、っと押すと、今度は前進した。やったね。
そのまま地面の固い灯台の付近まで進み、一件落着。

ふ〜、疲れたなあ。でも、人助けは気持ちいいなあ(特に若い女性は(^^ゞ)。

車に戻って時計を見ると12、3分しか経っていない。
もっとかかった感じがしたけどなあ。
ということで、16:39、出発。
国道278号に戻り、鹿部に向かう。

16:59に、今日の宿、旅館・倉敷に到着。純和風旅館だ。
和風旅館で犬連れOKの宿はとても珍しい。

鹿部の旅館・倉敷 和風旅館らしい部屋の入り口
鹿部の旅館・倉敷
純和風旅館だ
和風旅館らしい部屋の入り口


部屋に入ると、ベルクはすぐに横になってしまった。
まだ昨日の疲れが取れないようだ。

ふ〜、疲れたよ
ふ〜、疲れたよ


明日はもう北海道最後の日だ。早いなあ。


【本日の走行距離:328.6km】
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