軽井沢〜6月〜

  今回の旅行の目的は。。。
  軽井沢に3月にオープンした、カーロ・フォレスタ・ジャルディーノに宿泊すること。
  山中湖のカーロ・フォレスタの姉妹店である。
  山中湖は、特にベルクパパが料理を気に入っていて、軽井沢も大いに期待しているのだ。

  とは言っても、直接宿に行くのは何なので、滝に行くことにした。
  5月に計画して、天気が悪くて断念した群馬の百選、常布の滝だ。
  今回は天気の心配はなさそうだが、上級者向きのため、そっちが不安。
  果たして無事帰ってくることができるのだろうか?

  8時過ぎに出発し、入間ICから圏央道に乗った。
  入間近辺は、アウトレットがオープンして以来、めちゃ混みの場所。
  いくら何でも9時頃だったら、まだ営業していないし渋滞していないよね、と早めの出発にした。
  ほんと、えらい迷惑である。(笑)
  入間は混んでいなかったけれど、久しぶりに天気のよい週末のせいか、交通量は多かったなぁ。
  渋川伊香保ICで関越を下り、草津温泉へ。
  前回入った大滝乃湯に入りたいなぁ、と思っていたら、狭い登山道の入り口に到着。
  あれ、こんなに狭いところ?と、あらかじめ印刷しておいたコース図を見て、「白根レストハウスに車を停めていくんじゃないの?」と聞いたら、
  ベルクパパは、「そっちからじゃなくて、音楽の森の方から行く」と言う。こっちのほうが、少し距離が短いらしい。
  車を停め、いざ出発だ。

  最初はなだらかな上りの歩きやすい遊歩道。鼻歌が出てしまう位。
  ふと左側に何か気配を感じて見たら、なんとカモシカが!
  お互い見つめ合った。みんながみんな、びっくりしたと思う。
  (ベルクパパは、例によって遅れて歩いていたので、シャッターチャンスを逃した)
  はて、どうしたものか、と瞬間考えていたら、カモシカが逃げていった。
  すると、弱虫ベルクが、逃げていくカモシカを追いかけようとして大変。
  さっきはベルクだって固まっていたのに。(笑)
  聞き慣れない鳥の鳴き声が聞こえては空を探し、見慣れない蝶が飛んでいれば追いかけようとし、
  本当にベルクは興味津々で大変。ほんと、これだけで疲れてしまう。

  やがて蟻の塔渡りに出る。
  ここは道の幅が狭く、両側が絶壁。
  でも、柵が作ってあるので、特に何とも感じずに渡り終わった。
  常布の滝を遠望できる場所があるのだが、「えぇぇぇぇ、あそこまで歩くの???」と思うと、げんなり。。。
  一度舗装道に出た。すごく荒れた道路。車は通れない。
  そして舗装道が終わり、常布の滝展望へ。
  さきほどの場所よりは近くに見えるようになったけれど、まだまだ遠い。
  あそこまで行くのかぁ。。。

  音楽の森方面の入り口 遊歩道の最初はなだらかな上り 蟻の塔渡り
  音楽の森方面の入り口。 遊歩道の最初はなだらかな上り。 蟻の塔渡り。
  常布の滝を遠望 舗装道。荒れ放題。 常布の滝展望
  常布の滝を遠望。
まだまだすごく遠い。。。
舗装道。荒れ放題。 常布の滝展望。
ほとんどの人はここで帰るらしい。

  そしていよいよ常布の滝への遊歩道だ。芳ヶ平自然遊歩道から分岐する形になる。ここからが上級者コースだ。
  人間の背丈ほどの熊笹が生えていたり、道がわかりにくかったりするようなのだが、
  ちょうどこの遊歩道が整備され、熊笹も夏前でそれほど伸びていなかったので、
  道自体はわかりやすかった。
  鎖も新しくなっていたし、ロープを張って道もわかるようにしてあった。
  歩きやすい道ではなかったけれど、命の危険を感じる場所はなく、30分歩いて汗はダラダラだったけれど、
  難易度としては最高レベルではなかったなぁ。
  特にベルクはスタスタ歩いていた。

  やっとの思いで到着した常布の滝。
  この滝水は酸性で、魚は生息していない。
  岩壁も変色している。
  ちょっと異様な雰囲気がある。
  でも、飛沫を浴びて、気持ちよかったなぁ。
  苦労してここまで来てよかった。

  常布の滝への入り口 人一人が通れる幅 岩だらけ
  常布の滝への入り口。 人一人が通れる幅。
谷側は斜面。。。
岩だらけ。
  常布の滝 滝壺。きれいな色だなぁ。 岩壁は変色している
  常布の滝。 滝壺。きれいな色だなぁ。 岩壁は変色している。

  しか〜し。。。
  来た道は戻らなければならない。
  ベルクは下りだと走るので、本当に危険。(私が)
  一度は岩に弁慶の泣き所をぶつけたものね。
  芳ヶ平自然遊歩道との分岐点に戻り、ほっとした。
  あとは車まで楽な道だ。ほぼ下りなので、ベルクも歩ききってくれた。

  いやぁ、汗はかいたなぁ。
  でも、道が整備されていたので、本当によかった。
  戻ってくるときに1組とすれ違っただけで、他には誰とも会わなかったなぁ。百選なのに。

  あとは、本来の目的のジャルディーノにチェックイン。
  他には1組のお客さんしかいないそうで、まずはお風呂に入った。
  部屋にも付いているけれど、貸し切りになるお風呂には露天風呂が付いているからね〜。
  山中湖同様、おいしいディナーをいただき、部屋に戻り、孤独な私は、部屋のお風呂にも入った。
  なんと言ってもTVが付いているから、ぬるめのお湯で長く入るにはちょうどいい。

  ベルク、本当にお疲れ様。よく歩いてくれたね。
  明日までゆっくりお休み。

  しかし、翌朝5時半には「ご飯」で起こされた。
  (もちろん、その後は二度寝に突入)
  露天風呂に入ってのんびり。
  そのあと散歩へ行ったが、このあたりは別荘地。
  まだまだ残っている土地もある。
  別荘、持てたら最高だね。

  チェックアウト後、あまりにもよい天気だったので、ちょっと寄り道した。
  チェリーパークラインを高峰高原へ上り、湯ノ丸高峰林道で尾根づたいに湯の丸高原をドライブした。
  平日だと言うのに、結構車が停まっていた。
  ソフトクリームを食べ、小諸ICから上越道に入り、東京の滝巡りへ。
  圏央道のあきる野ICで下りて、まず向かったのは金剛の滝。
  てっきり百選の払沢の滝へ向かっていると思っていたのだが、
  途中からの林道がいやに狭く悪路。。。
  本当にこの道があの有名な払沢の滝への道なんだろうか、と思っていたら、あっさり「違うよ」だって。
  そりゃそうだよね。車一台分の幅しかないし、4WDじゃないと無理だもんね。
  車ではそれ以上進めないところで車を停め、遊歩道を歩き出した。
  徒歩10分ということなのだが、だ〜れもいないし、木の橋は、ベルクが怖がって渡れない。
  1つ目の橋は沢を渡って何とかクリアしたが、2つ目、3つ目は沢に下りるのも怖がり、ベルクパパがベルクを抱いて橋を渡った。
  (こういう時のベルクは、すごくおとなしい)
  やっと滝が見えてきたと思ったら、その先に大きな滝があると言う。
  なんと岩のトンネルを上っていく。
  距離は短いのだが、水は流れているし、かなりの急勾配で、鎖を掴まないとちょっと無理だった。
  でも、トンネルから抜けた先に見えた滝はなかなかのもの。
  最初の小さい滝が雌滝で、この大きな滝を雄滝と呼ぶらしい。
  高をくくっていたので、ちょっと苦戦した。

  悪路 木の橋 このトンネルをくぐる
  悪路。 木の橋。
ベルクは怖がって渡れず。
このトンネルをくぐる。
  トンネルの中 トンネルの先は。。。 金剛の滝
  トンネルの中。
水が流れている。
トンネルの先は。。。 金剛の滝だ。

  そしていよいよ払沢の滝だ。
  有名な滝なので、思っていた通り、遊歩道もきちんと整備されていて、とても歩きやすい。
  徒歩15分だし、お手頃な滝だ。
  途中、「天狗滝2000M」という案内板があり、遠くに天狗滝を見つけた。
  後で調べたら、滝壺まで行くことができるみたいだ。

  遊歩道入り口 遊歩道 天狗滝
  遊歩道入り口。 遊歩道。
歩きやすい。
遠くに天狗滝を望む。

  払沢の滝は4段になっているらしいが、かろうじて2段が見えるだけ。
  全貌が見えないとなると、なんだか悔しいものだ。(笑)

  払沢の滝 場所を変えて
  払沢の滝。 場所を変えて。

  これにて、お宿拝見&滝巡りは終了。
  さて、次はいつだ?(笑)
  【1日目14,703歩+2日目9,810歩】

(2008/06/15〜16)



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