【6日目(9/28(水))屈斜路湖〜十勝川】

<森の奥深くにたたずむ沼と骨>
<友達と再会>
<青い湖>


<森の奥深くにたたずむ沼と骨>

朝起きると、今日もいい天気。
さすがに昨日のように、雲一つ無い青空、という訳にはいかないが、各所の展望台
からの眺めは良いだろうなあ。

朝の散歩
朝の散歩。

取りあえず予定外だけど、美幌峠に行って屈斜路湖の眺めを堪能することにする。
2年前に行った時にはガスで何も見えなかったんだよね。
宿を8:25出発。
国道243号を美幌峠へ。
坂道をぐんぐん高度を上げていくと眼下に屈斜路湖が広がってくる。
峠の上の道の駅に8:43、到着。
まだこんな時間なのに、観光バスやレンタカーでけっこう賑わっている。

道の駅美幌峠の説明図(151KB)

ベルクを降ろし、展望台の方に歩いていくと、白い犬が嬉しそうに駆け寄ってきた。
ベルクより2まわりほど小さい女の子だ。
売店の飼い犬か?
首輪をしてないんだけどねえ。
でも、ノラにしては警戒心が無く人なつっこい。
展望台までの100m程をベルクにじゃれ合うように付いてきた。

白いワンコ ねえ、遊びましょ
白いワンコ。
元気でしゅね。
ねえ、遊びましょ。


頂上の展望台にて
頂上の展望台にて。

美幌峠展望台からのパノラマ画像(340KB)

展望台の頂上でひとしきり遊んだ後、一緒に駐車場まで戻る。
と、別の車から降りてきたコーギーちゃんに嬉しそうに走り寄っていった。
けっこういろんなワンコがくるので、楽しい生活かもね。
でも、ここは観光地で車が多いので、交通事故にだけは気を付けて欲しいものである。

9:07、出発。
国道243号を引き返し、和琴半島へ。
和琴半島は、屈斜路湖にちょこんと突き出た小さな半島で、キャンプ場や露天風呂があるのだ。

9:30、到着。
もう観光シーズンは過ぎたのか、駐車場には車がいない。
数軒ある土産物屋も営業しているのは1軒だけだ。
なんかわびしい。

和琴半島
和琴半島。

和琴半島の説明板(91.9KB)

と、ここにもクッシー君がいた!
砂湯のに比べると、ちょっとチンケだけどなあ。

和琴半島のクッシー君
和琴半島のクッシー君。

湖畔のキャンプ場を突っ切り、浜辺を歩いていくと、露天風呂があった。
ここも、囲いも何もなくて、水着じゃないとちょっと入りづらい露天風呂だなあ。
手を入れてみると、けっこう熱いぞ。
これに入るのはちょっと大変だ。
底の方はぬるいのだろうか。

和琴温泉露天風呂 更衣室
和琴温泉露天風呂。 更衣室。

ま、露天風呂に入るつもりはないので、しばらくうろうろしてから車に戻る。
次は、秘沼キンムトーに向かう。
9:49、出発。

国道243号から道道52号へ左折し、湖畔に沿って川湯温泉方面へ。
昨日ちょこっと立ち寄った池の湯露天風呂を過ぎた辺りで、右側の森の中の池の湯林道に入る。
この林道は国道391号まで森の中を突っ切っているのだが、途中にキンムトーや
ボッケがあるのだ。

池の湯林道の看板
池の湯林道の看板。

最初牧草地のような所の脇を走り、すぐに鬱蒼とした森の中へ。
路面状態もそこそこ良く、なにより平坦な道なので走りやすい。
しかも1本道だし。
しばらく森の中を走ると、右側にキンムトーの案内板があった。

林道はこんな感じ キンムトーはこっち
林道はこんな感じ。 キンムトーはこっち。

キンムトーの案内板(85.9KB)

右折すると、すぐに車止めになっていたので、その前で車を停めて後は歩きだ。
10:17、到着。
ここら辺はヒグマの生息地でもあるのでベルクはまた車で留守番だ。
ちょっと森の中を歩くと、すぐに沼の岸辺に出た。

車止め 森の奥にひっそりと。。。
車止め。 森の奥にひっそりと。。。

なるほど、秘沼というだけあって人工物は何もなく、原生林に囲まれてひっそりと
たたずんでいる。
岸辺にはエゾシカの足跡がいっぱいだ。

キンムトーのパノラマ画像(682KB)

しばらくこの幻想的な雰囲気を堪能して、車に戻る。
10:31、出発。

林道に戻り右折、先に進むとすぐに今度は左側にボッケの案内板があった。
ボッケとは、火山地帯で池や水溜まりなどの泥の中から噴気がボコッ、ボコッと
吹き出している所のことである。
案内板によると、第2硫黄山というのもあるらしい。
左折してちょっとで左側に広場のようにぽっかりと開けた場所があった。
ここがボッケの入り口らしい。

ボッケと第2硫黄山はこっち ボッケ入り口
ボッケと第2硫黄山はこっち。 ボッケ入り口。

車を停め、歩いてさらに奥へと進む。
小さな木立を抜けると、同じような広場がもう一つあった。
こちらの広場には地面に穴が空いていて、数ヶ所からは煙(蒸気か?)が出ているものもある。
硫黄のような刺激臭は無いので、ちょっとうろうろしてみる。
地面も気持ち暖かいかなあ。

地面から煙が出ている 噴気口
地面から煙が出ている。 噴気口。

と、何かの動物の骨が転がっているのを発見。
エゾシカにしては小さい感じがする。やっぱりキツネかなあ。
なんで死んだのだろう。
有毒ガスとかは無いはずだし。
冬場の生存競争に負けてしまったのだろうか。

何かの動物の骨
何かの動物の骨。

近くにあるはずの第二硫黄山がどこなのかよく分からなかったのだが、時間もないので
先に行く事にする。
車に戻り、10:43、出発。

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<友達と再会>

林道に戻り、先に進むと程なく国道391号に出た。
右折し、弟子屈町方面へ。
弟子屈の町の中心部を突っ切り、900草原を目指す。
11:08、到着。
ここは牧場の中の小高い丘の上にレストハウス等があり、眺めがとっても良いところなのである。
今日は平日なので、観光客の車が数台停まっている程度。
展望台からは360度の展望が広がる。
雲が出てきて、昨日に比べるとちょっと残念だけど、さすがにいい景色だ。

900草原 いい景色でしゅ
900草原。
ばあ、でしゅ。
いい景色でしゅ。

900草原のパノラマ画像(その1)(317KB)

900草原のパノラマ画像(その2)(391KB)

しばらくぶらぶらして、11:26、出発。
一旦弟子屈の町まで戻り、国道241号に左折。
阿寒湖を目指す。
摩周湖〜阿寒湖を結ぶこの国道はさすがに観光バスが多い。
阿寒湖に向けて峠を上っていくと雨雲が急に出てきて真っ暗になり、土砂降りになった。
でも峠を越えてしまうとすぐにやみ、路面も乾いている。
やっぱり山の天気は変わりやすいんだなあ。

阿寒湖温泉街の手前の国道脇の公共駐車場に12:13、到着。
ここでシロ君と待ち合わせなのだ。

ほどなくシロ君がやってきた。1年振りだ。
相変わらず元気だなあ。
駐車場でひとしきりご挨拶の取っ組み合いをした後、湖畔への遊歩道を行くことにする。

やあ、久しぶりでしゅね ねえ、遊ぼ
(ベ)やあ、久しぶりでしゅね。 (シ)ねえ、遊ぼ!

案内図によると阿寒湖にもボッケがあるらしい。
屈斜路湖のとどう違うのだろうか。

阿寒湖ボッケへの案内地図(61.8KB)

森の中をのんびりと10分ほど行くと阿寒湖畔だ。
すぐ横には柵で囲ったボッケがあった。
中を見下ろすと、泥の池のようになっているところからボコボコと大きな泡が出ている。
横の方には高温なので注意との看板が。
屈斜路湖のに比べると、こっちの方がいかにも“ボッケ”という感じがするなあ。

森の中の遊歩道 のんびりお散歩
森の中の遊歩道。 のんびりお散歩。


ボッケ 沼のようだが。。。 ボコボコと泡が出ている
ボッケ。 沼のようだが。。。 ボコボコと泡が出ている。

      
  ふたりともこっち向いて!

すぐそばの湖畔からは桟橋が湖に伸びていて、いい感じだ。
ここでしばらくのんびりして、また森の中を引き返す。

阿寒湖と桟橋
阿寒湖と桟橋。

阿寒湖のパノラマ画像(432KB)

駐車場でまたしばらくベルクとシロ君を遊ばせる。
少しの時間だったけど1年振りに会えて楽しかったなあ。
名残惜しいけど、13:45、出発。

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<青い湖>

近くのスタンドでガソリンを補給し、国道240号との三叉路を国道241号・足寄方面へ。
オンネトーに行く前に白藤の滝に寄る予定なので、滝への林道の入り口を探しながらゆっくり走る。
ほどなく、右側に林道の入り口が見つかった。
小さい看板で、飛ばしていたら見落としてしまいそうだ。

白藤の滝入り口看板
白藤の滝入り口看板。

林道を行くこと数分で広場に出た。ここが白藤の滝の駐車場らしい。
14:02、到着。
ベルクはここでも車で留守番だ。
シロ君と遊んで疲れてるから丁度いいでしょ。

白藤の滝の駐車場
白藤の滝の駐車場。

駐車場の脇から案内板に従い山道を下りていく。
5分ほどで滝の前に出た。

滝への山道
滝への山道。

高さはそれほど無いけど、水量がありけっこうな迫力だ。
また、川の水に何か温泉の成分が含まれているのか、岩が黄褐色に染まっている。
なかなか面白い滝だなあ。

      
     白藤の滝。
(画像をクリックすると大きな画像が開きます)

マイナスイオンをいっぱい吸って、来た道を駐車場まで戻る。
14:13、出発。

国道に戻り右折。
そしてすぐに案内板に従い道道664号に左折してオンネトー湖畔へ。
湖畔の展望台に14:25、到着。

大きな観光バスが2台も停まっていて、おじいさんやおばあさんの団体が記念写真を撮っている。
昔は北海道三大秘湖の一つと言われたのに、今はもうすっかり観光地化してるなあ。
しばらく待って、団体さんが出発してから写真を撮る。
湖面はさすがにきれいな色だ。
今回は雌阿寒岳と阿寒富士がよく見える。
しばらくうろうろして、14:38、出発。

オンネトー湖畔にて
オンネトー湖畔にて。

オンネトーのパノラマ画像(465KB)

湖畔の道道664号を足寄方面へ進む。
この道は、オンネトー湯の滝入り口広場先からダートになるのだ。
ま、道幅も広いし走りづらいことはないけどね。
しばらくしてまた舗装路になり、国道241号に合流する。
足寄を15:28、通過。国道241号をそのまま士幌町方面へ。
広大な十勝平野の中を、道道316号に左折し、そのまま、ま〜〜っすぐに行き、
十勝川温泉の宿に16:31、到着。

早めのチェックインだったので、宿の前に広がる十勝ヶ丘公園で、ちょこっとお散歩。
広くてきれいな芝生の公園が気持ちいい。

公園にあった大きな花時計 広大な芝生の公園
公園にあった大きな花時計。 広大な芝生の公園。

明日は、例のサクサクパイを食べに行った後、大雪山の奥深くに分け入るのだ。
楽しみだなあ。

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【本日の走行距離:254.1km】


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