【7日目(9/23(木))東川町〜東川町】

<紅葉に彩られた北海道の屋根を見る>
<この先大丈夫?>
<廃線跡に何想う>


<紅葉に彩られた北海道の屋根を見る>

今日は、ロープーウェイで大雪山旭岳の中腹まで行く予定。
宿のドッグランから旭岳が見えるのだが、上の方は雲に隠れているので天気が心配だ。
大丈夫かなあ。

朝の散歩にて
朝の散歩にて。
山の上の方は雲がかかっている。


今日も走行距離的には大したことはないのだが、この時期は紅葉を見に行く人で
ロープーウェイが混雑すると思われるので、少し早めに8:20に出発する。

道道1160号をまっすぐ天人峡方面へ。
途中、天人峡へ行く道道213号を右に見て、旭岳方面へ左折。

山道を上っていき、8:53、旭岳ロープーウェイの山麓駅に到着。
駅の前にある大駐車場は結構埋まっている。すぐに停められたけど。
観光バスもいっぱいいるなあ。

ここでは残念だがベルクは留守番だ。
ロープーウェイには乗れないし、しょうがないね。
天気も曇りがちなので、それほど暑くはないだろう。
ちょっと(2時間くらい?)我慢していてくれ。

乗車券を買って乗り場に行くと、たくさんの人が列を作って待っている。
ここは、ロープーウェイを降りたところから1周1時間程度の遊歩道があって、
我々のような普通の観光客でも手軽に山の雰囲気を味わえるのだ。
もちろん、旭岳から大雪山を縦走するような、本格的な登山をする人たちも
いるのだが、そういう人たちは格好ですぐ分かる。
そういう本格的な登山をする人達は、意外に中高年が多い。
ブームになってるからね。

ロープーウェイは15分間隔なので、しばらく待つとゴンドラがやってきた。
順番に乗り込むのだが、うまいこと窓際を確保できた。
さあ、出発。

上るにつれて、素晴らしい紅葉の様子が広がる。ん〜。きれいだ。
針葉樹の緑の中に、ナナカマドの紅葉とダケカンバの白い枝と黄葉が
パッチワークのようだ。
雲の切れ間からときおり陽が差すと、ホントに輝いて見える。

ロープーウェイからの景色1 ロープーウェイからの景色2 ロープーウェイからの景色3
ロープーウェイからの景色。
ハイマツの緑とナナカマドの赤と
ダケカンバの黄色がとてもきれい。


約10分で頂上の駅に到着。
やっぱり寒いなあ。ジャケットを持ってきてよかった。
駅の前から遊歩道が始まる。1周1時間ほどだ。

姿見の池自然探勝路の案内板(49.4KB)

皆がいく方向に素直に向かう。駅から正面の旭岳方向に伸びている道だ。
道の両側には、ハイマツの緑に高山植物の赤や黄色の紅葉が映えて、とてもきれいだなあ。
ひと登りすると、小さな沼が左手に見えた。満月沼だ。

自然探勝路の遊歩道 満月沼
自然探勝路の遊歩道。 遊歩道をひと登りした所にある満月沼。


さらに遊歩道を進むと、左右に大きな池が現れた。
右が鏡池、左がすり鉢池だ。
遊歩道は、2つの池の真ん中を通って続いている。

すり鉢池 反対側の鏡池
すり鉢池。 反対側の鏡池。


この、すり鉢池と鏡池が二つ並んであるので、両方で夫婦池というのだそうだ。

夫婦池の二つの池の間を通る遊歩道
夫婦池の二つの池の間を通る遊歩道。


夫婦池のパノラマ画像(87.3KB)

さらに進んで、旭岳の中腹から噴煙が上がっている場所の目前の展望台へ。
活火山なんだなあ。

旭岳の中腹からは噴煙が上がっている
旭岳の中腹からは噴煙が上がっている。


ちょっと戻り再び先に進むと、ひときわ大きな池が現れた。
有名な姿見の池だ。
この池越しに見る旭岳の姿は、観光用ポスターなどいろいろな場所で見ることと思う。
しかし、今日は旭岳にガスがかかってよく見えない。
ん〜、残念だなあ。

姿見の池
姿見の池。
湖面がきれいな水色。


しばらく待っていると、ガスが少し晴れて旭岳が姿を現した。
晴れていれば、姿見の池に旭岳が映り込んできれいなのになあ。
まあ、旭岳を見れたので良しとしておこうか。

姿見の池の向こうに旭岳が姿を現した
姿見の池の向こうに旭岳が姿を現した。


姿見の池のパノラマ画像(152KB)

15分ほど辺りをうろうろしていたが、ガスが降りてくると〜〜〜っても寒い!(>_<)
耐えきれずに、戻ることにする。

ロープーウェイの駅までは、今度は下り道だ。
こちら側の道の両側には、紅葉した高山植物が一面に広がっている。
いや〜、ガスの中の紅葉っていうのも幻想的でとてもきれいだなあ。

高山植物が真っ赤に紅葉している(89.8KB)

遊歩道周りの紅葉のパノラマ画像(196KB)

のんびり景色を楽しみながら、ぶらぶらとロープーウェイ山頂駅へ。
帰りはすぐに乗車できた。
しかし、上りゴンドラからはまだ続々と観光客が降りてくる。

下の駅に到着。
駅舎から外に出てみると、駐車場には駐車待ちの車が列を作って待っている。
やっぱり、紅葉を見に来る人たちがいっぱいいるんだなあ。 朝一で早く来て良かった。
10時半過ぎでこれだから、上はどんどん人がいっぱいになるだろう。
紅葉じゃなくて人を見に行くようなものだなあ。
遊歩道が人で渋滞してしまうぞ。

この9月の連休には、夕方下りのロープーウェイに乗るのに長蛇の列で、何十分も待つらしい。
テレビの全国放送でも、日本で一番早い紅葉として紹介されるところだからしょうがないのかな。

10:56、出発。富良野を通り越して芦別を目指す。


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<この先大丈夫?>

ふもとまで下り、道道213号に左折し美瑛の町を目指す。
旭岳は曇がかかっていたのだが、下はいい天気で暑いくらいだ。
JR北美瑛駅の脇を通り美瑛駅前へ。
ここでガソリンを補給する。11:35。

コンビニでおにぎりを買い、国道237号を左折し富良野方面へ南下。
上富良野町に入ったところで、道道70号に右折する。
この道は美瑛から芦別方面に行くショートカットなのだが、冬は通行止めになるのである。
今年(2004年)のGWに来たときに、逆方向の芦別側から来ようとしたら、
まだ冬期通行止めだったので、そのリベンジの意味で今回通ることにしたのである。

途中、季節はずれの菜の花畑に出会った。
たぶん、来年用に土に鋤き込んで肥料にするのだろう。
なんか、いきなり春になったようだ。
天気もいいし、やっぱりぱっと明るくなるね。
12:00、休憩を兼ねて写真を撮る。

姿季節はずれの菜の花畑
季節はずれの菜の花畑。


菜の花畑のパノラマ画像(232KB)

12:12、出発。
道道70号を南下する。ここら辺は快適な舗装路だ。
しばらく行くとT字路にさしかかる。
まっすぐ行くと上富良野方面。道道70号芦別方面は右折だ。

と、右折するといきなり登りのダートになる。
冬期通行止めになるくらいだから当然か。
でも道幅は1.5車線分あるし、開けていて明るいので走りづらくはない。

道道70号
道道70号。富良野から芦別への峠越えのダート道。


しかし、こんな道でも結構交通量が多い。途中4〜5台の車とすれ違った。
しかも観光客のレンタカーが多い。
地図で見ると滝川、芦別方面から美瑛、旭川方面への最短路だからねえ。
一応、道道だし。
みんな、こんなダート道だとは思わずに来てしまうんではないだろうか。
あまり走り慣れてはいないようだったなあ。

芦別野花南まで下り、道道978号に右折、さらに国道452号を右折。
黄金水松公園を目指す。

牧場の中の道を案内板に従い、13:05、黄金水松公園に到着。
黄金水松とは推定樹齢1,700年の“いちい”の巨木で、北海道の指定文化財
(天然記念物)にもなっている木である。
なんだただの木か、って?そうだけど、老木には精霊が宿るって言うじゃないですか。
まさにそんな感じがぴったりの巨木だ。

黄金水松の案内板
黄金水松の案内板


黄金水松の大きな画像(278KB)

周囲は公園として整備されていて、散策するにはいいところである。
旭岳から下界に下りてきて以降、ここまでの道中が暑いくらいだったのだが、公園の
森の中に入るとひんやりとして涼しい風が吹いてくる。
ふ〜、気持ちいいなあ。
ベルクも気持ちよさそうだ。。。って、いつものとおり地面や草むらの匂いばかり
嗅いでいる。まったく。

しばらく周りをうろうろし、13:15、夫婦滝に向けて出発。

道道4号に出て、北に1kmほどの新城の集落から案内板に従い右折。
畑の中の砂利道をしばらく行くとだんだんと森の中へ。道も狭くなっていく。

夫婦滝への道 森の中に続いている
夫婦滝への道。
畑の中の砂利道。
森の中に続いている。


北海道にしては狭い道だなあ、この先大丈夫なのか?
対向車が来たらすれ違えないぞ、
と思いながら進んでいく。
もちろん、対向車なんて来なかったけどね。

13:28、滝そばの駐車場(というか広場)に到着。
驚いたことに先客がいた。
こんな所に来る物好きがいるんだぁ。(おまえらもそうだろってか?)
地元ナンバーのカップルだ。我々と入れ違いに出て行った。

夫婦滝の看板
夫婦滝の看板。
木漏れ日があたって見づらいのはご勘弁を。


さて、肝心の滝はすぐそこだ。
広場の脇から幅が一人分しかない細い道を下りていく。
と、小降りの滝が目の前に現れた。
夫婦滝の名の通り、大小二つの滝が並んでいる。

夫婦滝
夫婦滝。
左側が大きく、右側が小さな滝になっている。


ん〜、やっぱり滝の水辺は気持ちいいなあ。マイナスイオンがいっぱいだ。
しばらくリフレッシュして、13:45、神居古潭に向けて出発。


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<廃線跡に何想う>

元来た道を新城の集落まで戻り、道道4号を右折し旭川方面へ。
国道12号に出て右折すると、すぐに神居古潭だ。
14:12、到着。
ここは、去年(2003年)の夏にも来た所だ。
一度に100人以上渡ることの出来ない木製の橋を、おそるおそる渡る。
なんか去年と同じだ。(^^ゞ

神居古潭にかかる木製の橋
神居古潭にかかる木製の橋。


川向こうにある旧函館本線の旧神居古潭駅へ。
ここは、新しいトンネルができて廃止になってしまった駅だ。
D−51やC−62等の蒸気機関車なんかも展示されているのだ。

神居古潭の説明板(104KB)

また、線路後がサイクリング道路になっているので、線路が無いだけで
列車が走っていた当時の雰囲気が色濃く残っている。
ベルクも列車が来るのを待ってホームにたたずんでいた。(^。^;)
いったい何を考えているのやら。

列車を待つベルク
列車を待つベルク。
早く来ないかなあ。


去年から目新しいことも特になく、ぶらぶらしてから14:27、出発。

この後は、旭川在住のまりもちゃんとドッグカフェで待ち合わせをしているのだ。
ベルクは分かってるのかなあ?

国道12号を旭川方面へ。
道道90号に左折し、しばらく行って神楽岡駅方面へ左折。
駅の手前に待ち合わせのドッグカフェ・HANAがあった。
14:55、到着。

ドッグカフェ、HANA HANAの店内
ドッグカフェ、HANA。 HANAの店内


まりもちゃんはもう来ていた。
ベルクは、まりもちゃんを見つけると大興奮。
店内でもまりもちゃんの後にくっついてうろうろ。
しつこいのでベルクは怒られてしまった。

まりもちゃんと
まりもちゃん(左)と。


飼い主のゆみさんとは、のんびりお茶をしながらお話をすることができた。
まりもちゃんともう少し遊べたら良かったのにね。ベルク。

16:21、名残惜しいけれど、まりもちゃんとお別れし、宿へ。
道道294号を行き、17:06、宿に到着。

宿からは夕暮れの旭岳がきれいに見えた。

夕暮れの大雪山旭岳
夕暮れの大雪山旭岳。


夕暮れの大雪山旭岳のパノラマ画像(76.5KB)

さて、明日は札幌でオフ会の予定。
天気は大丈夫かなあ。
とっても楽しみだ。

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【本日の走行距離:211.8km】


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