サモエドとの出会い

  犬を捜し始めるまで、サモエドという犬のことは知らなかった。
  犬を飼おうと決めて、図鑑を片っ端らか調べて行くうちに、
  その存在を知った。知ったけれども、最初から注目していたわけではなかった。
  やがて図鑑を片手に、わんわん動物園巡りが始まった。
  つくば、日光、水戸、榛名山、二子玉川園。。。
  日曜日というと、毎週のようにどこかのわんわん動物園へ犬を見に行った。
  いろんな犬をみていくうちに、いつの間にかにサモエドが候補に残ったという感じだ。
  いつ頃からだろう、真っ先にサモエドを捜し、撫でるようになったのは。
  他にもいろんな犬がいるのに、いつまでもサモエドの前から動こうとしない自分。。。
  サモエドのいないわんわん動物園には2度と行かない自分。。。
  いつのまにか、サモエドの魅力にとりつかれていた自分。。。

ある出会い

  「サモエド」がいいな、と思い、子犬探しを始めた。
  インターネットやパソコン通信で情報提供をお願いしても、
  なかなかサモエドの情報は集まらなかったし、
  やっと繁殖させているところを知っても、 
  その頃には既にサモエドの繁殖は辞めてしまったりしていた。
  暗中模索の頃、運命的な出会いがあった。

  吉祥寺という町は、以前近くに住んでいたこともあり、
  私にとって何でも御用達の町である。
  「犬がお店にいる雑貨屋さんがあるらしい」という情報を聞きつけ、
  何気なく寄ってみた。もちろん、どんな犬がいるかも知らずに。。。。
  お店の前に行って驚いた。
  看板に貼ってある写真は、紛れもなくサモエドのものである。
  サモエドに会うために、週末になると高速をビュンビュンとばして行っていたというのに、
  この吉祥寺にそのサモエドがいる?そんなことがあるのだろうか???
  そっとお店の中を覗いてみた。
  すると、そこには、お座りをしてこちらを見ているサモエドがいるではないか?!
  ・・・・・・その日から、お店に入り浸りとなったことは、言うまでもない。

  そしてこの出会いが、私の中でのサモエドを不動のものとしたのだった。

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