【6日目(9/20(木))糠平温泉〜東川町】

<ベルクはご満悦>
<霧雨に煙る湿原>
<北海道の鍾乳洞>



<ベルクはご満悦>


今日は上川町にある浮島湿原に行く予定なのだ。
しかし、朝から弱い雨が降っている。
大丈夫かなあ。

今朝は宿の看板犬のバーニーズのみみちゃんがロビーに出ていた。
ベルクは大丈夫だろうけど、ロビーで遊びが始まっても困るのであまり会わせない様に
しておいた。

バーニーズのみみちゃん
バーニーズのみみちゃん

9:30に糠平温泉を出発。
国道273号を北上する。
このころには雨も上がり曇り空に。
これなら浮島湿原にも行けるかな。

温泉街を抜け、最初は糠平湖に沿ってクネクネと行くが、すぐに大雪山麓の原生林の
中を貫く一本道になる。
快適すぎて高速道路並みにスピードが出てしまうのだが、意識してスピードを落とす
ようにする。
そのうちに大きなカーブを描きながら標高を上げていき、10:04に三国峠の
パーキングに到着。

ここからは原生林が一望に見渡せて素晴らしい眺めなのだが、今日は生憎の天気で
眺めもイマイチだ。
残念だなあ。

うろうろしていると、女子高生の一団がバスから降りてきた。
修学旅行か何かだろうか。
ベルクは女子高生に囲まれて頭を撫でてもらった。
耳を倒してご満悦だ。

女子高生に囲まれてご満悦 展望は今ひとつ
女子高生に囲まれてご満悦。 展望は今ひとつ。

10:12、三国峠のパーキングを出発。
三国トンネルを抜けると天気がさらに悪くなり、ポツポツと雨も降ってきた。
大雪湖の脇を抜け、ダムの上を通り国道39号に突き当たり、左折。

10kmほど走ると層雲峡だ。
今日は特に見るポイントも無く、ただ通過するだけ。
あと半月もすればここら辺は素晴らしい紅葉が見られるんだけど、今はまだ早いなあ。
山の上の方はもう紅葉が始まっているとのことなのだが、今日は雲に隠れて見えないし。

さらに20kmほど走り、上川町で紋別方面へ右折する。
11:03。
ここからまた国道273号になる。
大雪湖〜上川町間は国道39号との重複区間なので、国道表示は39号としか出て
いなかったのだ。
ま、走っている分にはどうでもいいことなんだけど、旅行記を書いていると細かい
ことが気になってねえ。

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<霧雨に煙る湿原>


国道273号に入ると、雨脚が強くなり、本降りになってきた。
ん〜、こんなんじゃ着いても外に出られないなあ。
15kmほど走り、国道333号を右に分けて国道273号を浮島峠方面へ北上する。

さらに2kmほど走り、浮島トンネルの手前で右に旧道に入って行く。
ここからはダートだ。
まあダートといっても、昭和59年に全長3,332mの浮島トンネルが開通するまで
はこの道が国道239号だったので、道幅も広いしカーブもゆったりしているし、
全然走りやすい。
しかも、徐々に高度を上げて行くにつれ、雨も小降りになってきた。

11:46、浮島湿原の遊歩道入り口に到着。
このころには雨もやんだ。
これなら湿原まで行けそうだ。
良かった。

浮島湿原の遊歩道入り口にある看板
浮島湿原の遊歩道入り口にある看板。

ここには広い駐車場ときれいなトイレがあるのだが、他に車は無かった。
入り口に入山記録のノートが置いてあるのだが、今日は2組、昨日も5組程度しか
訪れていない。
平日だから少ないのかねえ。
ま、今は高山植物の季節は過ぎているし、紅葉には少し早いし、季節はずれなのかも
しれないな。

浮島湿原の説明板。(226KB)

湿原に向けて歩き出す。
駐車場から湿原の入り口までは整備された遊歩道で1.6kmほど。
けっこう距離はあるが、ウッドチップが敷き詰められているし、アップダウンも
それほどでは無いので歩きやすい。
周りはダケカンバやトドマツ、エゾマツの森になっているので、森の中のトレッキング
と考えてもいいくらいだ。

湿原への遊歩道
湿原への遊歩道。

20分ほどで湿原の入り口に到着。
ここからは木道になる。

ここからは木道だ
ここからは木道だ。

湿原に入ると素晴らしい景色が待っていた。
前方に伸びる木道と点在する大小の沼、そしてアカエゾマツがいかにも北国の湿原
だなという雰囲気を感じさせる。

時折霧雨が降ってくるような天気だったので、侘びしいような、寂しいような感じも
するが、でも、いつまでも眺めていたい景色だ。
なにより、この湿原の中に我々だけで他に誰もいないというのが、また静かでいい雰囲気だ。
我々が木道をあるくギシギシという音だけで、他に人の話し声も何も聞こえない。
ん〜、ある意味とっても贅沢な時間だなあ。

湿原の画像を何枚か載せますので雰囲気の一端だけでも味わってください。
(太枠の画像はクリックすると別ウインドウで大きな画像が開きます)










湿原の一番奥の南沼まで行き、先ほどの入り口まで引き返してきた。
結局、1時間くらい湿原の中を歩いていたなあ。

そして森の中の遊歩道を戻り駐車場へ。
やっぱり他に車はなかった。

駐車場にはベルク号だけ
駐車場にはベルク号だけ。

しかし、ベルクを車に乗せ靴を履き替えたりしていると、マイクロバスがやって来て、
登山の格好をした十数人の中年男女が降りてきた。
どこかのツアー客らしい。
これから湿原へ行くのだろう。
湿原の中で団体さんと遭遇しなくてよかったなあ。

13:51、出発。
帰りは、旧道を先に進み、浮島トンネルの向こう側に下りることにした。

峠を越えて滝上町に入ると、急なカーブの連続になった。
相変わらずダートなのだが、路面状況も良く道幅も広いので走行には特に支障はない。
途中、浮島湿原への滝上町側の入り口の案内板を左側に見つけた。
しかし、草が生い茂り道らしきものは見あたらなかった。
駐車場も無いし、こちら側からはとても行けないなあ。

滝上町側の湿原入り口
滝上町側の湿原入り口。
道らしきものは見あたらない。

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<北海道の鍾乳洞>

国道273号に出て、浮島トンネルを通り上川町へ戻る。
そして、部分開通している旭川紋別自動車道(無料)に上川層雲峡ICから2区間だけ
乗って愛別ICで下り、道道140号〜1134号を通り、当麻鍾乳洞の駐車場に到着、
14:57。

ここは北海道で唯一(?)の本格的な鍾乳洞だ。
といっても全長135mほどと規模は小ちゃいんだけどね。
一応、北海道天然記念物に指定されています。

当麻鍾乳洞の駐車場
当麻鍾乳洞の駐車場。
谷間に細長く施設が作ってある。

入洞料500円を払って内部に入る。
中はまあ、普通の鍾乳洞かな。
しかし、135mしかないので、ほんの10分ほどで出口についてしまった。

鍾乳洞内部
鍾乳洞内部。

当麻鍾乳洞の説明板。(137KB)

北海道には鍾乳洞はあまり(というかほとんど)無くて、ここと道北の中頓別町ぐらい
なんだけど、でもまあ、本州からわざわざ見に来るほどでは無いなあ。

この鍾乳洞は1億5千万年前のジュラ紀の地層に出来ているとのことからなのか、
駐車場の横には恐竜のモニュメントがあった。
留守番していたベルクを出して、その恐竜の前で記念撮影。

ベルク、後ろから恐竜がくるぞ
ベルク、後ろから恐竜がくるぞ。

迫り来る恐竜にベルクの反応は?(121KB)

当麻鍾乳洞を出発、15:27。

まだ早い時間なので、宿に行く前に温泉でも入っていこうということになった。
地図で探したら21世紀の森という大きな森林公園の奥に温泉らしきものが。

道道1134号〜486号〜295号〜611号と行き、21世紀の森の湯に到着。
16:07
しかし、ちらっと中をみたけど、かなり狭そうだったのと結構混んでいたので、入るのは
やめにする。

16:11に出発。
山を一つ越えて東川町に入り、今日の宿のミルキアンドサリハウスに到着、16:47。

明日は日本一早い紅葉を見に大雪山・銀泉台に行く予定。
(我が家にしては)けっこう本格的な登山コースだ。
そして午後からは旭山動物園。
なので、ベルクは一日お留守番。
まあ、疲れも溜まってきているだろうから、ちょうどいい骨休めになるんじゃないかな。

天気もまずまず大丈夫のようだし。
楽しみだ。

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【本日の走行距離:248.2km】



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