【8日目(5/6(木))青森〜自宅】
<朝日に輝く岩手山とスイカ>
<神秘の洞窟>
<朝日に輝く岩手山とスイカ>
下船案内の放送で目を覚ます。
定刻通りに青森港に到着するようだ。
帰りは、行きのように暖房の効きすぎで暑くて目が覚めることもなく、
よく眠れたなあ。
ばたばたと着替えて撤収し、カーデッキに戻る。
ベルクは相変わらずぼーっとしている。
まあ、まだ夜中の1時半だもんな、当然か。
青森港に降り立つが、まだ深夜2時前。
今日は東京まで帰るだけなので、真っ直ぐ東北道を行ってもいいのだが、
せっかくなので八戸経由で帰ってみる事にする。
青森から有料道路をいくつか乗り継いで八戸自動車道に入るのである。
2:24、フェリーターミナルを出発。
青森市内でコンビニに寄り飲み物と夜食を調達し、そしてガソリンを満タンにする。
国道4号を野辺地方面に行き、県道123号に右折する。
そのまま道なりに進み、3:04にみちのく道路に入る。
この道路は有料道路なのだが、片側一車線の対面通行だ。
真夜中なので対向車もほとんど無く、快調に飛ばす。
ほとんど人家の無い山の中に入って行くと、霧も出てきた。
なんか幻想的な雰囲気だ。
ベルクとラビはぐーすか寝ているが。。。。。
40分ほどでみちのく道路を出て(といっても、まっすぐ走っていたら
そのまま県道になった、という感じ)三沢方面へ。
小川原湖の脇を抜け、三沢市街を通り抜ける頃にはすっかり明るくなって来た。
4:08、三沢市郊外から第二みちのく道路に入る。
この道路は、そのまま走行しているとすぐに百石道路と名前を変え、
またすぐに八戸自動車道に接続しているのだ。
4:24、八戸JCTで八戸自動車道へ。
もうすっかり夜も明け、早朝の八戸自動車道を盛岡方面へ向かう。
さすがに車はほとんど走っておらず、自分のペースで淡々と走れる。
4:38、折爪SAに到着。人間がトイレにだけ行って、4:42出発。
5:13、安代JCTで東北道へ。
松尾八幡平ICを過ぎると、正面に朝日を受けて輝く岩手山が現れた。
頂上付近にはまだ残雪が残っている。
ん〜、素晴らしい。
思わず速度を落として60kmのノロノロ運転になってしまった。
朝日に輝く岩手山の大きな画像はこちら(43.6KB)
正面から右手に移動し、後ろに過ぎ去っていく岩手山を堪能し、のんびりと
走っていると、滝沢ICを過ぎた辺りでスイカが現れた。
文字通りの“スイカ”である。
行きに見たときも、なんだこりゃあ?、と思ったのだが、今度は写真を撮る
ことができた。
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こんな所にスイカ? |
ガスタンクをスイカ模様に塗ってあるのである。
千葉県にもスイカ模様のガスタンクがあるらしいが、ここのはまだ新しくてピカピカだ。
だから何だと言うわけではないが、眠気が覚めたことだけは確かだ。(^^ゞ
そんなこんなで、7:00に長者原SA到着。
ここで朝食を取ることにする。SAの食堂はどこでも7時からなのである。
人間の朝食の後、ベルクも朝食。
あたりを散歩すると、遅咲きの桜がポツンとあったので、その下で写真を撮る。
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遅咲きの桜とベルク |
お腹も一杯になったところで、8:00出発。
8時半過ぎに仙台の手前の中間地点を通過。
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もう中間地点 |
今日はGW明けの平日のため、車は多いが順調に流れている。
このまま行くと予定より早めに、お昼過ぎには東京に到着する計算だ。
で、ついでなので、途中の福島県にある、あぶくま洞に寄っていくことにする。
日本でも有数の大きな鍾乳洞で、関東・東北方面ではけっこう有名なのである。
9:35、郡山JCTで磐越道に入り、いわき方面へ。
9:54、あぶくま高原SAでトイレ休息、10:03出発。
10:14、小野ICに到着。
ここからは案内標識に従って行けば、あぶくま洞までもうすぐだ。
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<神秘の洞窟>
ICを降りた後、案内標識に従って国道349号〜県道36号〜県道19号と行き、
10:37にあぶくま洞に到着。
しかし、駐車場はガラガラだ。
平日の午前中だからなのか、それにしても客が少ないなあ。
このGW中には観光客は来たのだろうか。心配になってしまう。
取りあえず、ベルクは車で留守番だ。
鍾乳洞は犬は不可だろう。(たぶん)
あぶくま洞周辺の案内板(92.3KB)
しかし、窓口に行ってびっくり!(゚o゚)
入洞料が大人1,200円!高い!思わず躊躇してしまったぞ。
しかも、途中から分岐する先に行くには追加で200円だと!
でもここまで来て入らないのもつまらないので、2人分2,400円をしぶしぶ払う。
中にはいると、色つきの照明に照らされた鍾乳石が不気味な雰囲気を醸し出している。
なんかなあ、普通のライトでいいのに、とぶつぶつ言いながら進んでいく。
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緑色のライトに照らされ 不気味な鍾乳石 |
しばらく行くと広場のような所に出た。
鍾乳石が林立し、さすがに有名な鍾乳洞なだけはある。
ただ、ここも色つき照明で装飾過剰という雰囲気だ。
洞窟の中の広場(55.9KB)
先に進んでいくと、出口に近いところに小さめの広場があったが、ここではライトが
一定時間ごとに点いたり消えたりしている。
なんか洞窟の一部分をステージに見立てて、1日を表現しようということらしい。
洞窟のイルミネーションはこちら(45.5KB)
ん〜、何か違うと思う。
例えば一時期だけのイベントで実施するのなら理解できるが、年がら年中ライトを
点けたり消したりして、何が面白いのか?
集客のために、担当者が一生懸命考えたのかも知れないが、何か勘違いしているぞ。
電気代だって結構かかるだろうに、こんなもののためにあの1,200円の入場料を
払ったのか?
観光客は、薄暗い洞窟の中をドキドキしながら進んでいく、という“疑似探検気分”を
味わいたくて来てるのに。
普通のライトでしかも薄暗いやつをポイントだけに点けておくのが一番。
そう思うけどね。
期待が大きかった分、なんかがっかりした。
で、近くに別の鍾乳洞があるというので、そっちにも行ってみることにした。
後で判るが、この判断が大正解なのであった。
11:45あぶくま洞を出発。
案内標識に従い、入水鍾乳洞へ。
12:00、入水鍾乳洞に到着。
駐車場には車がいない。あまり有名では無いしなあ。
今回もベルクは車で留守番。寝ていてくれ。
駐車場から入り口に向けて坂を上っていると、上から中学生の団体が降りて来た。
社会科見学か何かで鍾乳洞に行ったのだろう。
びしょびしょだぁ、とか、すごかったねぇ、とかぺちゃくちゃ喋りながら下りてくる。
ん〜、これは期待できるかも。
説明板によると、ここはその名の通り洞内を水が流れていて、あぶくま洞とは違い
“洞窟”という雰囲気がいっぱいらしい。
洞内は(人が入れるような)分岐はほとんど無く、行って戻ってくるだけなのだが、
距離によってA(550円)、B(700円)、C(5人まで4,600円)の
3コースに分かれている。
Aコースは照明がついていて普段着でも行けるのだが、Bコースはライトかロウソクが
必須で、水の中を行くので膝から下は濡れるということだ。
さらにその先のCコースは、とても観光気分で行けるような所ではなく、案内人が必ず
付くという、まさに“洞窟探検”というにふさわしいコースらしい。
今回は何にも予備知識もなく用意もしていないので、素直にAコースにする。
(ちなみに窓口の脇には更衣室も完備してあった)
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入水鍾乳洞の入り口 |
入り口を入るとすぐにゴォーっという水の音が響き渡っている。
足元を流れている水が、しばらく行くと滝になって上から落ちてきていたり、その脇を
せまい階段で上がったり、ん〜面白い。
腰をかがめないと通れないような所はもちろん、体を横にしないとすり抜けられない
ような、Aコースでも探検気分が味わえる所が連続する。
15分ほどでAコースの終点に到着。
ここまでは、遊歩道のように足元にはコンクリートで道が作ってあったのだが、
ここから先は、何もない水の流れる中をバシャバシャ行くしかない。
しかも照明がないので真っ暗闇だ。
一人では勇気と気合いがないと踏み込めないぞ。
今回我々はAコースのみなので、ここで引き返す事になる。
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内部ではすぐ脇を ごうごうと水が流れている |
出口に向かう途中で、カップルとすれ違った。
彼らは短パンにビニール雨合羽を着て、手にはローソクを持っている。
Bコースに行くのだろう。
ん〜、行ってみたいなあ。
表に出ると、なんかほっとした。
Aコースはちゃんと整備してあるので、別に危険なわけでは無いんだけどね。
あぶくま洞には、このドキドキ感が無いんだなあ。
あぶくま洞の1,200円と入水鍾乳洞の550円を比べたら、絶対に入水鍾乳洞の
方がお勧め。断然おもしろい。
名物に美味いもの無し、とは良く言ったものだ。
しかし、閉所恐怖症の人はマジでやめた方がいいと思う。
12:33、出発。
県道19号まで戻り、磐越自動車道の小野IC方面へ。
しかし、帰りは磐越自動車道には乗らずに、県道42号を福島空港方面へ向かう。
県道42号をしばらく走り、福島空港南側から有料道路のあぶくま高原道路に入る。
この道路は東北道に直結しているので、そのまま、13:50矢吹ICから東北道へ。
その後は特に渋滞に巻き込まれることも無く、14:31〜58上河内SAで休憩し、
順調に東京外環道に入り、16:12大泉IC到着。
そして、17:30に自宅到着。
ふ〜、やっと着いた。
今回は道南、道央を中心に回ったが、積雪のため行けない所もあったりして、なんか
やり残した気分がする。
もう次の北海道旅行の話が出ているが、行きたいところは尽きないのである。
【本日の走行距離:848.9km】
【全走行距離:3,545.6km】
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