仙台・松島

　　仙台での訓練競技会に参加するため、宿を予約していた。
　　その訓練競技会に参加しないことになったが、せっかく予定していたのだから、と、予定通り出かけることにした。
　　前々からベルクと行ってみたかった松島巡りをすることにした。

　　6:23に出発。
　　外環でいきなり3kmの渋滞。そのあとも、交通量は多かったなぁ。
　　菅生PAで早めの昼食。
　　仙台南ICから仙台南部道路ー仙台東部道路ー三陸自動車道を通り、松島海岸ICで下りて、駐車場に入ったのが11:51。
　　確か、正時毎に出航する遊覧船があったっけ、とダッシュし、ぎりぎり12:00出発の遊覧船に乗り込んだ。
　　結構混んでいたなぁ。

	乗った遊覧船。

　　当初は、ベルクの一緒に乗れる小型遊覧船にするつもりだったのが、ベルクが船を怖がるのは目に見えていたし、
　　ベルクを励ますので、私も観覧するどころではないため、ベルクは車で留守番させることにした。
　　もう暑くはないしね。

　　出航して船内放送が始まった。
　　さまざまな島の紹介をしていたのだが。。。それどころではなかった。
　　あ、でも一応数々の写真を。。。
　　これを載せなきゃ、遊覧船に乗った意味がないものね。(笑)


　　何に夢中になっていたのかと言うと、カモメである。
　　遊覧船からカモメにえさをあげるため、カモメが遊覧船を追ってくる。
　　その様子に釘付け。。。
　　空中キャッチや直接手から食べるカモメは、それができないカモメとどこが違うのか。。。
　　ずばり、アイコンタクトなのである。
　　人間とアイコンタクトするカモメは、上手にキャッチできる。
　　アイコンタクトできない（しない）カモメは、海に落ちたえさしか食べることができない。
　　。。。犬との関係でも、大切なのはアイコンタクトだ。
　　カモメから、基本を教わった気分だ。ベルクにも伝えなきゃね。(笑)

　　ベルクパパには決定的瞬間をカメラに収めるように指示。
　　たぶん、今日一日で、一番多く撮ったのは、カモメだっただろう。

	遊覧船について来るカモ。	こっちを見た。	狙いを定めて。。。	えさを手から直接ゲット！

　　本来の島巡りをそっちのけで、カモメ鑑賞の遊覧船巡りは完了した。
　　いやぁ、実に楽しかったです。(^_^ゞ

　　駐車場に戻り、ベルクと散策。
　　これで日本三景を制覇したね。

	日本三景の松島。	日本三景の碑。	天橋立(2005/04/29)。	宮島(2005/05/05)。
	島のシンボル・五大堂の入り口。 橋桁の間が空いており、 上から下の波が透かして見えるので透橋という。 ベルクは足早に通過。(^_^ゞ。	五大堂。	五大堂をバックに。	松島グリーン広場。 広々としていて気持ちよかった〜。

　　次に大高森へ。
　　松島の対岸・宮戸島のほぼ中央にある高峰で、山頂からは３６０度の展望がすばらしく、荒々しい嵯峨渓と穏やかな松島湾を望むことができる、とのこと。
　　駐車場で、いきなりずっと続く階段が目に入り、うへぇ、と思ったが、この程度では止めたりはしない。
　　約１kmの距離だが、結構急な上りもあって、息が切れた。
　　でも、眺めは素晴らしかったなぁ。

	大高森入り口。	素晴らしい眺め。	ベルクも入って記念撮影。
	「松島や、あぁ松島、 松島や」でしゅね。	紅葉していました。	きれいだなぁ。

　　それから、牡鹿半島へ。
　　予想外に道路が混んでいて、日が暮れる前に到着できるか、心配になってきた。
　　日が暮れてしまっては、何も見えなくなってしまうものね。
　　16:16に牡鹿半島先端の御番所公園に到着。
　　写真を撮っているそばからどんどん暗くなっていたけれど、何とかカメラに収めることはできた。
　　風もあって寒かったけれど、ベルクだけはいたって元気。
　　疲れは多少取れたかな？

	御番所公園。	バックは金華山。	辺りは薄暗くなってきたが、 夕焼けはきれいだ。

　　牡鹿エコーラインを走っていたら、鹿の群が。。。
　　３頭道路を横断し、１頭が瞬間止まってしまったようだ。
　　車を停め、鹿が渡り、ほかに飛び出してこないことを確認しながら、ゆっくりと発進。
　　「車には気を付けるんだよ」
　　しかし、収まらないのがベルクである。
　　先日の猿に続き、今度は鹿で大興奮。姿が見えなくなっても、キョロキョロ探してヒンヒンヒャンヒャン言って、うるさいの何のって。
　　そのベルクもやっと落ち着いた頃、また２頭の鹿が。。。
　　はぁ、またうるさいベルク復活だった。。。

　　今日の楽しみは、ベルクパパ提案の「塩釜で回転寿司」だ。
　　もちろん、お店の下調べは済んでいるんだよね？
　　「どこかにあるでしょ」
　　はぁぁぁぁぁ？
　　どの通りにあるのかもわからないのに、走っていて見つけろってこと？
　　。。。。。。。。。。。Ａ型とは思えないアバウトさである。
　　市街地へ行っても見つからず。
　　諦めかけたときにようやく１軒発見。
　　時間が遅くなったこともあり、猛烈な勢いで食べて、お店を出た｡(笑)
　　それから、旅籠屋・仙台亘理店へ向かった。
　　20時前に到着、チェックインし、ベルクにご飯をあげ、すぐに「天然温泉おおがわらいい湯」へ。
　　宿から30分ほどかかる。
　　やっと到着したと思ったら、「只今女湯はいっぱいでお待ちいただいております」だって。
　　お風呂はいっぱい？？？？？？
　　何でもロッカーキーが全て出払っている、とのこと。
　　他の温泉と言っても、まわりにはないので、待つしかなかった。
　　でも、すぐに入れたんだけどね。

　　ここはそばにふれあいの森があり、いろんな動物達がいる。
　　そして、風向きによっては豚の匂いがする、とのこと。
　　駐車場でもかなりいい匂いがしたけれど、露天風呂もね。。。(笑)
　　ここは源泉掛け流し。
　　いろんな種類のお風呂に入って、のんびりした。

　　宿に戻ったら22時をまわっていた。
　　アバウトベルクパパの予定では、20時には全て（食事・温泉含む）を終えて宿に入れる、ということだったんだけどね。

　　結構疲れたかも。
　　明日は、のんびりしようね。

　　翌朝。
　　ベルクのいやに早いご飯の催促に起こされた。
　　５時過ぎにあげて、もちろんもう一度寝た。

　　無料サービスのパンをいただいて、9:40出発。
　　朝は天気がよかったけれど、だんだん雲が出てきた。
　　今日は、まず宮城の百選の三階の滝へ。
　　蔵王エコーラインを通り、見瀑台へ。（この頃には小雨）
　　滝のそばには行けないのだけれど、でも水しぶきや轟音は聞こえた。
　　181ｍも落差はあるし、スケールの大きい滝だ。
　　三階の滝の右手には、不動滝も見ることができた。

	三階の滝。 この画像ではよくわからないので、 滝のページを見て下さい。	不動滝。

　　そして、もう１つ、滑津大滝に向かった。
　　駐車場から、滝のそばまで綺麗に整備されていた。
　　この滝は水量がすごかった。なかなかのもの。
　　川の端に遊歩道があるのだが、ベルクは川側を歩くのを怖がっていた。
　　階段があって、そこにも滝の水がかかっていたのだが、もうベルクはできるだけ滝から離れて通っていたっけ。
　　すぐ近くに滑津小滝があるというので、行ってみたが、う〜ん、なんかよくわからず。
　　ま、”小滝”なので仕方がないのかな。

	滑津大滝入り口。	整備された階段。	滑津大滝。 どうしても川側にいくことを 拒んだベルクは右側でお座り。	ものすごい水量。	滑津小滝。

　　そして、国見ICから東北道に乗り、まっすぐ帰ってきた。
　　渋滞もなかった。
　　そうそう、途中で、フェラーリやポルシェ等の集団（私には『平べったい車』としか表現はできないが）が通って、ベルクパパはすっかり気を取られていた。
　　途中で、ベルクがゲボをしたので、「次のSAに入って」と言っているのに、入らず通過。
　　頭の中は、その車のことでいっぱいだったらしい。まったくね。

　　買い物、食事を済ませ、家に着いたのが19時過ぎ。
　　うん、いい時間だね。

　　今回は、すごく歩くこともなく、ベルクにはちょうどよかったかな。
　　（とは言っても、もちろんお疲れのようだけれど）
　　思いもかけない旅行だったけれど、残っていた日本三景の松島に行くことができてよかった。

(2007/12/01〜02)