【4日目(9/22(金))旭川〜幕別】

<紅葉の大雪山を目指して>
<ひーこら>
<やば!>



<紅葉の大雪山を目指して>


今日は日本一早い紅葉を見るため、層雲峡からロープーウェイで上がって
大雪山・黒岳まで登る予定。

我が家として初めての“登山”だ。
このためにちゃんとした登山靴も揃えたのである。
もちろんベルクは車でお留守番。
しょうがないね。
少し我慢していてくれや。
しかし天気は大丈夫だろうか。
ここ東川町から見る旭岳頂上は雲に隠れているけど。

宿を9:34に出発。
昨日の道を逆に辿り、愛別町へ。
国道39号を右折し、層雲峡の温泉街まで1本道だ。
層雲峡に近づくにつれ、雲行きが怪しくなってきた。

層雲峡温泉街のロープーウェイ駅前に到着すると、なんと、雨が降っている。
そんなに強くはないが、傘を差さないちょっと辛いくらいだ。
でもせっかく来たんだし、このぐらいなら雨合羽を着て行けば大丈夫そうなので、
行くことにする。

平日だが、北海道でも有数の観光地だけあって、駐車場は満車だ。
しかし、少し待って車を停めることができた。10:53。
ま、普通の観光客はロープーウェイで5合目まで行くか、
せいぜいその上のリフトに乗って7合目まで足を延ばすくらいだから、
そんなに長時間停めることは無いはずだしね。

駐車場でベルクのシッコをした後、準備を整えて出発だ。
すまないがベルクは寝ていてくれ。

待合室では観光客がたくさん待っている。
11:20発のロープーウェイに乗り、わずか7分で5合目へ。

11:20発 山は雲の中
11:20発。 山は雲の中。


ロープーウェイの5合目駅には観光客がたくさんいた。
普通の観光客はこの5合目駅周辺の遊歩道を散策して戻っていくようだ。
まあ、天気も悪いし、寒いしねえ。
しかし、ここら辺はまだ紅葉には早いようだ。

5合目の園地
5合目の園地。

5合目の案内板(216KB)

我々はここからリフトで7合目まで行くのだ。
リフト乗り場は少し離れたところにあるので、雨合羽を着て雨の中を歩き出す。
5分ほどでリフト乗り場に到着。
あまり人がいないので並ばずにすぐに乗れた。

5合目 リフト
リフト乗り場への途中に
あった5合目の標柱。
7合目へのリフト。


リフトで上るにつれ、薄日が差してくる。
雨もあがってきた。良かった。
また、7合目付近では紅葉が始まっているようだ。
ん〜、陽が差すとやっぱりきれいだなあ。

頂上が見える 7合目付近
頂上が見えてきた。 7合目付近の紅葉。


15分程リフトに揺られて7合目に到着。
7合目はそれほど広くなく、展望台にレストハウスがあるぐらいだ。
展望台には観光客がちらほら。
ここからだと、乗ってきたリフトと雄大な山並みが見える。
ロープーウェイ駅付近は雲の中だったのにねえ。
山の天気は難しいなあ。

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<ひーこら>


さあ、ここからは自分の足で登らなくてはならないぞ。
黒岳山頂へ向かう登山道はレストハウスの横から始まっている。
その入り口に入山届けの提出窓口があるので、氏名と時間、行き先をノートに記入して、
12:10、出発。

登山の案内板(127KB)

登山口
登山口。
さあ、行くぞ。


登山道に入ると、すぐに登りになる。
地面は所々水溜まりがあるが、それほどぬかるんではいない。
まあ、登りやすい方なのだろう。

しばらく木々の中を登っていくと次第に見晴らしが利くようになるが、時折足を止めて
休憩する時に見るだけで、あとはただ黙々と登って行くだけだ。
なのでここからは、特に書くことは無い。
ふ〜。
12:40、8合目に到着。

少し登った所 雲の中へ
少し登った所から。 途中から雲の中へ。


8合目 8合目の紅葉
8合目の標柱。 8合目付近の紅葉。

8合目からのパノラマ画像。(348KB)

登っていると、雲の切れ間から雄大な景色が望めたり、雲がさぁ〜っと出て小雨が降って
きたり、天候がめまぐるしく変わる。
ふもとではいくらいい天気でも、山に登る時は雨具は必須だなあ、と納得。
13:02、9合目に到着。
あともうちょっとだあ。

9合目 虹が出ていた
9合目の標柱。 虹が出ていた。


9合目付近の紅葉 雄大な景色が望めた
9合目付近の紅葉。 雄大な景色が望めた。

9合目からのパノラマ画像。(408KB)

そして、ひーこら言いながら最後の岩場を登りきり、13:35、頂上に到着。
周りには絶景が広がって、、、、、、、、、、って、雲がかかってよく見えない(ーー;)
なんだよう、大変な思いをしてここまで登ってきたのに。
とりあえず岩に腰を下ろして休憩。

黒岳頂上
黒岳頂上の標柱。


ふ〜、汗をいっぱいかいたなあ。
しばらくするとさぁ〜っと雲が切れて大雪山の山々が姿を見せた。
お〜、すごい景色だ。

頂上からの雄大な眺め 名無しの滝
頂上からの雄大な眺め。 頂上から見えた名無しの滝。


しばし景色に見とれる。
山頂はちょっとした広場のようになっていて、岩がごろごろしている。
南東側には旭岳方面への縦走路が延びていて簡単に行けそうなのだが、ここから先は
本格的な装備が必要な領域だ。
いつかは行ってみたいなあ。

頂上は岩だらけ 谷に切れ込む崖
頂上は岩だらけ。 谷に切れ込む崖。

北東側のパノラマ画像。(253KB)

東側のパノラマ画像。(298KB)

南西側のパノラマ画像。(365KB)

また雲がさぁ〜っと覆い被さってきた。
そして、今度はなんと雪がちらほら舞ってきた。
9月に雪を見るなんて、さすが北海道・大雪山だなあ。

15分くらい頂上をうろうろして、下山開始。
帰りはほとんど休みも取らず、一気に降りてきた。

15:00、7合目に到着。
入山届けの窓口のノートに、時間を記入。
係りの人に「頂上まで行きましたか?」と聞かれたので、「はい」と答えたら、
登頂記念の絵葉書をくれた。
けっこう嬉しかったなあ。

登り口に戻ってきた リフトで下山
登り口に戻ってきた。 リフトで下山。


登頂記念の絵葉書
登頂記念の絵葉書。


リフト、ロープーウェイを乗り継ぎ、駐車場に戻る。
5時間近くかかってしまった。
ベルクはぐっすり眠っていたようだ。

しばしの休憩。
ベルクのシッコをして、15:57、層雲峡を出発。

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<やば!>


国道39号を北見方面へ。
大雪ダムのところで国道273号へ右折。帯広方面へ向かう。
三国峠を16:42に通過、十勝平野に向かって下っていく。

三国峠からは眼下に原生林が広がっているのが一望出来るので、紅葉の時期は
素晴らしい眺めなんだろうなあ。
まだまだ紅葉には早かったけれどね。

糠平湖の横を通り、上士幌町へ。
上士幌町で道道660号〜316号へ。

今夜の宿のある幕別町に向けて道道をカクカクと曲がりながら進んでいく。
十勝平野に入ると、まっすぐな道が碁盤の目のようになっているのだ。
車も少ないし、日没前には宿に着けるかなあ、と思っていたら。。。。。。

急に後ろで赤色灯がピカピカと!!
やば!覆面パトだ!

でも、もう仕方がないので路肩に寄せて停める。
80km近く出ていたらしい。
29kmオーバーで1万5千円也。
メーターをよく見ていなかった方も悪いけど、こんなにまっすぐで畑や牧場の中の
見晴らしのいい道を60kmで走れっていう方が無理っぽいと思うけどなあ。
しかし、あの覆面パトはどこに隠れていたんだろう。不思議だ。

その後は慎重な運転で十勝川温泉〜国道38号〜JR根室本線を横切り〜道道503号、
と進み、今日の宿のオーベルジュ・コムニに着いたのが、18:20。
すっかり日も暮れてしまった。
ふ〜。

さて明日は、去年も通行止めだった支笏湖周辺の林道に行く予定。
今年は行けるかなあ。

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【本日の走行距離:217.7km】



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