【4日目(9/26(月))東川町〜屈斜路湖】

<日本一の紅葉>
<原生林に囲まれた湖で>
<ガスで真っ白>


<日本一の紅葉>

今日は、去年行ったけど天気が悪くてほとんど見ることの出来なかった、銀泉台の紅葉を見に行くのだ。
その後、いくつか峠を越えて屈斜路湖まで行く予定。

9:00、宿を出発。
銀泉台は大雪山の向こう側なので、ぐるっと迂回していくしかない。
道道212号〜37号〜140号を行き、当麻町から愛別町へ。
ここで国道39号に出て右折、層雲峡方面へ。

今回も層雲峡は素通りだ。
ここもロープーウェイとリフトで上れば紅葉が素晴らしいのだろうが、今回はパス。
いつかは行ってみたいなあ。

層雲峡を通り過ぎて国道273号に入り、大雪ダムを通過してすぐの所に銀泉台への入り口がある。
毎年、紅葉の時期はマイカー規制が実施されるのだが、今年は昨日まで。
今日から規制は解除になっているのだ。
銀泉台への道は、道道212号になっていて、舗装路とダートが交互に現れるような道である。
やっぱり、規制解除を狙ってやって来るのか自家用車が多い。

銀泉台への道 上の方は紅葉している
銀泉台への道。 上の方は紅葉している。

途中、だんだんと周りの木々が紅葉してくる。
今日は天気もいいので、素晴らしい眺めが期待できそうだ。
入り口から40分程で銀泉台の駐車場へ到着、10:51。

さすがに車でいっぱいだ。
隅の方にスペースを見つけて車を停める。
ベルクは車で留守番だ。
天気はいいけど、さすがに涼しいので大丈夫でしょ。

銀泉台の駐車場
銀泉台の駐車場。
満車だ。

この駐車場からも紅葉の一部が見えるが、登山道をすこし入ったところからの眺めがいいので、
15分ほど山道を行く。
本格的な登山道に入る前の、少し開けた所から素晴らしい紅葉の一端が見えるのだ。
ん〜、やっぱり素晴らしい景色だなあ。
ここの紅葉が日本一かも。

木々の間から紅葉が見える
木々の間から紅葉が見える。


紅葉のパノラマ画像・その1(442KB)

残念だが、ここから先は本格的な登山やトレッキングの装備が必要なので、我々はここまで。
もう少し登れば視界も開けてもっと素晴らしい景色が見られるだろうけど。

駐車場まで戻り。11:30出発。
まっすぐ国道まで下りてしまうのではなくて、ちょっと下った所に道幅が広くなっているところがあり、
そこからの眺めもまた素晴らしいので一旦停めて写真を撮る事にする。
さっきの登山道の途中よりこっちの方が紅葉がよく見えるかも。
ここからだと見上げる形になるので、青空に紅葉が映えてまた素晴らしい景色だ。

青空に紅葉が映えてとってもきれい
青空に紅葉が映えて
とってもきれい。

紅葉のパノラマ画像・その2(397KB)

紅葉のパノラマ画像・その3(474KB)

しばしこのきれいな景色を堪能し、出発する。
この後は、置戸湖とチミケップ湖という小さな湖をまわってから、屈斜路湖に行く予定。

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<原生林に囲まれた湖で>

山道の道道212号を戻り、国道273号に出て層雲峡方面に左折。
大雪湖のダムを過ぎてすぐに国道39号を北見方面に右折。

石北峠を越えて少し走ったところから、置戸湖に抜ける林道があるはずなのだ。
ナビと地図を見ながらゆっくり走ると、あったあった、右手に林道の入り口が。

林道入り口の看板
林道入り口の看板。

いさんで森の中に向けてハンドルを切ると、なにやら看板が立っている。
なんと、この先通行止めで置戸町方面には行けないとのこと。

通り抜け不可だって
通り抜け不可だって。

しょうがない、ぐるっとまわっていかなくては。
ルートからはずれるので、残念だが置戸湖はパスだなあ。

国道39号をさらに進み、道道88号に右折、一つ峠を越えて、道道211号へ左折。
13:18、置戸町を通過して道道50号へ。
訓子府町の市街地を抜け、道道494号に入りチミケップ湖方面へ。

最初は舗装路だったのだが、途中からダートに。
しかもだんだん森の中を進むようになる。
でも、通行量はそこそこあるようで数台の車とすれ違った。

最初は気持ちのいい舗装路 森の中のダートになる
最初は気持ちのいい
舗装路だったのだが。
森の中のダートになる。

しばらく走ると開けた場所に出た。
キャンプ場と駐車場が森の中にあり、キャンプ場の向こうには湖が見える。
14:02、チミケップ湖畔に到着。

原始林公園 湖畔で
チミケップ湖のキャンプ場は
原始林公園という。
湖畔で。

この湖は、一万年前の地殻変動による堰止め湖で、日本のヒメマスの原産湖だということだ。
日本のヒメマスは、阿寒湖とチミケップ湖だけに棲息していたが、阿寒湖から支笏湖や中禅寺湖に
移入されたらしい。
(帰ってきてからインターネットで知った)
周りは原生林に囲まれていて、まさに秘境という雰囲気がいっぱいだ。

また、この湖に至る道は道道494号と682号の二本しかなく、しかもどちらも途中から森の中のダートを
走ってこなくてはならない。
そのため観光客もほとんどいない。
もちろんキャンプ場には誰もおらず、鳥の声だけが森の中から聞こえてくるだけだ。
(ここでのキャンプは夜はちょっと怖いかも)

湖畔に出てしばらく散策。
ベルクはいつもの通り、ちょこっと足をぬらすだけ。
ここでぼんやりしていると、なんか時間が止まってしまったような感じだ。

チミケップ湖のパノラマ画像(402KB)

ちょっと水遊び
ちょっと水遊び。

しばらくうろうろして、14:19、出発。

湖畔を津別町方面に向けて進んでいくと、程なくチミケップホテルという小さなホテルが現れた。
こんな所になんでこんなホテルがあるんだろう、と思うほど瀟洒な建物が湖畔にひっそりと建っている。
湖畔に建つ唯一のちゃんとした建物だ。

チミケップホテル
チミケップホテル。

しかし、ここは知る人ぞ知る、というリゾートホテルらしい。
(宿泊料金もそれなりにするらしい。帰ってきてからインターネットで知った)
こういうところで犬連れで泊まれたらいいのになあ。

そのまま湖畔を進み、湖の端を津別町方面へ曲がった少し先に、鹿鳴の滝の看板を発見。
道ばたの2台分ほどのすれ違いエリアに車を停める。14:30。

鹿鳴の滝の看板
鹿鳴の滝の看板。

車を降りると、ドドっという滝の音が聞こえるのですぐそこにあるのだろう。
道の脇から下へ遊歩道が続いている。
周りは原生林でクマ出没注意の看板もあったので、ベルクは車で留守番。
急な坂道を下っていくとすぐに小さな川が現れ、その向こうに滝が見えた。
湖から流れ出た川が滝となっているのである。

滝へ向かう坂道
滝へ向かう坂道。

う〜ん、滝そのものはなかなかのものなのだが、すぐ背後に道路(今通ってきた道道494号)のコンクリート
壁面が迫っていて興ざめだ。
通行の安全を確保するためにはこのような工事も必要なのは分かるのだけど、この滝の景観は台無しだなあ。

鹿鳴の滝
鹿鳴の滝。
後ろのコンクリート壁面が雰囲気ぶち壊し。

写真を撮って車に戻り、14:39出発。

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<ガスで真っ白>

ダートの道道494号を行き、国道240号へ出て津別町へ。
津別町の市街を通り、道道588号へ右折して津別峠へ向かう。

しばらく牧場や畑の中を進み、峠へのクネクネ道に。
そして峠の頂上から展望台へは、表示に従って脇道に左折しさらに2kmほど行く。
しかし、脇道に曲がったとたんにガスが出てきて、だんだん濃くなっていく。
これじゃあ展望台から何も見えないかなあ。
15:25、津別峠展望台に到着。

お城みたいな外観の展望台だ。
特に豪華というわけでもないんだけど、この場所には似つかわしくないなあ。
広い駐車場が整備されているのはありがたいけどねえ。

津別峠展望台
津別峠展望台。

さっそく展望台に上ってみるが、予想通りガスで何にも見えない。
ここは屈斜路湖の外輪山にいくつかある展望台の中で一番標高が高く、晴れていれば素晴らしい眺めだと
いうのだが。

ガスで何も見えないでしゅ 晴れていれば絶景なのに
ガスで何も見えないでしゅ。 晴れていれば絶景なのに。

しょうがないので、しばらくうろうろしてベルクのシッコをし、15:40、出発。
道道588号へ戻り、左折して屈斜路湖へ下っていく。
峠をちょっと下れば晴れていい天気だ。
ガスっているのは山の頂上付近だけ。
残念だなあ。

途中、道路脇でエゾシカが草を食べている所に遭遇。
ちょっとびっくりしたなあ。
夕方に近くなって、そろそろエゾシカのお食事タイムらしい。
ベルクは反対側で窓から顔を出していたので、全然気が付かなかった。

エゾシカがお食事中
エゾシカがお食事中。

峠を下りきったところで国道243号へ右折。
和琴半島を過ぎたところに今日の宿があるので、いったんチェックイン。16:30。
宿は屈斜路湖畔の貸別荘なので、食事をしに弟子屈町の中心街へ。
ガソリン補給と食事をすませると、もう辺りはとっぷりと暮れていた。
宿への帰り道は真っ暗で、すれ違う車のライトが眩しいほどだ。

明日は、あのクッシーに再会するのだ。
楽しみだなあ。

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【本日の走行距離:316.7km】


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