犬橇大会(高峰)

  我が家にとって今シーズン最後の犬橇大会に参加した。
  例年、湯沢の大会を最後にしていたのだが、今年はもうちょっと頑張ってみよう、という気持ちになったのだ。
  今回参加した大会は、バラギ高原、北軽井沢(今年は不参加)、高峰と続いた「浅間チャレンジ」の1つだ。
  朝6時半過ぎに出発し、9時過ぎに到着。
  途中雪が全然なくて心配したけれど、さすがに(?)スキー場(「浅間2000パーク」)、雪はまだまだあった。

  到着してまず受付を済ませたが、エントリーが少ない、ということで、参加賞がいきなり9kgのドッグフード。
  これにはびっくりしたなぁ。何でも、賞品が余っているらしい。(笑)
  我が家がエントリーしたレディスクラスは3組。
  ということは全員が入賞することが既に決定だ。

  そうそう、到着して驚いたのは、実にサモがたくさんいたということ。
  ブリーダの方を中心にして、グループで参加したそうで、エントリーしないサモも含め、たくさんいたのだ。
  犬橇会場にこんなにサモがいるだなんて。。。時代が変わったなぁ。

  最初に初心者のファミリークラスが行われ、サモ達が出場した。
  そして次にレディスクラスだ。
  コースを下見し、唖然。
  林間コースを往復するのだが、行きは下り、帰りは当然上り、カーブもあり、距離も400m以上あるように感じた。
  おまけに、スノーモービルで雪を固めたので、コースとコース外の区別が難しいのだ。
  ネットはUターンの場所にしか張っていないし。(天気もよくてまぶしかったし。。。)
  これじゃベルクはダメだ〜と思った。
  ず〜っと上り続ける道をベルクが走るわけないもの。そういうトレーニングもしていないし。
  帰りは私もずっと橇を押して走るしかないなぁ、と覚悟を決めた。

  いよいよベルクの番だ。
  最初は尻尾まで下げちゃってテンション下がっていたのに、カウントダウンが始まったら橇犬のように吠えだした。
  スタート直前の吠えとスタートダッシュだけはいいんだよねぇ。
  スタートとともに今回もベルクは快調に走り出した。下りなので、私も橇を押す必要がなく、最初から橇に乗ることができた。
  いやぁ、実に気持ちがよかったなぁ。スピードもあり風を切り、これぞ犬橇の醍醐味だと感じた。
  カーブも体重移動をして、なんとかこなし、あっという間にUターンの場所へ。
  それからは予想した通り、地獄が始まった。
  最初はとぼけて橇に乗ってみたけれど、やっぱりベルクは走らない。
  次に片足で地面を蹴ってみたけれど「そんなのでは、ボクはいやだよ」とやっぱり走らない。
  しょうがない、橇を降りて一緒に走り出した。
  雪質はよくて、ズボズボ足が埋まることはなかったけれど、それでも雪の上を走るのは大変。
  次第にベルクに声をかけることもできなくなった。
  ベルクも延々続く(笑)上りに飽きたようで、止まったり、コースから外れたり。
  最後は私がベルクを引っ張ってのゴールだった。
  順位は3組中2位。3組ともタイム差はあまりなく、どの組でも1位にも3位にもなり得たと思う。

  疲れた。今シーズンで一番つらかった。
  たいてい息があがっても直に回復するのに、今回は回復するまで随分時間がかかった。
  それでも、やっぱり楽しいんだなぁ。
  ゴールすると、ベルクはチーズが欲しくて笑顔で寄ってくる。
  「一仕事したんだからさぁ、チーズちょうだいよ」と言ったところなんだろうが、それでも私を捜しているのはわかるし、あの笑顔は最高だね。

サモサモ   テクテクベルク   表彰式   準優勝の賞状
サモサモ。   「疲れたよ〜」とテクテクベルク。   表彰式。左から優勝〜。   準優勝の賞状。


  今回で犬橇は終わりだけれど、振り返ってみて、今シーズンはやっとベルクと一体になって犬橇をできるようになったって感じた。
  (あぁ、今回は除くけれど)
  そして最高のプレゼントはリレーでのサモチームの準優勝という結果だな。
  来年も犬橇を頑張ってみようかね?ベルク。

(2006/03/19)



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