中国旅行(5/7(土))

  朝、起きて外を確認すると、まだ雨が降っている。
  このあたりは雨が多いのかなぁ。

  「ペンション 津和野」のオーナーは写真家だ。
  個展も開いているとのこと。
  ベルクのことを気に入って下さり、是非写真を撮らせて欲しい、と言われた。
  (って、どのお客さんにもおっしゃっているのかもしれないけれどね)
  写真をその場で現像してくださり、頂いた。ありがたい。

  チェックアウト後は津和野の町を散策しようかと思ったのだが、雨じゃあねぇ。
  津和野で有名な「殿町通り」で写真を撮り、次の場所へ向かうことにした。

  殿町通りにて   殿町通りにて!   鯉
  殿町通りにて。   同じく殿町通りにて。   でかい鯉だったなぁ。

  今日のメインは、帝釈峡である。
  先日の三段峡に続く、日本五大渓谷の1つだ。
  帝釈峡は、まず第1駐車場が目にはいるが、そこには止めずさらに奥まで進み、第2駐車場に止めるのが便利。
  駐車場に車を止め、ベルクを下ろし、気合いを入れて歩き出した。
  天気はすっかりよくなっていた。

  まず最初は「白雲洞」という小さな鍾乳洞。(今回は、鍾乳洞が多い)
  犬連れを聞いたら、全く問題ない、とのことだった。
  それより、「足が汚れてしまいますよ」なんてことまで、心配していただいた。温かいなぁ。
  それから、「唐門」、大規模な天然橋の「雄橋」、帝釈峡で一番急な流れの「新魚渓」、「素麺滝」まで見て回った。

  白雲洞   唐門   雄橋   新魚渓   素麺滝
  白雲洞。   唐門。   雄橋。   新魚渓。   素麺滝。

  途中までサイクリングができるほど、遊歩道は歩きやすい。
  三段峡のように、切り立った渓谷を想像していたのだが、帝釈峡はとてもやさしい感じだ。
  帝釈峡は全長18kmあるので、場所によっては厳しいところもあるのかもしれないが、
  水の流れも急なところは少なかった。
  雨のせいか、水の濁っていたのは残念だったなぁ。

  ゆったりした遊歩道   水遊び
  ゆったりした遊歩道。   最後は水遊び!

  今日の予定に入っていた福山城はパスした。
  ちょっと離れているし、代車はそれほどスピードが出ないので、時間的に無理と判断した。

  ということで、今日はもう今回の旅行の最後の宿泊地、岡山・新見にある観水井倉温泉へ向かった。
  地図を見ていたら、近くに「井倉洞」という鍾乳洞があることを発見し、せっかくだから、と急遽行ってみることにした。
  帝釈峡で歩いてベルクは疲れていたし、今からベルクをドロドロにするわけにもいかなかったので、
  日陰に車を止めベルクは留守番。
  初めて聞いた鍾乳洞の名前だし、全く期待しないで行ったら。。。これが大当たりだったのだ。
  今回、いろいろな鍾乳洞に行ったが、地下水の多さは一番。
  天井からポタポタ滴が落ちてくるので冷たくはあるが、鍾乳洞内に滝はあるし、いたるところを水が流れていた。
  また、水が豊富なせいか、鍾乳石、石筍も多い気がした。
  下はびちょびちょだし、急な階段はあるし、で、ベルクを連れて来なくてよかった。
  (井倉洞としては、犬はOKのようです。後で宿の人に、「(犬も)連れていけばよかったのに」と言われました。)
  すご〜く、満足した。

  井倉滝   太い石筍   八重の塔   瀬戸の池
  井倉滝。   太い石筍。   八重の塔。   瀬戸の池。水が溜まっている。

  鍾乳洞内は、基本は真っ暗だから、公開する、というころはライトを点けることになる。
  ライトが当たると、そこには草が生えるのを初めて知った。
  最初は苔のようだが、それが成長すると、ちゃんとした”草”になる。
  公開する以上、仕方がないのかもしれないが、自然を破壊しているような気もして、複雑な思いだった。

  草が生えている!
  草が生えている!

  井倉洞のそばにある和風旅館「観水井倉温泉」にチェックインした。
  建物は古いねぇ。
  襖などの立て付けも悪かったけれど、(笑)
  部屋は広いし、トイレ・洗面はついていたし、まぁよしとしよう。
  まず温泉に入って疲れを取った。
  ここは女湯の方が広いようだ。
  お湯も滝から流れ込むような造りになっていた。
  最後の晩だから、と、料理を奮発したら、苦しくて苦しくて食べきれなかった。

  食事中に布団を敷きにきてくれるので、ベルクを車で留守番させておこうと考えていた。
  クレートは、代車には乗せられなかったので、山口なのだ。
  そうしたら、「そんな車の中なんてかわいそうですよ」と部屋に置いておいていい、と言う。
  飼い主のいない間に知らない人間が部屋に入っても悪い、と気を使ってくださり、
  結局食事を終え部屋に戻るまで、待っていてくれた。
  (ベルクは知らない人が部屋に入ってきても、大歓迎なんだけどね)
  苦しくて布団で横になっていたら。。。眠ってしまった。
  次に目が覚めたのは1時半。
  それから私は、日記を書いたのだった。。。


【本日の走行距離:260.3km】

(2005/05/07)



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