【1日目(9/15(土))東京〜青森〜函館〜ニセコ】

<やば!1>
<やば!2>
<やば!3>
<やあやあ>
<やっと>



<やば!1>


北海道旅行も今回で7回目。
今回は、青森〜函館間に新型高速フェリーが就航したことによる行程の見直しと、
12時に青森でサモ友と会う予定もあり、出発は夜中の2時。
でも旅行の用意も今回は珍しく2日前にはだいたい終わっていたので、当日は
楽勝(のはず)だった。

2:07、自宅を出発。
いつも通りガソリンを満タンにして、コンビニで夜食を買い込み、大泉ICから
外環道に乗る。2:53。
川口JCTから東北道に入り、順調に進んでいく。

埼玉県、群馬県を過ぎて栃木県に入り、佐野SA付近を走行中に、ふと、気がついた
ことがある。
“え〜っと、青森〜函館間は今回は高速フェリーになるから、船室に持って行く
 荷物はカメラと財布程度でいいよな。
“カメラはコンパクトデジカメだけでいいかなあ。せっかくだから一眼デジカメも
 持って行くかな。
“ところでカメラは両方持ってきたよなあ。
“え?カメラ(の入ってるデイバック)って車に積んだっけ?

「あ゛〜っ忘れた!」

しかもそのデイバックには、免許証や健康保険証、フェリーの予約確認メールや
宿のアクセスマップなど、いろんなものが入っているのだ。
もう100km以上走っているのだが、しょうがない、取りに帰るしかない。
他は何とかなるとしても、免許証だけはやばいからねえ。

なので、栃木ICで降り、料金所を出たところでUターン。
3:42。
真夜中なので通行量も少なく、制限速度+αでつっ走る。
(でも安全運転。だって、これで覆面パトカーに捕まったら最悪だもんね)
川口JCTから外環道に入り、大泉ICで降りて、自宅には4:55、到着。
もうすっかり夜が明けてしまった。

家に入ると、デイバックは居間のテーブルの下に置いてあった。
しっかりカメラ一式も入ってるし、免許証の他必要書類一式もちゃんとある。
カメラだとか何だとか、入れるものはちゃんとチェックリストでチェックを
したんだけど、デイバッグそのものを積み忘れるとは。。。。。
他に忘れ物はないか、再度家の中を見回して確認。

さて、仕切り直しで再出発だ。4:59。
今からだと、15時発のフェリーには間に合うと思うけど、青森のサモ友に
会っている時間がなくなってしまう。
急がないと。

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<やば!2>


外環道・大泉ICを目指す。
まだ早朝なので車は少ないけれど、それでもさっきの真夜中のようなガラガラな
状況とは違い、それなりの交通量がある。
5:36、大泉ICから外環に乗り、5:46、川口JCTから東北道へ。

三連休の初日なので高速道路も車が多い。
さっきほど飛ばせないなあ。
遅れを少しでも取り戻すため、休憩も取らずに先を急ぐ。
栃木県を過ぎて福島県に入り、安達太良SAで最初の休憩。
7:47。

さすがにお腹が空いたので、ここで朝食にする。
ベルクも朝ご飯だ。
そうは言ってもあまりノンビリは出来ないので、ガソリンを給油してバタバタと
出発した。
8:19。

宮城県に入り快適に走っていたところ、仙台を過ぎた辺りで電光掲示板に
「北上江釣子IC〜花巻南IC間事故通行止め」の表示が。
え?やばいじゃん。(゚o゚;

中間地点の表示
中間地点の表示。
この直後電光掲示板に・・・・・

宮城・岩手県境の金成PAでトイレ休憩。9:54。
同時に、売店の情報掲示板で確認したがやっぱり通行止めだと。
一区間とはいえ出るときに料金所が渋滞するだろうし、一般道もこの時間は
混んでる時間だし、どれだけ時間をロスするんだろう。
しょうがないんだけどねえ。

と思ってるうちに手前1kmほどから出口渋滞に。

通行止めの表示
通行止めの表示。

北上江釣子ICで下ろされてしまった。
10:30、料金所を出る。

花巻南ICまでの抜け道とかはよく分からないので、素直に国道4号に出て北上する。
けっこう交通量も多く、所々渋滞しているなあ。
結局、花巻南ICから乗ったのが11:31。
1時間近くかかってしまった。
高速なら10分程度なので、大幅な時間ロスだ。
青森での待ち合わせ時間に間に合うんだろうか。
急がないと。

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<やば!3>


その後は順調に東北道を北上する。
盛岡ICを過ぎ、上半分が雲に隠れた岩手山を左に見ながら飛ばしていく。

岩手県の西根ICから秋田県を過ぎて青森県の碇ヶ関ICまでの間は、
山間部でカーブも多く常時80km規制がかかっている区間なのだ。
しかもこの区間は覆面パトカーが多いので、注意して走らないと。
とは言っても、待ち合わせ時間に遅れないように100km+αで飛ばす。

すると、自分ではかなり飛ばしていたつもりだったんだけど、松尾八幡平ICを
過ぎて安代JCTの手前で、1台の旧型クラウンが追い越していった。
(たぶん150kmは出ていたんじゃないだろうか)
あの型のクラウンはよく覆面パトカーに使われているので、バックミラーに
映ったときは少しスピードダウンしてやり過ごしたのだ。
しかし、乗っていたのは普通の中年夫婦だった。

なんだあ、と思ったのもつかの間、今度はアリストがそれを上回る猛スピードで
追い抜いていった。
と、あとから追い抜いていったアリストの天井から赤色灯が!覆面パトカーだ!
前の旧型クラウンがスピード違反で捕まってしまった。あ〜あ。
2台は安代ICで降りていった。
もうちょっとスピードを出していたらこっちが捕まってたなあ、とちょっと
ドキドキしながら先を急ぐ。

その後は何もなく順調に走っていたのだが、青森県に入りガソリンの残量が
気にかかるようになってきた。
今朝、安達太良SAで給油したのは、ちゃんと残りの距離を計算して、青森まで
もつように考えた結果だったのだ。
ところが途中の通行止めで一般道を迂回したのが響いたらしい。
大鰐弘前ICを過ぎた辺りで警告灯が点いてしまった。
やばいなあ。
あと30kmくらいなんだけどなあ。
たぶん大丈夫だと思うのだが、大事をとって青森ICの一つ手前の浪岡ICで
降りて給油。
急がないと(この言葉は今日3度目だ)。

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<やあやあ>

いろいろあったけど、13:34、やっと青森ICに到着。

青森ICに到着 border= ホントにお疲れさまだね
青森ICに到着。 ホントにお疲れさまだね。

青森では、サモのももちゃんと会う約束をしているのだ。
当初は青森市郊外の公園で会う約束だったのだが、今日はいろいろあって
待ち合わせの時間に間に合いそうも無かったので、フェリーターミナルに
変更してもらったのだ。

13:45、青森フェリーターミナルに到着。
そして緑地帯を散歩している白いワンコ発見。
ももちゃんだ。
早速ご挨拶。

ももちゃん
ももちゃん。

ベルクはももちゃんに興味津々だが、ももちゃんはベルクのようなおじさんには
たいして興味無さそうだった。

ねえ、遊ばないでしゅか
べ(左))ねえ、遊ばないでしゅか。
も(右))おじさんはヤダ。


それに、今日は例年より暑いとのこと。
ももちゃんは遊ぶどころじゃなかったみたい。

ぶひ〜、暑いの
ぶひ〜、暑いの。

ベルクはももちゃんが相手にしてくれないので、ママさんにおやつをねだっていた。

おやつの匂いがしましゅね ツーショット
そのウエストバッグ、
おやつの匂いがしましゅね。
ももちゃん(右)と
ツーショット。

ホントは公園を散歩しつついろいろお話をしたかったのだが、すぐにフェリーが
入港する時間になってしまった。
わざわざ会いに来てくれたのに、こんな短い時間で申しわけないです。

ももちゃんにお別れして、高速フェリー乗り場へ移動。
高速フェリー乗り場の手前には新しく専用のゲートが出来ていて、乗船券チェック後、
係員に誘導されて列に並ぶ。
すでにけっこうな台数の車が並んでいた。

例の“ペット積載車”の紙をフロントガラスに貼り付けていると、どっかで見た
ことのある顔が、、、、、
あれ〜、アラスカンマラミュートの五月(メイ)ちゃんのパパ、ママじゃないか。
去年のGWの九州旅行で会って以来だ。

なんと、同じフェリーで北海道に渡るのだという。
我が家の行程表を見て、同じ便に乗ることにしたらしい。
びっくりしたなあ。

五月(メイ)ちゃん
五月(メイ)ちゃん。
な〜に?眠いの。

しかも、明日は我が家と同じに積丹半島・神威岬に行く予定とのこと。
途中の道の駅で車中泊をするとのことなので、時間帯が合うかどうかは微妙だけど。
向こうでも会えればいいね。
そんなことを話しているうちにフェリーが入ってきた。

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<やっと>

今年(2007年)の9月から、青函航路には新型の高速フェリー「ナッチャンRera」が
就航しているのだ。
船名の由来等は東日本フェリーのHPを見てもらうとして、一番のポイントは、
青森〜函館間の所要時間が従来型のフェリーに比べ半分以下の1時間45分に
なったこと。

まあ、これは我が家にとってあまり歓迎できないことでもあるんだけどねえ。
理由はプロローグにも書いたので省略するが、その結果として今日は函館から
ニセコまで行かなくちゃならないのだ。
まだまだ先は長いなあ。

また、高速フェリー就航に合わせて乗り場(1番パース)付近も新しくなっていた。
今まで自由に入れた車の待機場所には専用のゲートが出来ていて、予約している or
乗船券を持っている車以外は入れなくなっているのだ。
さらに、新しく出来たゲートでは、ブースの中の係員に予約番号を伝えればその場で
乗船券を発券してもらえるようになっている。
つまり従来のように、いちいちターミナルビルまで行って、乗船者名簿を書いて
窓口で発券処理をしてもらう必要がないのだ。
ドライブスルーの感覚だね。

ただ、この時はそれを知らずに、従来のようにターミナルビルまでのこのこ行った
のだった。
帰りの函館港で初めて知ったのだが、HPにはそんな記述は見あたらなかったしなあ。
(東京に帰ってきてHPを見直したら、ナッチャンReraの紹介ページに小さく
 書いてあった。)

さて、いよいよ乗船開始だ。
係員の指示により船に乗り込む。
従来型のフェリーは、船首側から入って船尾側から出る(またはその逆)という
一方通行だったのだが、この船は出入り口が船尾側にしか無いため、ぐるっと大きく
Uターンするような形に車を並べるようだ。
しかし、開口部の幅が広い(従来型の2倍近い)ので、トレーラーでも余裕でUターン
できるだろう。

カーデッキの様子
カーデッキの様子。
前の船より広い。

ただ、就航してからまだ日が浅いので、どの様な順番で車を停めるのが一番いいのか
(船の安定性、積載効率、等)は試行錯誤の状況らしい。
係員がバタバタしてて、イマイチ指示も遅れ気味だった。

客室フロアに上がると、前の方がエコノミークラス席、後ろの方がビジネスクラス席、
中央の螺旋階段をさらに上がったところがエグゼクティブクラス席となっている。
エコノミーも含めた全席が座席指定だ。

今回は初めて乗るので、とりあえず真ん中のクラスのビジネスクラス席を予約した
ので、後方のキャビンへ。
座席についてしばらくすると、定刻に少し遅れて青森港を出発。

出発してしばらくした頃、船内の探検に出てみた。
エコノミーは広々として、窓からの眺めもいい。
GWや夏休みなどの満席になるぐらいの混雑期は、たぶんガヤガヤ騒がしいし、
子供が走り回ったりするので遠慮したいけど、普段はエコノミーで十分だなあ。

ビジネスクラスは座席が後ろ向きになっていて、飛行機のエコノミーとビジネス
ほどの差は無いし、エコノミー+1,000円の価値があるかどうか疑問だなあ。

ちなみに、エグゼクティブクラス席へ上る階段には係員がいて、予約した人以外は
通さないように見張っていたので、どんな感じか見ることは出来なかった。

船内の様子 窓からの眺めがいい
船内の様子。
エコノミー席は広々としている。
窓からの眺めがいい。

自分の席に戻りしばらくすると眠くなってきた。
やっぱり横になりたいなあ。
中途半端なビジネスクラスなんて席じゃなくて、二等寝台のように横になれる
席を作って欲しいなあ。

そして定刻に少し遅れて函館に到着。16:53。
さすがに早いや。
船内放送に従ってカーデッキまで戻る。
ベルクはいつものように寝ていたようだ。

函館港に降りると、やっぱり乗り場付近とターミナルビルが新しくなっていた。
青森港と違って今までの面影が全然無くなっていて、きれいで広々とした
“フェリーターミナル”になっていた。

ここで、我が家と入れ違いに青森に渡るアイラちゃんと会う予定なのだ。
乗船待ちの列に並んでいるのかな。
車を港の隅に停め探してみると、いたいた。
アイラちゃんは我が家より一週間早く北海道旅行を満喫してきたのだ。

アイラちゃんと 北海道はどうでしたでしゅか
アイラちゃん(左)と。 べ)北海道はどうでしたでしゅか。
ア)天気がいまいちだったけど楽しかったわ。

飼い主同士も挨拶を交わして、ちょこっと話をしているうちに乗船が始まった。
短い時間だったけど会えて良かったね。

アイラちゃんを見送って、その後出航前の高速フェリーをバックに写真を撮る。

ナッチャンRera 函館フェリーターミナル
「ナッチャンRera」をバックに。 函館フェリーターミナル(右の建物)。

函館フェリーターミナルでは、建物から旅客の乗降用連絡橋が延びていて、徒歩客は
雨天でも濡れずに直接乗船出来るようだ。
これは便利だなあ。

そして、一緒にフェリーに乗ってきたマラミュートの五月ちゃんともここでお別れして、
ニセコへ向けて出発。
17:21。

いつも通り無料の高速道路の函館新道へ。
そのまま道なりに国道5号へ進み、ひたすら北上する。
さすがに北海道の道路はみんなハイペースだ。

大沼公園の脇をすぎ、森町を過ぎた辺りで日も暮れてしまった。

海岸線をひたすら走り、19:10、長万部を通過。
長万部から国道5号は山の中へ。
また、車もぐっと少なくなってくる。
前後に車が1台もいない状況が続き、真っ暗な山中を進む。

ニセコ町に入り道の駅の手前で道道66号へ左折し、さらに東山スキー場の手前を
道道343号へ右折。
そして、ひらふスキー場の手前の今日の宿プルーミンに20:25、到着。

ふ〜、やっと着いたぞ。
しかし、今日はいろいろあったなあ。

明日は積丹半島から小樽まで海沿いを行く予定。
距離もそれほどではないので、ノンビリ走れるかなあ。

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【本日の走行距離:1,159.4km】



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