四国旅行〜第3日目〜

  今回の旅行の朝食は、時間を選べることもあり、毎朝7時にお願いしている。
  そして8時過ぎにはチェックアウトして出発する、という(相変わらず)あわただしい時間を過ごしている。

  今日も例外ではなく、8時半前には白山洞門に到着していた。
  花崗岩の岩山が海食されてできた洞門である。
  展望台や遊歩道らしきものもあるのだが、一部崩壊したまま放置されている。
  ここ四国は、何というか、メンテナンスということをあまりしないようだ。
  一度造ったら造りっぱなし。人手が足りないのだろうか。

  それから足摺岬灯台へ。
  白山洞門から戻る頃より雨がポツポツ落ちてきて、灯台に着いた頃には本降り。
  何なんだ〜。
  ここには猫が15匹ほどいて、その猫のえさを狙って猪まで出没するという。
  旅館のオーナーがえさをあげていたので見ていたら、本当に猪が出てきた。
  ベルクには気づかれないよに、別のところから遊歩道に入り、灯台付近を散策した。


白山洞門   足摺岬   亀石
白山洞門。   足摺岬。   亀石。


  足摺岬を後にし、黒潮が接岸するという臼碆により、竜串海岸へ向かった。
  竜串海岸は砂岩が波や風の浸食で削られ、おもしろい形をしている。
  遊歩道は結構続いているのだが、途中から岩つたいに行かねばならず、
  ベルクが「もう怖い」と拒否したので、そこでおしまい。
  案外ベルクは慎重で怖がりなのだ。
  ベルクパパはそれでも強行しようとしたのだが、「いやがっているんだから。。。」と引き返した。


穴があいている   変わった形だね
穴があいている。   変わった形だね。


大堂山展望台より
大堂山展望台より。
絶壁は絶景だ。
  それから大堂海岸へ行った。
  大堂海岸は、大月半島の南端にある断崖絶壁の海岸で、
  展望台からは100mの絶壁が見下ろせる、ということだった。
  地図を見ると、大堂海岸展望台と大堂山展望台は別に表示されていて、
  大堂海岸展望台を目指した。
  車道もあるのだが、通行止めになっていて、遊歩道で行こうとしたのだが、
  案内板がないんだなぁ。
  何かある、と思って近づくと「四国のみち」とだけ。
  そんなこと、わかっている!
  しばらく歩いてわからず、車で大堂山展望台から回れそうだ、ということで移動した。
  大堂山展望台を通過し、細い道を通り、大堂展望台への案内板があったので、そこから遊歩道を歩いた。
  整備されていない遊歩道を歩いて歩いて、視界が開け到着したのは、さっき通過した「大堂山展望台」。
  何なの?これ。
  大堂山展望台をうろつくと、目的の100mの絶壁を見ることができる場所を発見。
  結局、大堂山展望台でよかったようなのだが、だとすると幻の「大堂海岸展望台」は何だったのだろう?
  地元はしっかり案内板や方向指示をして欲しいな。


  不満だらけで出発する。
  次は出井甌穴だ。
  ここもあまり知られていないと思われるので、不安に駆られる。
  松田川上流を目指して走っていったが、案の定場所がよくわからない。
  ナビにも表示されない。
  もう行過ぎてしまったかなぁ、とあきらめかけたとき、ベルクパパが「ここだ!」と見つけた。
  よく見えないが、案内板もある。(でも、走りながら読み取るのは不可能に近い)
  出井甌穴は、出井渓谷に見られる自然の彫刻で、
  川床に急流によって生じた大小200個以上の甌穴が、200mにわたって連なっている。
  これは見たこともない奇形で、よかったなぁ。
  本当にたどり着けるか疑問だったが、やってきてよかった。


出井甌穴   奇形だなぁ   自然の力
出井甌穴。
これじゃ見落とすよね。
  奇形だなぁ。   自然の力ってすごいね。


  次に宇和島城へ向かった。
  市営駐車場に車を止め、さて行こうかとしたら、
  「ペットの散歩等は禁止します」という表示で、あんぐり。
  天守閣ならまだしも、広い城内に入ることもいけないのか?
  散歩じゃなければいいのか?
  うちははるばる東京から観光のためにやってきたんですけどね。
  それに「等」というあいまいな表現もいただけない。
  どうしてもペットを排除したいのなら、「ペットの立ち入りは禁止します」ってはっきり書けばいいのに。
  駐車場に戻り、ベルクを車に乗せ、足早に天守閣まで行ってきた。
  これまた不満たらたらで出発した。


散歩じゃ入れないんだって   宇和島城の天守閣
散歩等じゃ入れないんだって。   宇和島城の天守閣。


  それから高知へ車を走らせた。
  次に向かうのは、どらGONさんの奥様が経営されている「Relax」というペットショップ。
  宇和島から遠かったなぁ。
  お店に着いたのは18時前。
  すっかり暗くなってしまった。
  1時間もいることができなかったが、奥様やどらGONさんとお話が出来、楽しかった。
  そして、四国最後の宿、桂浜の「浦戸一」へ向かった。
  事前に遅くなる連絡は入れておいたが、宿に着いたのは19時半。
  でも、宿では笑顔で迎えていただいた。
  ここは夕食は部屋食なのだが、すぐに用意してもらった。
  四国で泊まった最後の宿が、一番よかったなぁ。

  さて、明日はもう東京へ帰らなければならないが、まっすぐ帰るなんてことはしないだろう。(笑)



(2004/12/25)



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