【2日目(9/24(土))函館〜東川町】

<大海原から日が昇る>
<あっちもこっも通行止め>
<たくさんの仲間達と>


<大海原から日が昇る>

定刻通りに2時すぎに函館に到着。
もう慣れたはずだが、やっぱり3時間程度だとまだ眠いなあ。
それでも、車に戻ってフェリーから下船し、フェリーターミナルでベルクのシッコを
していると、これからの旅のことを思いワクワクしてきたぞ。
今日は、まず室蘭の地球岬で日の出を見て、あとは札幌でこちらのサモ達と会うのが
メインイベントだ。

2:18にフェリーターミナルを出発。
取りあえず、朝飯を確保しにコンビニへ。
せっかくなので函館名物の“ハセガワストアのやきとり弁当”を買うことにする。

ハセガワストア
ハセガワストア

ハセガワストアは函館を中心としたコンビニチェーンである。
そのハセガワストアで売っている“やきとり弁当”というのが、“うまい!”という
のである。
去年は根室のエスカロップを食したので、今年も何か名物を食べたかったのである。
“やきとり弁当”がどういうものかは後で紹介する。乞うご期待!(^。^;

で、今度こそ本当に出発。
いつも通り、国道227号を大野町に行き、函館江差自動車道に乗る。
そして、すぐに函館JCTから函館新道へ。長万部方面へ向かう。
真夜中なので車もほとんど無く、快適に飛ばす。

このルートは毎回利用するのだが、要するにどちらも無料開放されている高速道路で、
大沼への峠下まで最速で行けるのである。
そして、その先国道5号を長万部方面へ向けてひた走る。
連休のためかトラックも少なく走りやすいなあ。

長万部の手前の国縫ICから道央道に乗り、4:47、室蘭ICで降りる。
もう、東の空が白々としてきている。
地球岬に急がないと。

白鳥大橋を渡り、夜明けの室蘭市街を通り抜け、地球岬に至る山道へ。
しかし、この山道は、けっこう狭いのだ。
地球岬は有名な観光地なのに、アクセス道路が意外に不便。
観光バスも通るだろうに、運転手が大変だろうなあ。

5:05、地球岬の駐車場に到着。
数台の車が停まっている。
みんな日の出を見に来ているようだ。

展望台に上り、日の出を待つ。
しかし寒いなあ。スキージャケットを持ってきて良かった。
しばらくすると、水平線から太陽が昇ってきた。

地球岬からの日の出
地球岬からの日の出。
そろそろだ。

出てきたあ すっかり顔を出した
出てきたあ。 すっかり顔を出した。


日の出直前の地球岬からのパノラマ画像。(169KB)

水平線近くに少し雲がかかっていたので、太陽が完全に出るまで1時間近くかかった。
すっかり体が冷えてしまったが、でもベルクは元気だ。
ベルクにとってはこのぐらいがちょうどいい気候なのかな。

眠いでしゅ
眠いでしゅ。

寒い寒いと言いながら駐車場に戻ると、キタキツネが朝食をねだりに出てきていた。
林道の途中で見かけるキタキツネより、心なしか太っているようだ。
ここは観光客が多いから、食べ物もいっぱいもらうのかねえ。
よろしくないと思うけどなあ。

キタキツネ
キタキツネ

6:08、出発。
苫小牧近くの樽前ガローに向かう。

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<あっちもこっも通行止め>

室蘭の市街地を抜け、国道36号に出て苫小牧方面へ。
6:28、室蘭登別ICから道央道に入る。
途中の荻野PAで休憩して7:14、白老ICで降りる。
国道36号を左折して苫小牧方面へ少し行くと、樽前ガロー入り口の看板があった。
看板に従って左折し、しばらく行って道央道の下をくぐると道はダートになる。

樽前ガローの入り口看板 しばらくするとダートになる
樽前ガローの入り口看板。 しばらくするとダートになる。

ちなみに“ガロー”とは、両岸が絶壁になっているところ、という意味だ。
樽前川の浸食により、両側が崖になった場所が1kmほど続いているのだ。
その両側の崖が苔に覆われていて、支笏湖畔の苔の洞門と似たような地形になって
いるらしい。

7:40、到着。
案内板を見てみると、遊歩道があって橋が3つかかっているらしい。

樽前ガロー周辺案内図。(127KB)

また、隣には“クマ注意”の看板が。
ここら辺はヒグマの生息地に近いのだろう。
でも、すぐそばに(100mくらい)は民家があるのになあ。
人ごとながら心配になってしまう。

クマ注意
クマ注意!

看板のそばの最上流の橋からはよく見えなかったので、中流部の橋まで車で移動。
この橋からは、両側の崖の間を勢いよく流れているのがよく見えた。

樽前ガロー
樽前ガロー。

橋のたもとから川面に降りられる場所があったのだが、やはり急な斜面だったので
止めておいた。
車に戻り(クマ注意!とのことなので、ベルクは車で留守番だったのだ)、8:02
出発。

次は、支笏湖から苫小牧に広がる原生林の中にある、口無沼と丸山遠見望楼に行く
予定なのだ。

国道36号に戻り苫小牧方面へ。
途中の道道141号を左折して支笏湖方面へ。
苫小牧西IC入り口を素通りし、道道を更に進むと口無沼へつづく林道の入り口に
到達。

しかしゲートが閉まっているではないか!
立て札によると、去年の台風被害の倒木がまだ残っているので、通行止めが続いて
いるらしい。
ん〜、残念だ。

口無沼はこっち ゲートが閉まっている
口無沼はこっち。 ゲートが閉まっている。

しょうがない、丸山遠見望楼に先に行くかね。
口無沼はあっちからも回れるし。

ということで、道道を先に進んで支笏湖畔まで出、国道276号を右折。
さらに国道453号を左に分け、苫小牧方面へ右折した所にある林道の入り口へ。

しかし!なんとこっちもゲートが閉まっている!
立て札によると、倒木による通行止めということで同じ理由だ。

丸山遠見望楼への入り口 こっちもゲートが閉まっている
丸山遠見望楼への入り口。 こっちもゲートが閉まっている。

確かに去年は、ここら辺は倒木の被害がものすごかったけど、その影響がまだ残って
いるとは。
ゲートに鍵は掛かっていなかったが、倒木じゃ進めないしねえ。
素直にあきらめることにする。
来年の宿題にしておこう。(^_^;)

ベルクのシッコと気分転換に周囲をぶらぶらし、すぐに出発。
恵庭渓谷に向かう。

国道276号を支笏湖まで戻り、そのまままっすぐ国道453号で湖畔を札幌方面へ。
途中、支笏湖畔で樽前山や恵庭岳がきれいに見えたので写真を撮る。

樽前山と風不死岳 恵庭岳
樽前山と風不死岳。 恵庭岳。

支笏湖畔からのパノラマ画像。(263KB)

支笏湖を離れ道は山の中に。
しばらく行き、道道117号に左折。
9:48、白扇の滝に到着。
ここは、2003年の夏にも来ているのだが、そのときは台風に追い立てられて
ゆっくり見て回ることができなかったのだ。
今日はいい天気だし、前回みたいに台風の大雨で川が濁っていることも無いだろう。

白扇の滝の滝見広場案内図。(214KB)

駐車場から急な階段を下り、滝見ポイントへ。
“白扇”と名が付いている通り、白い滝の水が扇を広げたようになって落ちている。
前回は濁流で茶色く濁った滝だったのにねえ。

白扇の滝 2003年の時
白扇の滝。 2003年の時。

また、台風が迫り来る大雨の中でも営業していた、ど根性の土産物屋も健在だった。
なんかほっとした気分。(^_^;)

ど根性の土産物屋
ど根性の土産物屋。

そして、前回は道路の通行止め措置で追い出されたため行けなかった、三段の滝へ。
10:07到着。

三段の滝
三段の滝。

三段の滝の大きな画像。(314KB)

この滝はすぐ上に道道の橋が架かっていて(写真の手前側。この写真は橋の下から撮って
いる)、雰囲気がイマイチだなあ。
周りが紅葉していればそれなりにきれいなんだろうけど、まだちょっと時期が早いしねえ。

10:16、国営滝野すずらん丘陵公園に向けて出発。


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<たくさんの仲間達と>

国道453号まで戻り札幌方面へ。
そして道道341号に曲がり、滝野すずらん公園・鱒見口に10:42、到着。
去年のGWに来た時には園内のアシリベツの滝に行ったのだが、もう一つの鱒見の滝は
少し離れているのでパスしたのである。
そこで今回、再度訪れることにしたのである。

この公園はとても広くて駐車場も何ヶ所かあるのだが、今回行こうとしている鱒見の滝に
一番近いのがここなのである。
(ちなみに、1ヶ所で駐車料金を払えば、あとはその駐車券を見せるだけで他の駐車場
にも入れるそうだ)

良く整備された気落ちのいい遊歩道を歩き出す。

鱒見の滝はこちら 気持ちのいい森の遊歩道
鱒見の滝はこちら。 気持ちのいい森の遊歩道。

ちょっとウ○チ
ちょっとウ○チ。
待ってて下さいでしゅ。

15分ほどで鱒見の滝に到着。
もう一つのアシリベツの滝は、日本の滝百選の一つに選ばれているだけあって結構
見に来ている人がいたが、こちらは一人もいない。
なかなか堂々とした滝だと思うけどなあ。

鱒見の滝
鱒見の滝。

鱒見の滝の大きな画像。(289KB)

マイナスイオンをいっぱい深呼吸した後、来た道を引き返す。

駐車場まで戻り、横にあるレストハウスのガーデンテーブルで、函館のハセガワストアで
買った“やきとり弁当”を食することにする。
実は、“やきとり弁当”というが鶏肉ではなく、豚肉の串焼きなのである。
なんでも、道南では一般的に豚肉の串焼きのことを「やきとり」というのだそうだ。
じゃあ、鶏肉のは?というと「鶏肉のやきとり」って言うのだそうだ。ほんとか?
味は塩とタレと塩ダレがあり、タレには隠し味に函館ワインが使われているのだとか。

ハセガワストアのやきとり弁当 中はこうなっている
ハセガワストアの
やきとり弁当(小)。
399円。
中はこうなっている。

串を引き抜いてご飯の上に乗せるのだ
串を引き抜いてご飯の上に乗せるのだ。

もう冷めてしまっているが、やっぱりうまい。肉の臭みもなく、固くも無い。
タレの染みたご飯がこれまたおいしいぞ。
名物になるだけのことはあるなあ。

と、食欲を満たしたので、本日のメインイベントの会場である札幌ペットクラブに
向かうことにする。
実は、すずらん丘陵公園から山一つ隔てたすぐ向こう側にあるのだ。
12:22、出発。

道道341号を北広島市方面へ。
途中から案内看板に従い、右側の山道へ入る。
12:37、札幌ペットクラブに到着。
もう、かなりの組が集まっていて、サモ達が白いかたまりとなってドッグランを
駆け回っている。
さっそく受付を済まして、ベルクも仲間に加わる。

札幌ペットクラブのドッグラン 走り回るサモ達
札幌ペットクラブのドッグラン。 走り回るサモ達。

ねえねえ、遊ぼうよ サモ団子
ねえねえ、遊ぼうよ。 サモ団子。

しかし、広いなあ。
ドッグランがいくつかあり、いちばん広いのは1000坪以上あるだろう。
周りは森に囲まれていて、気兼ねすることもない。

ベルクは長旅の疲れも見せずに、あっちこっちに顔を出し、女の子を追いかけ、
楽しそうに走り回っていた。
もう落ち着いてもいい歳なのにねえ。

最後に、集まってくれたみんなで自己紹介をして、恒例の集合写真を撮って、
楽しかった3時間があっという間に過ぎてしまった。

集合写真はこちら。(150KB)

今日の宿は旭川の東川町なので、名残惜しいが15:41に出発。
北広島ICから道央道に乗る。
途中の野幌PAで休憩し、旭川鷹栖ICで下りる。17:27。

旭川市内でガソリンを給油し、宿に着いたのが18:19だった。
ふ〜、やっとちゃんとした場所で寝れるぞ。
夕食を食べ終えると、ベルクはもうぐったりして熟睡だ。
今日のオフ会で走り回ったのが相当効いているようだ。

疲れ切って熟睡のベルク
疲れ切って熟睡のベルク。

さて、明日は旭岳に紅葉を見に行くのと、入場者数日本一の旭山動物園に行くのだ。
楽しみだなあ。

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【本日の走行距離:560.5km】


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