【5日目(9/19(水))十勝清水〜糠平温泉】

<いつものサクサクパイ>
<秘湖を目指して>



<いつものサクサクパイ>


今日は北海道三大秘湖の一つ、東雲湖に行くのだ。
秘湖というだけあって駐車場から結構歩くらしい。
ベルクは車で留守番かな。

さてその前に、帯広といえば六花亭本店のサクサクパイだ。
我が家の既定値になっているのだ。
ベルクには全然関係ないけど、飼い主の趣味なのだ。

朝食後、宿で飼っている猫とご挨拶。
ベルクは興味津々だが、猫たちは慣れたもので、悠々と歩き回っている。

宿の猫と
宿の猫と。
コンニチワでしゅ。

宿を9:18、出発。
芽室市街を通り、途中でガソリンを給油して、帯広の六花亭本店に10:04到着。
平日午前中のせいか車もすぐに停められた。
本店の駐車場は小さいんだけどね。

いつものようにサクサクパイを購入。
今年はなんとサクサクタルトなる新作があった。
もちろん迷わず購入。
イートインコーナーで無料のコーヒーを飲みながら食べる。
ん〜、やっぱりおいしいなあ。
出来たてということもあるのだろうが、名前通りサクサクしていて、いくつでも
食べられそうだ。
タルトもおいしいが、私としてはパイの方が好きだなあ。
ま、好みによるんだろうな。

右上がサクサクタルト、右下がサクサクパイ。
右上がサクサクタルト、
右下がサクサクパイ。

満足して10:32、出発。

国道241号〜国道274号〜道道85号を行く。
扇ヶ原展望台に11:35、到着。
ここは前にも来たことがあるので本当はパスする予定だったのだが、キタキツネが
見えたので臨時停車。
駐車場に1匹のキタキツネがいた。
野生とはいっても観光客がエサをあげるらしく駐車場をうろうろしている。
ベルクが見つけると騒いで大変なので、車を駐車場の隅っこに停め、人間だけで
近づいてみる。
エサをけっこうもらえるらしく痩せてはいない。
かわいいけど、安易にエサをあげるのは良くないので見るだけだ。
今日は観光客が少ないらしく、丸まって寝てしまった所を1枚。

扇ヶ原展望台のキタキツネ。
扇ヶ原展望台のキタキツネ。

扇ヶ原展望台からのパノラマ画像。(473KB)

ベルクに気づかれないうちに出発。11:40。

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<秘湖を目指して>


然別湖畔の新白雲橋の脇にある東雲湖方面への入り口に到着、11:50。
車が7、8台駐車できるようになっている。
東雲湖はここから片道1時間半ほど歩かなくてはならないのだ。

然別湖
然別湖。

ちょうど白雲山・天望山という小さな山の向こう側になるので、道は登山道入り口
となっている。
登山道といっても、東雲湖へは然別湖の湖畔沿いをずっと行くので特に登りがある
わけではない。
ベルクも連れて行くかどうか迷ったのだが、ここら辺はヒグマの縄張りでもあるので、
車を木陰に停め留守番をしていてもらうことにした。
入り口横の案内板にもその旨書いてあるし。

登山道入り口の看板。(148KB)

かなり歩くので靴を登山靴に履き替えて、東雲湖に向かって歩き出す。

湖畔の登山道入り口
湖畔の登山道入り口。

道は然別湖の岸辺から1、2m高い所を森の縁に沿って延びている。
ほとんど平坦なのだが、木の根や岩が露出していたりクマザサが茂っていたりして、
歩きずらい所もけっこうある。
まあ、山登りに比べたら全然楽だし、森の中のトレッキングという感じで気持ちいいけどね。

こんな道を行く
こんな道を行く。

10分ほどで白雲山登山道への分岐を過ぎると、クマザサが多くなってきた。
道が分からなくなるほどでなないが、クマザサをかき分けながら進む感じだ。
しばらく進むとまた森の中の道という雰囲気に。
然別湖とは付かず離れず、という感じで湖岸に沿って行く。

然別湖が見え隠れする 倒木を乗り越えるような所もあった
然別湖が見え隠れする。 倒木を乗り越えるような所もあった。

1時間ちょっと歩いたところで、然別湖の湖岸を離れて天望山を回り込むような感じで
森の中に道が続いていく。
もう少しだ。

森の中を行く
森の中を行く。

ほんの少し上りになった道を行くと、急に開けた場所に出た。
右側には高さ2、30mの岩場の斜面が続いている。
ここにはナキウサギが生息しているとの看板があった。
でも、少し耳をすませてみたが何も聞こえなかったなあ。
ナキウサギは臆病なので、鳴き声を聞いたり姿を見るにはかなり辛抱して待たなくては
ならないらしい。

ナキウサギの生息する岩場 エゾオヤマリンドウ
ナキウサギの生息する岩場。 岩場に咲いていたエゾオヤマリンドウ。

ここからも森の向こうに水面がチラチラ見えたが、さらに数十m進むと、岩場の端っこの
四畳半くらいの広場のような所に到着。
左側に看板があり、湖がよく見える。
東雲湖だ。
歩き始めてちょうど1時間半くらいだ。

木々の向こうに東雲湖
木々の向こうに東雲湖。

ここはちょっと高台になっているので、クマザサと木々の間から東雲湖が見える。
向こう岸もクマザサに覆われているようだ。


   高台からの東雲湖。
【画像をクリックすると大きくなります】

岸辺までは人の背丈ほどもあるクマザサが生い茂っているが、その中を踏み跡らしき
ものが岸に向かって続いているので、なんとか行けるらしい。
少し休憩したあと、せっかくなので岸辺まで行ってみることにする。
クマザサをかき分け踏み跡を辿っていく。
クマが出てきやしないかとヒヤヒヤしたが、なんとか岸辺に出た。
岸辺といっても人が2、3人くらいしか立てない水際だ。
しかしここからは、視界に何も人工物が入らない東雲湖の景色が目の前に広がっている。

クマザサをかき分けて岸辺へ 岸辺からの湖面
クマザサをかき分けて岸辺へ。 岸辺からの湖面。

岸辺からのパノラマ画像。(179KB)

ん〜、なんかいい雰囲気。
しかし、狭くて足場も悪いので、写真を撮ったらすぐにさっきの広場まで戻る。

岩の上に腰を下ろしてまわりの景色を見ながら休憩。
こういう何にもない所でぼ〜っとするのがずいぶん贅沢に感じるなあ。
しかし、すぐに帰りの時間が気になって、あまりノンビリできないのがくやしい。
時間に追われて行動するのが体に染みついているらしい。
ま、しょうがないかね。

で、適当なところで出発することにする。
帰り道は特にここに書くようなトピックもなく、無事に駐車場に戻ってきた。
やっぱり3時間以上かかってしまったなあ。

ベルクがちょっと心配だったけど、どうやら車の中で寝ていたようだ。
日陰とはいえちょっと暑かったかな。
ハアハアしていたし。

靴を履き替えて、15:30、出発。
少し移動して湖畔の公共駐車場に到着。15:34。
ここは大型ホテルと土産物屋などがこぢんまりとまとまっている所で、然別湖畔で
唯一開けている場所だ。
観光客もけっこういる。

ベルクのシッコとリフレッシュも兼ねて、浜まで降りてみる。

然別湖の岸辺
然別湖の岸辺。

水辺をぷらぷらしても、ベルクはちょっと足を浸けるぐらいだ。
でもけっこう楽しそうなので良しとするか。


   然別湖も静かでキレイな湖だ。
【画像をクリックすると大きくなります】

ふぁ〜っ
ふぁ〜っ、
待ちくたびれたでしゅ。

糠平温泉へ向けて出発、15:50。
然別湖西岸の道道85号を北上する。
然別湖を離れ幌鹿峠を越えると、スキー場の中を糠平湖に向かってクネクネと降りていく。
ほどなく温泉街に入り、今日の宿の中村屋に到着、16:28。

ふ〜、今日は良く歩いたなあ(人間が)。
明日は上川町にある浮島湿原に行く予定。
でも雨のなかを歩くのは勘弁して欲しいな。
天気が持ちますように。

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【本日の走行距離:117.6km】



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