【2日目(6/15(日))函館〜ニセコ】

◆本日のテーマ◆海の幸のグルメと温泉で心を癒す


<函館だぁ>
<朝市で満腹、温泉で極楽>
<積丹半島にて>
<小樽は遠かった>


<函館だぁ>
到着予定の午前2時の15分前に目覚める(というかラビにたたき(!)起こされた)。
一瞬、自分がどこにいるか判らなかったがすぐに思い出す。そうだ、もう函館だぁ!
窓から外を見るが真っ暗でよく判らない(当たり前だ)。でも雨は降っていないみたいだ。とりあえず良かった。
もう船内放送で「支度をして車に戻ってくれ」と案内している。急がなくては。

車に戻ってみると、ベルクがぼ〜っとしてこっちを見ている。
一人で眠れずに待っているかと思ったのに、ぐ〜すか寝ていたようだ。そういうやつなのである。まぁいっか。

下船は船首から。上層階のカーデッキから斜路を下り、北海道に上陸する。♪は〜るばる来たぜ函館へ〜♪、
と歌いだしたかったが、やめておいた。物静かな男なのである。。

雲は多いが雨は降っていない。夜景も見れそうだ。とりあえずベルクのシッコをして、函館山に向かった。

船首がぽっかりと開いている 北海道初ウ○チ
船首がぽっかりと開いている 北海道初ウ○チ


2:50、函館山着。ここの夜景は説明するまでもなく有名なのだが、アクセス道路が17時〜22時はマイカー通行禁止である。
この時間帯はバス・タクシー・ロープウェイだけ。当然犬連れ不可だが、今の時間ならOK。
真夜中だったが、さすがに素晴らしい夜景だ。ベルクも堪能したことだろう(地面の匂いばっかり嗅いでいたけど)。
しかし、寒い!長袖のシャツ一枚じゃ耐えられまへん。
スキーウェアのジャケットを持っていったのだが、早速役に立った。ふ〜。

函館山通行規制の看板 やっぱり素晴らしい夜景
函館山通行規制の看板 やっぱり素晴らしい夜景

夜景のパノラマ画像はこちら(82KB)

次に4時前の日の出を(曇っていて見れないかもしれないけど)見に立待岬まで行こうとした。
ところが、通行止めだ。なんだよお、そんな情報はどこにもなかったぞ!(怒)

立待岬通行規制の看板
立待岬通行規制の看板


函館市や渡島支庁の観光情報HPにも何にも書いてなかったし。
函館山の交通規制も同じだけど、少なくとも市や支庁の公式HPにはこういう情報こそ載せるべきだ。
一般的な観光情報なんてガイドブックを見たほうがましだよ、まったく。

しょうがないので元町界隈をうろうろする。
昼間は観光客で賑わうであろう観光名所が独り占めだ(朝の4時過ぎだから当たり前か)。
しかし、どこに行ってもラビは車の中から出てこない。
せっかく気持ちのいい朝の函館元町なのに、車の中でぐ〜すか寝ているのである。まぁいっか、ベルクがいれば。。

聖ヨハネ教会 ハリストス正教会 チャチャ登りの坂道 旧函館区公会堂
聖ヨハネ教会 ハリストス正教会 チャチャ登りの坂道 旧函館区公会堂

(なんか写真がみんな傾いてるなあ。寝ぼけまなこで撮ったからかな)

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<朝市で満腹、温泉で極楽>
うろうろしているうちに朝市が始まる時間になったので駅前に移動。
4:55、駐車場に車を停め、市場へ突撃!(ベルクは留守番)。事前に調べておいた“きくよ食堂”へ。一番乗りだった。
さっそく、私はうに・いくら・ほたての“巴丼”、ラビは“いくら丼”を注文。ついでにイカソーメンも頼んだ。

巴丼とイカソーメン いくら丼
巴丼。奥にあるのがイカソーメン いくら丼


ん〜、んまい。北海道に来た目的の一つを達成。
朝5時からどんぶりを食べられるかなぁ、と思ったが、そんな心配は無用だった。ご飯を一粒も残さず完食。ふ〜。
外に出ると他の店も開店し活気が出てきた。そろそろ本格的に市場が開く時間なのだろう。

朝市の様子
朝市の様子


5:35、駅前を出発。朝からやっている日帰り温泉へと向かう。
昨日から風呂に入っていないので(フェリーは特等船室なのでユニットバス設備はあったが、時間的に入る暇がなかった)、湯船にゆったりと浸かりたい。

5:55、大野町にある東前温泉・しんわの湯へ到着。
ここは内湯・うたせ湯・サウナ・露天風呂等がある、近代的ないわゆる“スーパー銭湯”である。
もちろん源泉100%でかけ流し(お湯の再利用をせずにそのまま流してしまうこと)とのこと。
函館市内やフェリー乗り場から近く、営業時間も5時〜24時と長くて旅行者にもおすすめだ。
ここではまたもベルクは車で留守番。すまないが寝ていてくれ。
しかし思ったより混雑している。日曜日ということもあるだろうが、朝風呂が好きなのはこちらの人も同じようだ。
しばし露天風呂でくつろぐ。ふ〜、極楽だぁ。(くつろぎすぎて写真を撮るのを忘れてしまった)

今日は、早々と本日のテーマを達成してしまった。でもこれからが北海道旅行の本番だぞう。

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<積丹半島へ>
6:49、しんわの湯を出発、途中、駒ケ岳の麓の大沼公園に寄る。 広い芝生の広場と大沼湖畔をちょこっと散歩するが、まだほとんど人がいない
(普通、日曜日のこんな時間はまだ寝てるよねえ?)。
大沼公園の広い芝生
大沼公園の広〜い芝生。
背景にかすんだ駒ケ岳が見える


7:30、大沼公園を出発、国道5号を北へ。すぐに内浦湾沿いの快適なシーサイドロードになる。いい天気だ。
お腹は満腹だし、露天風呂も堪能して、潮風に吹かれているとつい眠気が、、、、、、う〜やばい。
長万部手前の道端で15分ほど仮眠。
しっかし、みんな飛ばしているなあ。話には聞いていたが、ホントに平均で80km前後は出している。
小さな軽自動車や大きな観光バスまで同じ速度で飛ばしている。だから北海道は死亡事故が多いのだろう。
ま、遅い車にいらいらすることは少ないけどねえ。

長万部から山間部へ入り、国道5号→道道9号を通り日本海側へ抜ける。
その後、海沿いの国道229号を神威岬目指してひた走る。
長万部へ向かう国道5号 黒松内町付近の道道9号 積丹半島へ向かう国道229号
国道5号を長万部へ向かう。
快適なシーサイドロード
道道9号黒松内町付近。
新緑が眩しい
国道229号を神威岬へ向かう。
海がとっても綺麗だ


途中の岩内町でガソリン給油。予定では夕方小樽で入れるはずだったので、だいぶ早い。函館で結構動き回ったからか?
こちらでは地図上のちょこっとした寄り道も結構な距離になってしまうからなあ。
しかし燃費がいい。特に気を使っていないのに、高速道路よりいいくらいだ。
信号が少なくて、経済速度の7〜80kmで巡航できるからだろうか。
実はこの旅行中に燃費の新記録が出ることになるのである。

奇岩の続く海岸線をひた走り、11:29、神威岬に到着。
ここは昔からとても訪れたかったところだ。両側が海に落ち込むダイナミックな岬に突端までつづく細い道。
昔は女人禁制の場所だったようだが、今は観光客がいっぱいだ。
今日は空も晴れ渡り、初夏のような日差しに潮風が心地よい。

やっと着いたよ。ふ〜 女人禁制 岬の突端を望む
やっと着いたよ。ふ〜 女人禁制! 岬の突端を望む


突端まで続く遊歩道を行く。人がすれ違うのがやっとという細い道が続き、所々に下の断崖絶壁が透けて見える足場のようなものを渡してある。
ベルクにはこの足場のような橋がとても怖かったようだ。なだめすかして進み、20分ほどかかりやっとのことで突端まで到着した。

こんな道を行くのやだよ〜 まだ着かないのお? 突端の神威岩 きれいだね 帰り道
こんな道を行くのやだよ〜 まだ着かないのお?
トボトボ、、、、
突端の神威岩。
水平線が丸く見える
きれいだね。暑いけど 帰り道

駐車場まで戻ってきたら、キタキツネがいた。多分親子。
確かにかわいいが、エサをあげるような事は慎みたい。結局は彼らのためにならないだろう。
ベルクが見つけたらダッシュするかと思ったら、やっぱりした。。。。。

キタキツネ親子
キタキツネ親子


そんなこんなでもう12:30、お昼の時間だ。この時期に積丹半島に来たらウニ丼を食わない手はない!ということで近くの“浜寿し”へ。
私はもちろん生ウニ丼。ラビはちらし寿司。せっかくだからということで、奮発してあわびの刺身も注文した(なんて贅沢なんでしょ)。
サービスで甘エビも付いてきた。これがまた新鮮でぷりぷりして、うまい。
朝市であれだけ食べて、お昼もこんなに食べられるのだろうか、なんて心配はいらなかった。
入るとこには入るんだなあ、と実感。ふう。

甘エビ 生ウニ丼 あわびの刺身
サービスの甘エビ。ぷりぷり! 憧れの生ウニ丼 あわびの刺身。ん〜最高!


車に戻ると、ベルクが「暑いよう、早く車動かしてよう」と訴えていた。
悪かった、許せベルクよ。涼しい店内で海の幸ざんまいして来ちゃったのさ(なんてひどい飼い主なんでしょ)。

13:29、次のポイントの積丹岬(島武意海岸)に到着。
駐車場に車を置き、すぐそばの歩行者用トンネルを抜けると、素晴らしい景色が眼前に広がった。
透き通った海と青い空が水平線で溶け合っている。

トンネル入り口 トンネル出口
トンネルの入り口 出口の向こう側には。。。。

こんな素晴らしい景色が!(68KB)

海辺まで降りられるようになっているらしいが、暑くてバテバテ(ラビとベルクが)だったのでやめた。。
こんな素晴らしい景色もベルクにとってはどうでもいいらしく、草むらに顔を突っ込み匂いを嗅ぐのに夢中なのであった。
海を眺めるベルク 草むらに顔を突っ込むベルク
飛び込みたいなあ。。。。 こっちの方が面白いや


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<小樽は遠かった>
14:10、島武意海岸を出発。今日はあと小樽で運河沿いを散歩した後、宿泊予定のニセコへ向かう予定。


途中“セタカムイ岩”という所で小休憩。ここは、忠犬ハチ公のように、漁に出たまま戻らない主人を待って岩に姿を変えた犬の伝説が残るところだそうだ。
ん〜、なんて感動的な話なんだろう。ベルクも少しは見習って欲しいものだ。まったく。

また、この先の豊浜トンネル入り口付近で1996年に発生した岩盤崩落事故の慰霊碑があった。
現在は、事故現場を迂回するように前後のトンネルの中間地点を繋いで新しいトンネルが開通しているので、直接事故現場を見ることはできなかったが、
ここら辺の海岸まで迫る断崖絶壁を見ていると、自然と比べて人間のちっぽけさが心にしみた。
犠牲者の方は、いきなり崩れてきた岩に押しつぶされて何がなんだか判らずに亡くなったのだろう。ご冥福をお祈りします(合掌)。

セタカムイ伝説の詳しい説明はこちら(88KB)
セタカムイ岩とベルク
セタカムイ岩とベルク


その後、途中の余市市内でお祭りの山車の列に引っかかってしまい、小樽到着が15:57になってしまった。
運河沿いをそぞろ歩いて小樽が北海道一繁栄していた頃に想いを馳せようか、と思ったが、写真を撮っただけでそそくさと後にする。
だってなんか観光地って感じで、記念写真屋やら道端に店を広げたみやげ物野郎やら、旗を持ったガイドさんを先頭にした中年団体客やらで、
ごった返してるんだもん。なんかわざわざ来て時間の無駄だったなあ。

小樽運河にて
小樽運河にてよそ見をしながら
写真に納まるベルク


16:14に小樽を出発。
余市のお祭り渋滞を避け、裏道の“フルーツ街道”を通り、途中で国道5号に合流しニセコを目指す。
倶知安のちょっと手前の峠から羊蹄山がくっきりと見えた。頂上付近にまだ雪が残っている。きれいだなあ。

羊蹄山
羊蹄山が出迎えてくれた


17:27に今日の宿泊であるロッジ・アイベックスに到着。ふ〜、今日はよく走ったなあ。
夕食をしっかり食べ、風呂に入ったらもう眠気が。。。。運転をしていないベルクもさすがに疲れたらしく、もう顔をあげることもしない。

疲れきりベルク
宿で疲れきって眠るベルク


明日はこれまた楽しみな林道走行だ。どうかクマに出くわさないように。。。。。


【本日の走行距離:407.5km】
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