【5日目(9/27(火))屈斜路湖〜屈斜路湖】

<クッシー君と再会>
<熊エリアを行く>
<霧の(無い)摩周湖>


<クッシー君と再会>

朝起きてみると、いい天気だ。
山の上の方までクッキリと見える。
これなら昨日ガスがかかって何も見えなかった津別峠展望台も、いい眺めに違いない。
ということで、予定にはなかったのだが最初に津別峠展望台に向かうことにする。
8:35、出発。

昨日と逆に、国道243号から道道588号へ左折し、峠へ上っていく。
峠からちょっと脇道に入り、津別峠展望台に到着。8:57。

さっそく展望台の上に上ると、素晴らしい景色が広がっている。やったね。
屈斜路湖と中島が手に取るように近くに見える。

津別峠展望台からの屈斜路湖 いい眺めでしゅね
津別峠展望台からの屈斜路湖。 いい眺めでしゅね。

津別峠展望台からのパノラマ画像(屈斜路湖)(365KB)

昨日は、なんにも見えなかったのにねえ。
と、後ろ側を振り向くと、今度は雄阿寒岳や雌阿寒岳がクッキリ見える。
ん〜、素晴らしい。

津別峠展望台からのパノラマ画像(雄阿寒岳、雌阿寒岳)(338KB)

絶景を存分に堪能し、本日の予定のクッシー君に会いに行くことにする。
9:18、出発。

来た道を戻り、宿の前を通り過ぎて、湖沿いに道道52号へ左折。
途中、湖畔に温泉が湧き出して無料露天風呂になっている池の湯という所があると
いうので、話のタネに寄ってみることにする。

看板に従い、湖畔の森の中の道に入っていく。
9:48、到着。
駐車場にはまだ車が1台もいない。

と、駐車場のすぐ目の前に、岩で囲った湯船があった。ここかあ。
結構広いけど、目隠しの類は一切無い。
気持ち良さそうだけど、ここに入るのは度胸がいるなあ。
水着を着て入っていいのかなあ。
まあ、今日は入る予定も無いけど。

池の湯露天風呂
池の湯露天風呂。

お湯に手を入れてみると、案外ぬるい。
真夏以外は寒くて無理かも。
湯船の横には小さな小屋が二つ並んでいる。
これは更衣室だろうなあ。

更衣室
更衣室。

まあ、見るものはこれだけなので、9:50、出発。

道道に戻り、左折して少し行くとすぐに砂湯に到着。9:56。
とりあえず砂浜の看板の前で写真を撮る。
砂湯
砂湯。

そして、横の売店の前にいるクッシー君に再会の挨拶だ。
おお、2年前より、体の青色が鮮やかになっているじゃないか。

お色直しをしたクッシー。 クンクン
お色直しをしたクッシー。 クンクン、2年ぶりでしゅね。

ベルクはひとしきりクッシー君の匂いを嗅いだら、もう興味を失ったみたいだ。
まあ、特に動くわけでも無いしねえ。
少しぶらぶらして、10:07、出発。

湖畔の道道を川湯温泉街方面へ。
温泉街を突っ切り、国道391号へ出て左折。
野上峠を越えて、“緑”の町で道道1115号へ抜けて、裏摩周方面へ右折。
神の子池を目指す。

看板に従い、神の小池に通じる森の中のダート道へ右折。
と、その曲がり角に、年配のおじさんが所在なげにぶらぶらしていた。
周りには人家も無いし、地元の人という雰囲気でもない。
まあ、神の小池は人気の観光スポットだから、車の通行整理の人かなあ、と思って、
そのときは特に気にも止めなかった。

森の中のダート道を10分ほど行き、神の子池の広い駐車場に到着。
10:49。 車が数台止まっている。

ん〜やっぱりきれいだ。
5分もあれば一周できてしまう小さな池なのだが、あの透明な青はなんとも形容しがたい色だ。
ただ、もうすぐ10月なので、落ち葉がたくさん浮いていて、水草も結構生えているのが
残念だなあ。
2年前に来たときは6月で落ち葉も水草もほとんど無かったので、もっときれいに見えた。
まあ、きれいなことには変わりはないけどね。

神の子池
神の子池。

神の子池の説明板(248KB)

観光バスが来たので、そそくさと出発する。10:59。

ダート道を戻り、道道に出るところにさっきの年配の人がまだいた。
そして、道道に左折して出るとき、曲がり角手前の左側の道路下に車がひっくり返って
いるのが見えた。
え〜、あのおじさんは、ひっくり返った車のドライバーかい。
大丈夫なのか?
でも、車が何台も通り過ぎているけど、特に助けを呼ぶ素振りも見せないしなあ。
もう連絡してあり、レッカー車かなんかを待っているのだろうか。

確かに、この曲がり角ですれ違うときは気をつけないと、脱輪したら滑り落ちてひっくり
返ってしまうだろうなあ。
こちらの人は狭い道でのすれ違いなんてあまり経験したことがないから、必要以上に間隔
を空けてしまうのだろうか。
東京だと、ドアミラーを倒さないとすれ違えないことなんて結構あるけどね。

TOPへ


<熊エリアを行く>

道道1115号を清里町緑方面に少し戻り、途中から看板に従い男鹿の滝・エトンビ山
方面へ右折する。
しばらく行って緑ダム方面と道を分けると、森の中のダートに。

男鹿の滝まであと12km 森の中のダートを行く
男鹿の滝まであと12km。 森の中のダートを行く。

道幅はちょっと狭いが、路面状態は良好で、走りづらくはない。
また、途中の分かれ道には案内板があるので、迷うこともない。

あと7.5km
あと7.5kmだあ。

11:33、男鹿の滝の駐車場に到着。
駐車場といっても、林道の一部が待避所のように広くなって、5、6台分のスペースが
あるようなところである。

男鹿の滝の駐車場
男鹿の滝の駐車場。

ここら辺はヒグマの生息地で、また、滝まではあまり整備されていない森の中の小道を
行くので、ベルクは車でお留守番だ。
少し待っててくれ。

今にも熊が出てきそう
男鹿の滝入り口。 今にも熊が出てきそう。

我々も、今回こちらに来て買った熊避けの鈴を身につけて歩き出す。
沢沿いの小道を7分ほど歩くと、男鹿の滝が見えてきた。
思っていたよりも小ぶりな滝だ。

男鹿の滝
男鹿の滝。

男鹿の滝の大きな画像(309KB)

滝壺のすぐ近くまで行けて、しぶきが気持ちいい。
でも、ヒグマが怖いのであまりのんびりできず、早々に引き返すことにする。
車まで戻ると、ベルクはひっくり返って寝ていたようだ。
気楽なもんだ。
11:57、出発。

林道を少し戻りながら、今度はエトンビ山への林道を探していく。
地図によると「エトンビ山スカイライン」という素敵な名前が付いている林道が、
清里町の市街方面へ抜けているはずなのである。

が、見つからない。
案内板が無いのである。
カーナビの現在位置によると、もう戻りすぎているはずなんだけどなあ。
(ちなみにカーナビの地図では、エトンビ山への林道は途中でちょん切れている)
少し男鹿の滝方面に逆に戻り、カーナビの現在位置と照らし合わせてみてそれらしい
分かれ道を発見。
しかし、いままであった“江鳶山”という案内板なんかは何も無い。
でも、カーナビを信じて行くことにする。

エトンビ峠への分かれ道
エトンビ峠への分かれ道。

左折して上り始めると、すぐに路面状況が悪くなる。
砂利道ではなく、こぶし大の石ころが転がる“悪路”だ。
ま、エクストレイルなら全然OKだけど、普通の乗用車タイプの車だと腹をぶつける
だろうなあ。

エトンビ山スカイライン
これが「エトンビ山スカイライン」だ!
この先に恐怖の物体が待ち受けているとは。。。。

なんてことを考えながらガタガタ揺られて上っていくと、途中、道の真ん中にでっかい
ウ○チが。。。。。。
こ、こんなところであんなでっかいウ○チをするのは、クマさんに違いない!
ウ○チをしてすっきりしたクマさんに遭遇したら大変なので、大急ぎで車でまたいで
通り過ぎる。
(なので、できたてなのか、何日か前のものなのかは確認しませんでした)

ふ〜、驚いた。
幸いにも、その後は何事もなく峠までたどり着いた。
12:42、到着。
峠は少し開けていて、網走方面の眺めがいい。
また、車1台分のスペースと、その横には今にも朽ち果てそうな展望台がひっそりと
建っている。
ギシギシいう鉄の階段を上り展望台に立つと、けっこう素晴らしい眺めだ。

エトンビ峠展望台
エトンビ峠展望台。

エトンビ峠からのパノラマ画像(272KB)

カーナビだと、これから先は道が途切れているのだが、道路地図ではちゃんと続いて
いるので大丈夫だろう。
12:50、出発。

下り始めると、すぐに森の中の道になる。
しばらく行くとゲートが現れた。
鹿避けのゲートだ。
最初、北海道の林道を走っていてこのゲートに出くわした時は、行き止まりかと思って
びっくりしたのだが、もうお馴染みになってしまった。

鹿避けゲート
鹿避けゲート。

鹿避けゲートの説明板(64.1KB)

ゲートの横には、今まで走ってきた林道の案内板が立っている。
“江鳶奥林道”というらしい。
峠の向こう側の分かれ道の所にもこの案内板が欲しかったなあ。
そうすれば迷わなかったのにねえ。

江鳶奥林道の案内板
江鳶奥林道の案内板。

このゲートの向こう側には、広大な畑が広がっている。
いままで走ってきた原生林とは正反対の眺めだ。
でも、どちらも北海道らしい眺めではあるなあ。

林道側はこんな感じ ゲートの向こう側
林道側はこんな感じ。 ゲートの向こう側はこんな感じ。

ゲートを通り過ぎて、まっすぐな道を走って清里町の市街地に出る。
ここで公民館?のトイレを借るために小休止だ。
13:20。

TOPへ


<霧の(無い)摩周湖>

清里町を13:30、出発。
最初の予定では、この後こちらのサモ友と会う予定だったのだが、都合が悪く会えなく
なってしまった。
そこで、今回の旅のおみやげを買おうと斜里町まで行き、しばらく市街をうろうろして
みたが適当なお店が見つからず、結局あきらめて引き返すことにした。

国道334号から道道587号に入り、小清水峠へ。
峠を超えてちょっと下ったところには、展望駐車場が整備してある。
14:40、到着。

ここは藻琴山展望台というらしい。
ここからの眺めは、標高が低い分、美幌峠や津別峠の展望台と比べてしまうとイマイチだなあ。
位置的にも中島が右の林に隠れてしまい、屈斜路湖の大きさがよく分からないし。
もちろん素晴らしい眺めであることに変わりはないんだけどね。

藻琴山展望台からの屈斜路湖
藻琴山展望台からの屈斜路湖。

藻琴山展望台からのパノラマ画像(636KB)

相変わらず今日はいい天気だ。
時間もまだまだ余裕があるので、2年前に来た時には霧で全く見えなかった摩周湖に
行ってみる事にする。 14:49、出発。

道道102号をまっすぐ下り、国道391号を摩周湖方面に右折。
しばらく行くと、左側に「くりーむ童話」と言う看板を発見。
そういえば、ここはおいしいソフトクリームのお店のはず。
時間も余裕があるので、寄っていくことにする。
もちろん、ラビも反対はしない。

国道から看板に従い左の脇道に入り、すぐのところ。15:05、到着。
平日だからなのか、客は我々だけだ。
残念だけど、ベルクは車で留守番。
人間用のソフトクリームは食べさせられないもんね。

川湯・くりーむ童話 くりーむ童話のソフトクリーム
川湯・くりーむ童話。 くりーむ童話のソフトクリーム。

店内でのんびりとソフトクリームを食べ、15:16、出発。
まだ時間がたっぷりあるので、硫黄山に寄ってゆで卵を買っていくことにする。
ここのゆで卵はけっこうおいしかったのだ。

国道に戻り左折。少し摩周湖方面に進み、すぐに右折。
すぐ近くなので15:26に硫黄山の駐車場に到着。
ここは今日みたいな平日でも観光客・観光バスが沢山いる。
ベルクはここでも車で留守番だ。
硫黄の噴気は犬には良くないだろうし。

ということで人間だけ噴気口の方まで行き、ゆで卵を購入。
このゆで卵は、網カゴに入れて噴気口の横に置き、噴気の熱で作るのである。
だから、ほんとうは“ゆで”てはいないのだけど、まあ細かいことはどうでもいいや。

硫黄山 噴気口
硫黄山。 噴気口と卵の入った網カゴ。

硫黄山のパノラマ画像(320KB)

車に戻り、さっそく卵を食べる。
ベルクはヨダレを垂らしながらオスワリしている。

硫黄山の卵
硫黄山の卵。
お、おいしそうでしゅね。

もちろんベルクにも卵をあげた。
熱いので、ふ〜ふ〜して冷ましてあげたのに、もらえないのかと思ったのかひんひん
言い始める始末。
大丈夫だって。あげるからさ。

15:40、出発。
国道に戻り、摩周湖に向けて道道52号へ左折。 つづら折りの上り坂を上っていく。
15:55、第三展望台に到着。

ここは第一展望台より北側に位置し、ちょっとした展望台があるだけ。
でも、眺めは負けず劣らず素晴らしいのだ。
また、観光バスはここには停まらないので団体さんがいない。
そのため、ゆっくり景色を堪能できるのだ。

第三展望台からの摩周湖
第三展望台からの摩周湖。
とってもいい天気。。

しかし、いい天気だ。 2年前は、霧でどこが湖面だか分からないくらいだったのに。

16:04、出発、南側の第一展望台に向かう。
16:09、第一展望台駐車場に到着。
ここはさすがに観光バスやレンタカーでいっぱいだ。
観光客もいっぱい。
まあ、道東一の観光ポイントだからねえ。

駐車場の横に人だかりがしていたので覗いてみると、エサ台の上にエゾリスがいて
一生懸命食事中だった。

エゾリス 第一展望台からの摩周湖
エゾリス 第一展望台からの摩周湖。
絶景だ。

摩周湖のパノラマ画像(279KB)

そろそろ陽も傾いてきたので、16:30、出発。
弟子屈の町に向けて下っていく。

今日も夕食は弟子屈の町で取ることにする。
道の駅摩周温泉のすぐ近くに、ここら辺では珍しいしゃれた外観のお店があった。
辻谷商店という名前だが、雑貨なども売っているちょっとおしゃれな食堂だ。
あとで知ったのだが、スープカレーではちょっと有名な店らしい。

夕食を済ませ、国道243号を屈斜路湖畔の宿まで戻る。
17:51、到着。

明日は、こちらのサモエドの友達に再会するのだ。
楽しみだなあ。

TOPへ


【本日の走行距離:270.5km】


前のページへ戻るよ 次のページへ行くよ