【出発まで】


<まずは日程を決めないと>
<宿泊はどこにしようか>
<ルートの検討>
<フェリーについて>


<まずは日程を決めないと>
北海道は出張やスキーで札幌、函館、旭川、北見、富良野、ニセコ、トマム、ルスツ、大沼七飯、キロロ、札幌国際、
室蘭、登別ぐらい(!)しか行ったことがない。
しかもいずれも冬の北海道だ。
私のモットーは“寒いところは寒い時期に、暑いところは暑い時期に行くのが一番!”である。
ちなみに、私は4年間(!)沖縄(那覇)に単身赴任したことがあるが、沖縄のベストシーズンはずばり7月初旬である。
6月下旬に梅雨が明け、もう完全な夏なのに観光客も台風も未だ来ない。
真っ青な海と空、きれいな珊瑚のビーチを独り占めできるのである。.....(水着のおネエちゃんをあまり見られないのは残念だが)。
逆に冬の沖縄は曇りがちで北風(ミーニシと言う)が吹き、結構肌寒いのである。
さすがに本土から来たら「お〜暖かいねえ」となるがそれでおしまい。沖縄に来てあの素晴らしい海に入らずして他になにがあるのかっ!!。
.......話がそれてしまった。北海道である。
特に冬の北海道は、うまい物は沢山あるしパウダースノーのスキーはできるし最高!だ。
だが、今回はベルク連れの旅行である。スキーは出来ないし自分で−20℃のブリザードの中を運転して遭難したらどうする。
そこで6月にした。
え?お前のモットーはどうしたのかって?心配無用。新しく“だけど無理をしても楽しくないよ”を追加することにする。

TOPへ



<宿泊はどこにしようか>
しっか〜し、北海道は犬連れ可の宿が少ないのでまいったまいった。
どうにかして確保しないとキャンプ生活になってしまう。
北海道の人はワンコ連れでの旅行をしないのだろうか。それとも宿としては道外からのツアー客相手ばかりなのだろうか。
インターネットで探しても情報が少なく、行きたいポイントの近くになかなか見つからなかった。
やっと見つかっても、東京周辺のように、全犬種OKで風呂と厨房以外はフリー、なんてのはほとんど無く、客室に入室可がせいぜい。
それでも、サモエドクラス(中〜大型犬)がOKなら我慢するしかない。

ある観光協会にラビが電話をしたら「ペンションで犬舎ならあります」と言われたらしい。
はあ?何を考えてるんだ?(何も考えてないのだろうが)、犬舎に入れるなら車の中で一晩いたって同じ事だろうが。
それなら人間はいくつもあるホテルや旅館でいいじゃないか。まったく。
(別にペンションがいやだとか言っているのではありません。向こうがそういう答えだったもんで)
ということで、いろいろ探してやっとニセコ、帯広、旭川、知床、稚内で確保した。キャンプはしなくてよさそうだ。

TOPへ



<ルートの検討>
ラビは宿泊の選択と予約しかやらないので、旅行ルートや観光ポイントの選定は私の仕事になる。
特に広い北海道のこと、予め大まかに給油ポイントの見当をつけておかないと、途中でガス欠なんて事になったら大変だ。
山の中でクマに食われたくはない。
早速、ロードマップを入手しルートの選定に取りかかった。
そこで私が手作りした、 超フレキシブル距離測定マシン が活躍する。
これは、どんな縮尺の地図上でも、どんなに曲がりくねったルートでも、一発で距離が判ってしまうというすぐれものである。
しかも安い、持ち運びが簡単で場所を取らない、といい事ずくめである。
まず、ラビが選んだ宿の場所を基に大まかなコース取りをした。
せっかく北海道に車で行くのだから、観光客があまり来ないような所にも行きたいし、でもやっぱり有名どころは押さえておきたいしね。
北海道への入り口/出口はフェリーで函館と決まってしまう(長時間ベルクをシッコ/○ンコ我慢させるわけにもいかないしね)ので、
あとは、 外せないポイントを結んでいき、行程表が完成した。

TOPへ



<フェリーについて>
別に書いたように、北海道への入り口/出口はフェリーで青森−函館にした。
まず、自分の車で行くのでフェリーは決まりなのだが、本州のどこから乗って北海道のどこで降りるか、結構迷った。
調べてみると犬連れの場合、車中で待機、とペットルーム(要するにケージが並んだ部屋。空調は効いているようだ)の2種類があり、
短距離では車中待機、中・長距離ではペットルーム、が多いようだ。
それぞれに短所はある。

・車中待機→航海中は様子を見に行けない(防犯・事故防止の観点から、航海中は乗客はカーデッキには入れない)。
・ペットルーム→ケージは備え付けのもの。航海中、日に数回しか連れ出せない(しかも運動できるほどではないらしい)し、シッコ・ウ○コは外(つまり甲板)でできない。


ドライバーとしては、長めに船に乗って休養をとった方が楽なのだが、ベルクのことを考えると逆になるべく短い時間の方がいいだろう。
さらに、知らない匂いのケージよりも、自分の匂いに囲まれた車の中のほうがベルクも安心するだろう、ということで、
短距離のフェリーで車中待機させることにした。
次の問題はどの航路にするかだ。
一番短いのは青森の大間−函館の1時間40分。次は青森−函館の3時間40分。これ以上は無理だろう。
大間−函館は短すぎて人間がほとんど休めず、また本数も一日3往復で時間を合わせるのが難しい。
青森−函館なら人間も一眠りできるし、本数も10本以上あって、夜中も運行している。
さらに、インターネットの情報によると、船によって同じ値段(等級)でも結構設備に差があるようだ。
青森−函館のある船がいいらしい。
そんなこんなで、結局、行程表のように青森−函館の夜中の便になったのである。
ちなみに人間は特等船室を予約した。
少しでも疲れを取るためにベッドで寝たいからねえ。(許せ、ベルクよ)





(さあ、いよいよ出発だ!乞うご期待!)
前のページへ戻るよ 次のページへ行くよ

TOPへ